先週末に発売されたフルメカニクス版のエアリアルを組み立てました。
FULL MECHANICS 1/100 XVX-016 ガンダムエアリアル
いつも通り無塗装スミ入れ+トップコートによる簡単フィニッシュです。アニメでは既に改修版のエアリアルが活躍していますが(そういえば先週も今週も戦闘シーンがなかったな)、個人的には改修前のエアリアルの方がデザインは好き。それが HG よりも一回り大きい 1/100 スケールで手元に置いておけるのは嬉しい。いずれ MG も出てくるでしょうが、鉄血のバルバトスはフルメカ→MG の間が三年くらい待たされたので。
HG よりも大きく、ディテールも豊かになったフルメカニクス。デカールはテトロンシールタイプのものが付属し、HG の別売デカールよりも細かく表現されています。
HG と比較するとそのままスケールアップしたのではなく、全体的なバランスやプロポーション、細かいところの形状まで随分違っていることが分かります。スケールごとに最適なバランスというのがあるのでしょう。HG ではやや寸詰まりっぽく見えた体型がシュッとして見えるようになっています。
フルメカの外観上の特徴は各所に露出するシェルユニットの構造。HG では胸部のシェルユニットがインモールド成型されていましたが、フルメカでは赤いメッキパーツの上からスモークグレーのクリアパーツを被せることでシェルユニットの奥行きのある感じを表現しています。また光の加減によってシェルユニットの表情が変わって見えるのも良い。
ちなみにこのメッキパーツの上に蛍光クリアーを塗ってブラックライトを当てるとパーメットスコア 6 状態にできるという発明を見かけて、天才か…と思いました。
背面は HG では部分塗装した踵のグレー部分をはじめとして色分けは完璧。スミ入れだけで十分見栄えのする仕上がりになります。
HG ルブリスで話題になったヤンキー座りはフルメカでも健在。
フルメカエアリアル、プラモの構成としては確かに MG から簡略化されている部分があるとはいえ、色分け・プロポーション・ギミックどれをとっても MG 相当と言って良いのでは?というくらいクオリティーが高い。MG を名乗れないのはフレーム+外装という構造になっていないという点くらいではないでしょうか。
ただし個人的に疑問なのがこのギミック。膝を曲げたときに膝の表裏にある黄色いスリット上のパーツが動くようになっています。
このスリット上のパーツ、モビルスーツの機能的にはスラスターまたは冷却フィンに相当するもののはずなので、それが関節の構造として使われているのはちょっとおかしいのでは。
1/100 スケールになるとかなり存在感のあるシールド。HG では一部シールで再現されていた色分けはフルメカでは完璧になっています。
モビルスーツの大きさに対するシールドの寸法比が HG よりも一回り大きいような印象を受けます。
ビットオンフォーム。やっぱりエスカッシャンのサイズがちょっと大きめなのか、素体よりもかなり厳つさが増す感じ。
腰に装着するビット(丸穴が三つ空いたやつ)は上下方向に角度を変えられるようになっていて、アクションポーズに合わせてダイナミックに動かせます。
ただ尻尾のような長いビットの保持力が弱くてポロリしやすいのがこのキット唯一の弱点かな。
HG エアリアルもよくできたキットだったけど、フルメカはさらに完成度が高くて気に入りました。
残り二ヶ月、毎週日曜 17 時はこのプラモをお供にテレビの前で正座待機しようと思います。
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