Anker、4000円を切る4K/60Hz対応の4入力1出力HDMI切替器 – AV Watch
Anker から安価な(ダジャレかよ)HDMI セレクターが発売されました。
4K60p 対応の 4 ポートセレクター。Amazon で探せば同様のスペックで同じかもっと安い値段のセレクターもありますが、サポートの怪しい中華メーカーではなく Anker から出ているというのがポイント。Anker も中国資本だけど有象無象よりはちゃんとしてるはず。
我が家のリビング TV に繋がっている HDMI セレクターは 15 年以上使っているソニー SB-HD41R で 4K に対応していません。そろそろ 4K テレビへの買い換えを視野に入れるにあたりセレクターも買い換えなくてはと思っていたところだったので、これ幸いとさっそく買ってみました。
Anker / HDMI Switch (4-in-1 Out, 4K HDMI)
見た目は至極シンプルな HDMI セレクターです。樹脂製の筐体にガンメタル塗装、高級感はないけど値段的にはこんなものでしょう。
サイズは想像していたよりも遙かにコンパクトで、今まで使っていたものと比べると幅・奥行き・高さいずれも半分くらいしかありません。
正面にアクティブなポートを示す LED インジケーターとリモコン用の赤外線受光部がついています。天面についている丸いポッチは入力切換ボタンで、押下するごとにポート 1→2→3→4→1→…と順送りで切り換わっていきます。
入出力計 5 つの HDMI ポートは全て背面に。1 つくらい正面にあっても良かったような気もするけどこのあたりは好みですかね。
側面についている USB-C は給電用。
筐体がコンパクトだから隣り合う HDMI ポートは最低限の距離しか取られていません。
Fire TV Stick 4K を直挿ししたところ隣のポートに HDMI ケーブルが挿さらなくなりました。まあ Fire TV Stick にはこういうとき用に HDMI 延長ケーブルがついているからそれを使って回避します。
正面の LED は青く発光します。
今まで使っていたセレクターも青色 LED だったのですが、15 年も使うと LED が劣化して虚弱な発光しかしなくなっていました。これも長年使ったらそうなるのかなあ。
付属品はリモコンと給電用の USB Type A-C ケーブルのみ。AC アダプターは付属しませんがテレビ周りなら大抵なんらかの給電手段があるでしょう。
リモコンは 4 つのポートを順送り/戻しで切り換えるボタンと番号をダイレクトに指定するボタンがついていて便利なのですが、このリモコンをわざわざ単独で使う気はしませんね。私は Sideclick の学習リモコン機能に順送り/戻しだけ学習させたらこのリモコンはしまっておきます。
あと、4 ポートセレクターと同時に 2 ポートセレクターも発売されたので一緒に買ってみました。
Anker / HDMI Switch (2-in-1 Out, 4K HDMI)
こちらは 2in-1out としても 1in-2out としても使える双方向タイプ。
何故これを買ったかといえば、先ほどの 4 ポートセレクターと組み合わせることで実質的に 4in-2out の HDMI セレクターとして使えるから。テレビとプロジェクターを使い分けるのに必要なんです。単体の 4in-2out セレクターって選択肢が少ないし高価いので、この二つを組み合わせて安く上げようという魂胆。まあこの 2 ポートセレクターはリモコン非対応だから単体の 4-2 セレクターには使い勝手で劣りますが、プロジェクターは毎日使うものでもないから許容範囲です。
同時発売なだけあってファミリー感のあるデザインですが、寸法が揃っているわけではないからスタックさせてもキッチリとは重なりません。
それ以前にどちらのセレクターもかなり軽いため、太さのある HDMI ケーブルを繋ぐとケーブルの重さや硬さに引っ張られていきそうになります。
というわけで従来のセレクターと入れ替えで AV ラックに収まりました。
単純な HDMI セレクターだから特に何の違和感もなく使えている…と言いたいところなのですが、映像や音声は問題なく出ているけど今まで使えていた HDMI コントロール(CEC)が効かなくなってしまいました。
カタログスペックには CEC 対応と書かれているのですが、カタログが間違っているのか製品側の不具合なのか。我が家では基本的にテレビの内蔵チューナーを使わずにレコーダー側を使っていてレコーダーのリモコンで操作しているため、「レコーダーの電源を入れたら連動してテレビがオン」「テレビの電源を切ったら連動してレコーダーがオフ」ができないのが至極不便。
とりあえず Anker に問い合わせてみようと思いますが、これが仕様と言われてしまったらどうしようかなあ…。
(2024/2/5 追記)
サポートに問い合わせた顛末を以下のエントリーに記載しました。
コメント