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東海道新幹線 N700S 系の S Work 車両に乗ってみた

N700S

出張で名古屋方面に行っていました。

久しぶりの新幹線を使った出張で、これは以前から気になっていたのぞみ N700S 系のリモートワーク対応車両「S Work 車両」を試してみるチャンス!と思い、7 号車を予約。私は鉄道にはあまり興味がないのですが、新幹線は車両によって設備が異なり乗車中の快適さがけっこう違うので、新型車両に当たると嬉しくなります。
東海道新幹線は 2021 年の秋からのぞみ(N700S、N700A とも)の 7 号車を「S Work 車両」として扱っています。EX サービス(ネット予約)専用で、一般車両と値段が変わらないので積極的に利用していきたいところ。

S Work車両|JR東海

N700S

今回私が利用したのは 10 時台に東京を出発するのぞみ 221 号。S Work 車両は 1 席単位での予約しかできないので団体客が入ってくることがなく(座席指定で 1 席ずつ予約すれば取れるけど)、乗車しているのは基本的に単独客。ネット予約専用というハードルもあるのかそれほど混んでおらず、隣の席が空いていることも多いようでした。
この車両の中では Web ミーティングをしても良いことになっていますが、私が乗車したときには声を出している人はいませんでした。単独客ばかりだから雑談をする声もほぼ聞こえず、落ち着いて過ごせます。一人旅ならこれは快適で良いですね。

N700S

コンセントは肘掛けに装備。N700A 系では足許にあることが多いのですが、私が普段持ち歩いている USB AC アダプター用のケーブルはそれほど長くないので肘掛けにコンセントがある方がケーブルが取り回しやすくて助かります。

N700S

N700S 系の S Work 車両ではビジネスサポートツール(膝上クッション、PC 用 AC アダプター(USB-C)、USB 充電器、マウス、衝立)のレンタルサービスも追加料金なしで受けられる模様。まあ私はひととおり持っているので今回は利用しませんでした。

N700S

東海道新幹線では無料 Wi-Fi「Shinkansen Free Wi-Fi」が提供されていますが、N700S 系の S Work 車両ではこの車両専用の Wi-Fi サービス「S Wi-Fi for Biz」が利用可能。Shinkansen Free Wi-Fi の 2 倍の通信容量をもつ無料 Wi-Fi スポットです。Shinkansen Free Wi-Fi は今や繋がりにくいサービスになってしまったので、それとは別系統で専用の Wi-Fi が提供されるのはありがたい。

N700S

というわけで使ってみました…が、せいぜい 500~600kbps しか出ないしレイテンシーも大きい。メールの送受信くらいならできるけど大容量ファイルのやりとりやストリーミング映像の再生は無理だなあ…と思っていたら、

N700S

浜松を過ぎたあたりで急に回線がスカスカになって、2.8Mbps くらい出たんですけど!
ふと周りを見渡すとさっきまで PC で仕事をしていた人が今は PC を閉じて寝ている、というのが散見されたので、もしかすると東京駅からしばらくはみんな使ってたのが、1 時間も仕事したら「移動中も仕事してるアピール」は済んだ…という感じなんでしょうか(笑。

N700S

なお一部車両では喫煙室を潰してビジネスブースとして提供しているようです。完全個室ではないけど同時入室人数が限られるから Web ミーティングはこの部屋でやってください、という感じかと思われます。
ただ今回乗った車両ではまだ改修が終わっておらず、ビジネスブースは開設されていませんでした。残念。

N700A

ちなみに帰り道でものぞみの S Work 車両を予約してみたのですが、今度は N700A 系だったので提供されるサービスが異なりました。単独客前提で Web ミーティング可能というルールは N700S 系と同様ながら、以下の差分があります。

  • ビジネスブースの設置なし
  • ビジネスサポートツールのレンタルなし
  • S Wi-Fi for Biz の提供なし(Shinkansen Free Wi-Fi は利用可能)

まあなくてもなんとかなりますが、Shinkansen Free Wi-Fi は利用者が多いためスピードが出ない以前にアクセスポイントに繋がりにくい。これだけのためにできるだけ N700S 系に乗ろうと思うくらい快適度が違います。

いずれにせよ Wi-Fi の有無に関わらず、静かで落ち着いて過ごせ、仕事等も気兼ねなくできるという点で今後は積極的に S Work 車両に乗っていこうと思いました。座席を向かい合わせにして酒盛りしてる団体客に当たるリスクがない、というだけでもこの車両を選ぶ意味があると思います。

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