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ワルキューレ FINAL LIVE TOUR 2023 “Last Mission” 追加公演 @幕張メッセ

昨日、幕張で開催されたワルキューレのファイナルライブツアー追加公演 Day 5 に参加してきました。クマデジタルさんも一般枠で当選されていたようですが、今回は席も離れていたためそれぞれで参加。

SANKYO presents ワルキューレ FINAL LIVE TOUR 2023 ~Last Mission~

先日の有明初日にも行ったところですが、追加公演の抽選については d アニメストア枠に「どうせ当たらないでしょw」と思いつつ応募したらなんと当選してしまいました。「推しは推せるときに推せ」という格言があるとおり、これが最後になるならば参加しないわけにはいきません。ちなみに有明と合わせて二回行けるならツアーグッズも実質半額じゃん!ということに気づいたので前回からツアー T シャツを購入して参加(笑。
なお金曜日に太平洋側を襲った台風の影響で遠方から来ることができなかった人がいるのか、ちらほら空席が見られました。参加できなかった方々の悔しさは想像に余りありますね…。

幕張メッセは先日の有明アリーナの二倍くらいの広さがあり、しかも会場自体がフラットなのでステージの構造や演出は有明とは変更されるだろうと思っていました。メインステージ+センターステージ+張り巡らされた花道という作りは同じでしたが、後方座席はかなり遠くなるため昨年の Reborn! ライヴ同様のトロッコも併用。とにかく常に移動しながら歌っているような感じでワルキューレの 5 人は大変だったろうと思います。
ちなみに私は B ブロック、センターステージを取り囲む花道のすぐ脇のエリアでした。メンバーが何度も近くを通ってくれ、しかもトロッコからも近かったしメインステージもよく見える場所で大満足でした。ワルキューレのメンバーが花道ですれ違う度に抱き合ったり手を繋いだりするシーンがたくさん見れたのは幸せだったなー。

本日時点で全公演終了しているため、ネタバレを恐れずにセットリストを置いておきます。

  1. オーラ・サーラ ~光る風~ (Heinz)
  2. 一度だけの恋なら
  3. ルンがピカッと光ったら
  4. 破滅の純情
  5. 絶対零度θノヴァティック
  6. -MC-

  7. Hear The Universe
  8. 唇の凍傷
  9. いけないボーダーライン
  10. Walkure Attack!
  11. AXIA ~ダイスキでダイキライ~
  12. GIRAFFE BLUES
  13. Glow in the dark (Yami_Q_ray)
  14. Diva in Abyss (Yami_Q_ray)
  15. 綺麗な花には毒がある (Yami_Q_ray)
  16. ザルド・ヴァーサ! ~決意の風~ (Heinz)
  17. ワルキューレがとまらない
  18. ワルキューレは裏切らない
  19. ワルキューレはあきらめない
  20. 未来はオンナのためにある
  21. -MC-

  22. Absolute 5
  23. ルンに花咲く恋もある
  24. -Encore-

  25. メドレー(涙目爆発音~Love! Thunder Glow~ジリティックBEGINNER~おにゃの子☆girl~Silent Hacker~God Bless You)
  26. 僕らの戦場
  27. -MC-

  28. 不確定性☆COSMIC MOVEMENT

ということで、有明での初日公演と全く同じセトリでした。せっかくだから違う曲も聴いてみたかった気はしますが、同じセトリでも実際はライヴとしては別物ですね。ツアー開始直後のフレッシュ感も良かったけど、幕張では歌う側も見る側も「もうすぐ終わっちゃう」という感情が乗っているからかさらに盛り上がっているように感じました。

冒頭はワルキューレ…ではなく、ハインツの歌唱を担当するメロディー・チューバックからのスタート。中盤のワルキューレの衣装変えのタイミングで再登場して『サルド・ヴァーサ!』も歌ってくれました。劇中では不穏な使い方をされることが多い楽曲でしたが、生歌で聴くと曲と歌唱の良さを改めて感じますね。劇中で聞いていたときよりもさらに美しく伸びやかな歌声で、もっといろんな曲を聴いてみたくなりました。

その後、ワルキューレとしてのオープニング映像とともに改めてライヴ開始。映像内で Δ 小隊(ボーグ含む)が飛び立つときに、彼らのカイロスプラスの後ろにメッサーのジークフリードとキースのドラケン III のシルエットが見えた瞬間に涙腺決壊。それ以外にもモニターに映し出されるものの中にちょこちょこ新規映像が混ざっていて、でもワルキューレを一瞬たりとも見逃したくないし映像も見たいしで忙しかった。
ライヴは基本的に二本の劇場版アニメの内容をダイジェストで振り返るように進んでいきます。中盤の盛り上がりポイントはメッサーの回想で、AXIA~GIRAFFE BLUES という曲順は泣いてまうやろ。隣席のペンラ四本持ちの猛者が AXIA で号泣していて、思わず握手したくなりました。

