全日本モトクロス観戦のついでに『孤独のグルメ』に登場したとんかつを食べてきました。
孤独のグルメ Season7 の第 1 話に登場したキセキ食堂。モトクロス会場である川越からは上尾本店の方が近いのですが現在は土日休業のようで。代わりにちょうどこの週末から岩槻店で土日営業が開始されたということで、初めて岩槻店に行ってみました。キセキ食堂は『孤独のグルメ』出演後に経営を拡大し、今では上尾・岩槻・久喜に店舗を展開しています。予約はホットペッパー経由で取れるようになっており、店舗数が増えたこともあって以前よりは食べるためのハードルが下がりましたかね。
「キセキ」の文字の後ろにうっすら別の店舗名が(笑)。元は寿司屋の店舗だったようですね。言われてみれば確かにそんな店構え。
なお岩槻店の駐車場は店舗の斜向かい(道路の反対側)の高台にあります。最初気づかずに素通りしてしまいました。
狭苦しかった上尾本店に比べて岩槻店はゆったり。席数も多くて寛げます。ここはドラマには登場してないけど店内にはずっと『孤独のグルメ』のサントラがかかっていて、井之頭五郎気分が味わえます。
座席数や土日営業のことを考えても今は本店よりも岩槻の方が主力店舗という位置づけなのかもしれません。
私はカウンターに着席。元寿司店と思って見るとこのカウンターの造作にも納得です。
岩槻店の方も人気なようで、少なくとも開店直後は予約と開店待ちのお客さんで満席になっていました。
メニュー。本店もさほど品数の多いお店ではなかったので、岩槻店も同様にとんかつの肉の種類や組み合わせを選べる程度です。でも「お刺身上ロース」の小鉢というのがどんなのかめっちゃ気になる。
なおゴローが劇中で食べていた肩ロースステーキは現在は本店も含め提供していないようですが、カットステーキとセットになった合盛り定食を頼めば寄せることはできそう。
注文を済ませるとまずは単品でキャベツが運ばれてきます。とんかつって提供までに時間がかかるから、その間の手持ち無沙汰をキャベツで紛らわせるのはありがたい。
カウンターに用意されているごまドレッシングをかけて食べるのが鉄板だけど、とんかつ用のオニオンソースやおろしソースで味変するのもアリ。ちなみにキャベツとご飯・味噌汁はおかわり自由です。
そして私が注文した特上かつ御膳+熟成カレー小鉢がご登場!
以前は「キセキ定食」という名前でしたが現在は特上かつ御膳がそれに相当します。
本店で初めて食べてから 6 年、また食べたいと思いつつ上尾が遠くてなかなか叶わなかったので、ここで再会できたことに感動。
お刺身上ロース。御膳には標準で小鉢がついてくるようです(カレー小鉢に変更可)。
豚ロースの刺身ってどういうことだ?と思ったら、さすがに生肉ではなく低温熟成した豚肉を揚げずに薄切りにしたものなんですね。
食感は豚しゃぶっぽくありつつも、豚しゃぶよりも圧倒的なしっとり感。それでいて旨味が強いのはさすが低温熟成。とんかつとはまた違った地平を見た気分だ。
特上かつ御膳の熟成カタロースかつ 200g。本店で初めて食べたときの圧倒的な分厚さのインパクトに比べると薄くなったように見えますが、その分横幅が長くなって肉の総量としては変わっていないはず。
低温熟成で赤みを残した珍しいとんかつ。カタロースって普通のロース肉よりも旨味が強めですが、熟成することでさらに旨味が増して感じられる。そして薄めの衣でカラッと揚げられてるのも重たくなくていいんだよなあ。同じ胃にズシンと来るなら揚げ油じゃなくて肉に来てほしいじゃないですか。
熟成カレー小鉢。カタロースをじっくり煮込んだカレーで、コク深くておいしいやつ。小鉢の中にロースの切れ端がゴロゴロしてるのも嬉しい。
これ小鉢じゃなくてカツカレーとしてガッツリ食べてみたいくらいレベルの高いカレーですね。どうやら開店当初はカツカレーとしての提供もあったようなのですが、今は小鉢のみのようですね。次回来ることがあれば小鉢二杯分サイズを注文してカツカレーを自作して食べてみたいところ。
レジ横には松重さんのサイン(筆跡が微妙に異なるから本店に飾られてるのとは別物。ロケが行われた店では松重さんはサインを二枚置いていくのが通例のようです)が飾られていました。孤独のグルメに「まいうー」の石ちゃん、さらに食べログ百名店とはこの店ステータスが高すぎる…。
久々のキセキ食堂、おいしかったです。またこのとんかつが食べられて良かった。
ごちそうさまでした。
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