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F1 マイアミ GP 2023

レッドブルを止める者なし。フェルスタッペン完勝でアロンソが今季4回目の3位。角田裕毅は殊勝の11位|F1マイアミGP決勝

日本時間の早朝 4:30 スタートという辛いマイアミグランプリ、私はがんばってリアタイしました。
結果はレッドブルの開幕 5 連勝で、フェルスタッペン-ペレス-アロンソという表彰台ももう今年のスタンダード。結果だけ見ればいつもと同じでしたが、今回はフェルスタッペンの追い上げもあって見応えのあるレースでした。

■レッドブル
予選 Q3 でのルクレールのクラッシュによる赤旗でフェルスタッペンのタイムアタックが無効となり、ペレスが P1・フェルスタッペンは P9 スタート。サウジやアゼルバイジャンでの展開からするとフェルスタッペンは 2 位までは上がってこれるだろうけどペレスが最後まで守り切るレースになるかな…と予想していたのですが、今回は完全にフェルスタッペンのレースでした。9 番手からあっという間に 2 位に上がり、タイヤ交換後にペレスを難なくオーバーテイク。タイヤ選択の違い(ペレス:M、マックス:H)や一度も SC が入らなかったレース展開がフェルスタッペンに味方したこともありますが、ここまで二人のレースペースやタイヤライフに差が出るとは。5 レース目にして既にレッドブルの両チャンピオンシップ独占は確実な状況ですが、このマックスの強さを見ると夏休み前にはドライバーズチャンピオンも実質的に決まってしまいかねません。それはそれでつまらないなあ…。

■アストンマーチン
アロンソが今回も安定の 3 位表彰台。もう完全に「レッドブルの次に速い」ポジションを確立してしまいました。アゼルバイジャンではチームメイトのストロールに無線でアドバイスを送る場面がありましたが、今回もレース中にサーキット内のビジョンでストロールのオーバーテイクを見て無線でそれを誉める、というたいへん珍しいシーンがありました。ほぼずっと一人旅の 3 位で余裕があったのもあるのでしょうが、レース中のアロンソの視野の広さは本当に恐ろしいレベル。加齢による体力や反射神経の衰えを経験値が完全に上回っているのでしょうね。今年はどんなにつまらないレースでもアロンソと角田を見ていれば退屈しません。

■アルファタウリ
予選ではデフリースが初めて角田を上回って Q1 突破(角田は Q1 敗退)。しかし決勝はデフリースがスタート直後にノリスに追突して下位に沈み、対照的に角田がまたしても安定感ある走りで 11 位フィニッシュ。フリー走行~予選の状況からレースでも苦労するだろうと思っていたら、レースペースは安定的に速くて驚きました。しかも今回はリタイヤもセーフティカーもなしという波乱のないレースだったにもかかわらず、角田は自力でオーバーテイクを繰り返し、しかもアストンマーチンのストロールを抑えての 11 位ですからね。あと数周あれば入賞圏に届いていたかも…とは思うものの、今の AT04 では望みうる最高のレースができたのではないでしょうか。こういうレースを続けていればいつかチャンスは訪れるし、次戦はチームのホームレースでクルマのアップデートも予定されています。次こそ角田に状況が巡ってきてほしい。

そういえば、このマイアミは先月に豪雨による水没被害があって一時はグランプリの開催が危ぶまれたそうですね。それを復旧させた関係者の方々の苦労には頭が下がる想いです。そして次のイモラも先週豪雨の被害に遭ったところと聞いて心配になっています。現地の無事と、レースができる状況であることを祈っています…。

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