後半は闇キューレパートから再開。個人的には闇キューレの楽曲だけリピートして聴く日があるくらい好きなので、ライヴでまとめて全曲やってくれて満足です。去年のライヴでひととおりやったから今回は取捨選択あるかと思ってました。センターステージでダンスつきだったのが、トロッコ移動だった前回とはまた違った倒錯的な雰囲気で盛り上がりましたね。

そしてクライマックスはワルキューレが「とまらない」「裏切らない」「あきらめない」のコンボ。本ツアーでの通称「ないないゾーン」と呼ばれ、ワルキューレの中でも特に熱量の高い楽曲でたたみかけてきます。聴いているこちらまで酸欠になりそうなテンションの高さは、劇場版のラストバトルに通じるモノがありました。

私が今回特に目を引かれたのはレイナΔ東山奈央。ステージと花道がよく見える席だったから近くでじっくり見ると、メンバーの中でもダンスのレベルが特に高い。リズム感といい、ダンスの止めや決めがビシッ!ビシッ!という感じでキレが良く、目を奪われます。もちろんこれだけ歌って走ってる中で難しいダンスをこなしている全員がすごいわけですが、全員が高度なことをやっている中で一人一段高いレベルにいる、という意味で Perfume におけるのっちポジに近いモノを感じます。あと MC での話し方も含め、一挙手一投足にプロフェッショナリズムが溢れているというか。私が見る他のアニメにもよく出演している声優さんだから勝手に親近感を抱いていたんですが(笑)、今回のライヴでちょっと見る目が変わりました。

他の 4 人も、美雲ΔJUNNA はとにかく歌でワルキューレを引っ張り続けてきた凄さがある一方で、これまでのライヴではあくまで美雲の歌担当として素の自分をあまり出さなかった印象だったのが、今回は自分自身がライヴを楽しんでいるように感じられたのが『絶対 LIVE!!!!!!』での美雲の立ち位置と重なって見えたのが良かった。彼女の歌声がなければワルキューレはユニットとしてここまで続かなかったのではないでしょうか。
マキナΔ西田望見は髪型やメイクのせいか今回は特に色気がありました。私に刺さったのは MC で、有明初日は昨年生まれたお子さんの、幕張ではファーストマクロスのファンだったというお父さんの話を聞かせてくれました。芸能人って公に家族(特に子ども)の話をすることは少ないものですが、昨年のライヴに出産一週間後に出演した彼女のことを、この MC を聞いたことで尚更応援したくなりました。
カナメΔ安野希世乃、見てるだけでほんわかする(笑)。ちょっと抜けたところもあるカナメ、という感じでご本人とキャラが被って見える。『AXIA』といい『キキワケナイ!』といい、昭和歌謡っぽさがあるカナメの持ち歌ダイスキです。あと見てるとほんわかする(大事なことなので二回)。
フレイアΔ鈴木みのり、まさに「歌は元気!」を体現するフレイアそのものだし、ステージ上で一番動いてるのに一番元気な体力モンスター(笑)。彼女の歌声はリン・ミンメイやランカ・リーと同種の不思議な響き(劇中の表現になぞらえるならば「生体フォールド波が強い」)があって、彼女の歌声がワルキューレをマクロス世界のアイドルユニットたらしめていたと思っています。

まさに一人でも欠けたら意味を失ってしまう Absolute 5(絶対的な五人)、このワルキューレの最後のコンサートツアーを 2 ステージも見られて本当に幸せでした。初日の有明はペンライトの振り方や色変えに気を取られてライヴ自体に集中しきれなかったのが心残りだったので(笑)、今回は前回の経験をふまえ、かつステージが近かったこともあり一曲一曲を瞬間完全ねんちょう(なぜか変換できない)できました。またしても三時間超えのライヴ、自分自身も命を燃やした実感があった。

それにしても 5 歳の頃にリアルタイムで『超時空要塞マクロス』に熱中していた当時は、まさか 40 年後に自分がこんなところまで来ているとは想像だにしなかった。ガンダムシリーズとはまた違ったテンションで追いかけられていることを幸せに思います。ワルキューレのファイナルライヴ全日程終了に伴い新作アニメーション、しかもサンライズ制作との告知が出ていますが、今はそれよりもワルキューレの余韻に浸っていたい。これだけで三ヶ月くらい生きて行けそうですが、その後は巨大なロスに襲われそうで怖くもあります。

とにかくワルキューレの五人とバンドメンバー、およびツアー関係者の皆さんに「ありがとうございました」と「お疲れさまでした」と伝えたいですね。テレビアニメとその開始直後にあったラゾーナ川崎でのライヴから、こんなに長い間推せるグループになるとは思っていませんでした。もうそのパフォーマンスを生で見る機会が(クロスオーバー系のイベントを除き)なさそうなのが寂しいですが、まずは今回のライヴ Blu-ray の発売を楽しみに待っています。

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