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横浜 崎陽軒 中華食堂

横浜に行く用事があったので、お昼はこちらのお店で食べてきました。

崎陽軒 中華食堂

シウマイで有名な崎陽軒(きようけん)が運営する中華食堂です。崎陽軒のシウマイ弁当は東海道新幹線で西に出張や旅行に行くときの定番駅弁。迷ったらこれ的な安定感があります。その崎陽軒がやっているレストランがいくつかあることは知っていたのですが、横浜で中華というと特別感を求めて中華街とかに行きがち。でも崎陽軒のレストランで一度は食べてみたいと思って足を運びました。

崎陽軒中華食堂は横浜駅の地下街「ポルタ」内で営業しています。駅直結の地下街の飲食店エリアということで他のお店も含めて行列ができているところが多いのですが、この店もお昼前から行列。さすがは横浜のシンボルです。客層は年齢層やや高めな印象。

ショーウィンドウに並ぶ食品サンプルの出来が良くてどれもおいしそうに見えます。崎陽軒に来たからにはシウマイは外せないとして、メインを何にするか。といってシウマイも普通の肉シウマイの他に海老シウマイとカニシウマイがあるし、ちょっと心揺れる。行列が進むのを待ちながら悩みます。

ランチメニューにはおあつらえ向きにシウマイ定食。メインが麻婆豆腐、海老チリ、回鍋肉、酢豚という王道の四択。
私は初めて来た中華料理店では好物の麻婆豆腐 and/or 回鍋肉でその店の味を測りがちだけど、今回はどうするか…。

ということで選んだのはサンマーメンでした(笑。
サンマーメン、横浜名物なのは知っていたけど実は食べたことがなかったんですよね。そこにさっきの食品サンプルで「横浜に来たらこれ!」と激推しされたら初サンマーメンを決めるしかない。

中華料理のようで生粋の中華料理ではない横浜発祥のサンマーメン、どういうものかと思って調べたら「かながわサンマー麺の会」という団体の Web サイトを発見。ここに成り立ちが解説されていました。

サンマー麺ってどんなラーメン?由来話☆
かながわサンマー麺の会では、 ボリュームたっぷりで栄養満点のおいしいサンマーメンを提供するお店を紹介します!

見た目からしてまかない料理起源っぽいと思っていたらやっぱりそうでしたか。ラーメンの上に野菜中心のあんかけが乗っているという点では五目ラーメンと似ているけど、サンマーメンの野菜はもやし中心でその他の具材も細切りというのが五目ラーメンとの違いらしい。

中華そばの王道を行くようなこの麺。期待を裏切らない。
スープや具材の味付けも、崎陽軒のシウマイ弁当のような「日本のザ・中華料理」という感じでど真ん中に直球をバシーンと投げ込んでくる感じ。この安定感、安心感。最近流行りのディープなガチ中華も大好きだけど、日本人として日常的に食べ続けられるのは結局こういう味なんだよなあ…としみじみ感じます。

それにしても、とろみのあるあんがアツアツのままなかなか冷めない。あんかけ系ラーメンを食べるときの常として、今回もしっかり舌を火傷しました(;´Д`)。

サイドメニューのミニチャーハン。パラパラ系としっとり系のちょうど中間、味付けもあっさり目で麺類のお供にちょうど良い。

んで、シウマイの出番なわけです。どのシウマイにするか散々迷った挙げ句、どうせなら全部食べたい!と思って一人でシウマイ盛り合わせ(←
シウマイ弁当にも入ってくる「昔ながらのシウマイ」に単品販売用の「特製シウマイ」、それと「海老シウマイ」「カニシウマイ」の全部盛り欲張りセットです。

特製シウマイは昔ながらのシウマイをそのままスケールアップしたように見えるけど、特製には貝柱が多めに入っていてうま味が強め。かつ挽肉の弾力感もあって食べ応えがあります。海老シウマイのプリプリとカニシウマイの味と香りもそれぞれ捨てがたい。どれも違った良さがあり、それを全て味わえるこの盛り合わせ、頼んで良かった。

崎陽軒のシウマイって普段は売店で買ってそのまま食べるか持ち帰って温めるかの二択だけど、お店でちゃんと蒸したのを食べるといつもとは少し違ったおいしさとありがたみを感じます。ジェットシウマイ弁当がなくなってしまった今、自宅以外で崎陽軒の温かいシウマイを合法的に食べる手段は直営レストランしかないはず。

初めての崎陽軒レストラン、期待に違わぬ安定の味でした。
ちなみに中華食堂の隣は崎陽軒の本店。この中にはもっと高級な中華…いや「中国料理」のレストランや宴会場、あとなぜかイタリアンやビアレストランもあるようです。普段の食事に入るには敷居が高いですが、何かの機会にこちらでも食べてみたいものです。

ごちそうさまでした。

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