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F1 日本 GP 2024

史上初の春開催となった F1 日本グランプリの決勝レースが今日開催されました。私は今回は現地観戦は叶わなかったのですが、少しでも雰囲気を味わいたいと思い前戦オーストラリア GP に引き続き青山のホンダウエルカムプラザで開かれたパブリックビューイングに参加してきました。
比較的余裕のあった前回とは違い、今回は自国開催ということもあってかパブリックビューイングは大盛況。私は残念ながら先着順の一階席には間に合わず、またしても二階席での観戦となりました(↑写真は一階席のスクリーンです)。

F1日本GP決勝、レッドブル・ホンダRBPTが1-2フィニッシュ 角田は10位でポイント獲得
「2024 FIA F1世界選手権シリーズ MSC CRUISES 日本グランプリレース」が4月5日~7日の3日間にわたって鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催された。4月7日午後に決勝レースが行なわれた。

レースはオープニングラップでのリカルドのクラッシュこそあったものの、ホンダ RBPT 勢としては 1-2-10 フィニッシュという現時点で望みうる最高の結果に。またレースも優勝争いと最下位争い以外は接近戦でオーバーテイクが多数見られる好レースでした。

■レッドブル

レッドブルはヴェッテル時代から鈴鹿に滅法強かったですが、その相性の良さを遺憾なく発揮した盤石の 1-2 フィニッシュでした。もうフリー走行時点から余裕があるのが見えていたし、予選でもフェルスタッペンだけでなくペレスも速かったからこれはアクシデントさえなければ 1-2 だろうなと思っていたら案の定。途中ピットタイミングの違いで他チームに先攻されることがあっても二人とも自力でオーバーテイクしていくことができるくらいに余裕だったと言えます。
総合力が求められる鈴鹿で速いマシンは他のサーキットでも速いと言われるとおり、今後もおそらく勝利を積み重ねていくのでしょう。残念ながらシーズン全勝は既に消えていますが、あとは連勝記録とシーズン最多勝利/勝率記録を更新できるかが焦点になると思います。

■RB

角田母国初入賞おめでとう!!!!!

角田にとっては素晴らしいレースでした。予選ではトップ 5 と比べて明らかに戦闘力の劣るマシンで Q3 進出して P10 獲得。決勝はスタートに失敗して一時 P12 まで落としたものの、赤旗後のリスタートにソフトタイヤを選んだ戦略が奏功し一時 P9 に。その後はラッセルに抜き返されたりボッタスにアンダーカットを決められたりしてポジションを落とすも、5 台同時ピットインになったタイヤ交換作業で 3 台をごぼう抜き。今までのアルファタウリ/RB ならアンダーカットされた後はピットのたびにズルズルと順位を落とすのが当たり前だったので、あの神ピットには痺れました。以降はハードタイヤで 30 周というロングスティントを敢行しながら P10 を堅守。ソフトタイヤで追い上げてくるストロールとのギャップをコントロールしつつもタイヤを温存し、最終盤にはタイヤがタレてきたストロールを逆にベストラップを刻みながら引き離す芸当まで見せてくれました。
オーストラリアでは上位陣にトラブルやペナルティーがあった結果の 7 位入賞でしたが、今回はトップ 5 チームに何のトラブルもない中でアストンマーティンの 1 台を抑えての P10。これは中団チームにとっては優勝に等しいリザルトです。今回は角田の走りも素晴らしかったけどチームの戦略やピット作業もベストでした。開幕直後はチーム名は変わったけど体質は変わっていないなあという印象だったのが、オーストラリアあたりからチームの雰囲気が変わってきたように思います。ローレン・メキースやアラン・パーメインといった新首脳陣の影響力がようやく発揮されてきたということでしょうか。
とにかく、角田的には今後も「入賞できようとできなかろうと常に 10 位前後を走り、ストロールを倒すことを目標にする」をやり続けることだと思います。そうすれば年に二、三回は前回のような 7~8 位が転がり込んでくるだろうしコンストラクターズ 6 位は堅い。そして何よりレッドブル、あるいは他のトップチームからの角田への評価を高めることに繋がるはず。

一方の僚友リカルドは…予選こそ P11 と良い感じだったものの、決勝はスタートでポジションを落として焦ったのか、周りが見えてませんでしたね。シート喪失も囁かれる中での 0 周リタイヤは厳しい。次の中国 GP の結果次第でローソンにシートを奪われるという噂もありますが、どうなるでしょうか。
また FP1 に出走した岩佐歩夢も、彼らしい堅実な良い仕事をしたと思います。これがどれくらい将来の F1 に直結するかは分かりませんが、個人的には来季レッドブル角田・RB 岩佐のラインアップが是非見たい。

第四期参戦以降のホンダ F1 としては日本グランプリで過去最高のレースだったのではないでしょうか。今年こそ現地観戦したら盛り上がっていただろうなあ…。来年はレッドブル・ホンダ(RBPT)としての最後の日本グランプリになるので、万難を排して現地観戦するつもりです。

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