発売から一ヶ月あまりが経過してそろそろクリアした人も増えてきたであろう HD-2D 版ドラクエ III ですが、私はようやくバラモスを倒してアレフガルドに到達したところです。
不死鳥ラーミアに乗って辿り着いたバラモス城。HD-2D 化されたことでファミコン版以上に禍々しさが増しています。あと FC 版よりも全体的にマップが広く感じる。
ここまで来るのにある程度レベルが上がっているから雑魚モンスターにはさほど苦戦しない…と思ったら、シルエトが唱えてくるザラキの成功率が高くて大苦戦!2~3 回全滅しかけて撤退する憂き目に遭いました。ただ、バラモスの部屋の手前に旅の扉が設置されている新設設計で、一旦そこまで行けば撤退しても入口からすぐにバラモスの元までワープできるという。ちょっと至れり尽くせりすぎませんかね(笑。
地上の平和を脅かす魔王バラモス。世界各地に中ボスが増えたことで、ファミコン版よりも具体的に世界征服を企てている印象が強まりました。
キャラクターボイスは土師孝也。アニメ『ダイの大冒険』で大魔王バーン(老年時)の声を当てていたイメージからすると土師孝也にしては小物すぎない?と思っていたのですが、印象的な「そなたらのハラワタを喰らい尽くしてくれるわっ!」の凄味はさすが土師孝也。バラモスの恐ろしさを改めて味わいました。
ちなみに私がリアルタイムでファミコン版をプレイしていた当時、Lv27 でバラモスに辿り着いて賢者と僧侶がバシルーラで飛ばされ、勇者死亡、戦士の残り HP1 という絶望的な状況の最後の一撃で倒せたという感動的な思い出があります。ただ、その直後に遊びに来た悪ガキがふざけた拍子にファミコンを蹴飛ばし「おきのどくですが ぼうけんのしょ 1 は きえてしまいました」となった悲しい記憶とセット(泣)。
さておき、バラモス打倒後にアリアハンに戻り、王様に報告して大団円…かと思ったら新の黒幕・大魔王ゾーマが現れるわけです。
ゾーマの声、誰かと思ったらまさかの大塚明夫!存在感のある芝居、この声なら納得です。どんな声か楽しみだったから CV が誰かあえて調べずにこの時を待っていました(笑
ゾーマ登場の絶望に打ちひしがれた翌朝、自宅から再び大魔王討伐の旅へと出発します。
16 歳の誕生日、最初の旅立ちの朝と同じように、でも少し意味合いの違う見送りをしてくれるお母さんの芝居が泣かせる。ファミコン版よりも微妙に演出増やされてますよね。やさしいけど少し寂しそうなお母さんの声も沁みます。
竜の女王の城にて「ひかりのたま」を手に入れた後はギアガの大穴に飛び込み、下の世界へ。
とある港に落着し、そこで船を預かり受けるところまではファミコン版同様なのですが、町や城の在処が記された世界地図を渡され次はどこに行ったら良いかなどまたしても手取り足取り教えてくれます(笑。ファミコン版ではドラクエ I をプレイした記憶を頼りに冒険するところだけど、今回の HD-2D 版は III→I・II という発売順だから初見プレーヤー向けの配慮が手厚い。
というわけで私は素直にラダトームは目指さず、とりあえず船に乗ってあちこち動き回ってみました(笑。
船を下りた瞬間にかかるフィールド曲が『アレフガルドにて』(I の『広野を行く』のアレンジバージョン)なのが、分かっていてもウルッと来る。ファミコン版で最初にこの曲がかかったときには本当に鳥肌が立ったものでした。
ラダトームに寄らずにドムドーラ、メルキド、リムルダールと先に巡っていく天邪鬼。
ドムドーラは I では竜王軍に滅ぼされた後の姿になっているわけで、健在だった頃の姿はこんな感じだったのか…というのが HD-2D 化されることで改めて分かります。
町や村の BGM も上の世界とは違って I のものになっているのが良いんですよね…。
そしてようやくラダトームに到達。
王城はともかく、城下町はもっと素朴なイメージを持っていたから HD-2D 化された町がかなり立派だったことに驚きました。でも言われてみればこの世界唯一の城下町なんだから、これくらい栄えていても不思議はありません。
↑大好きなこの台詞。初代ドラクエの発売から四十年近く経った今でも、現実世界で虹を見るたびにこれを思い出すのです。それくらいドラクエ I~III の世界観は自分の心に刻み込まれています。
ラダトーム城でも、その他のアレフガルドの各地でもオルテガに関する噂話を耳にします。ファミコン版ではもっと断片的だったのに HD-2D 版ではちょっと盛られすぎでは?という気もする。脳内で勝手に補完するからこそ良かった、的なのってあるじゃないですか。
ともかく、あとはアレフガルドの各地を駆け巡ってアイテムを集め、虹の橋を架けてゾーマを倒すのみとなりました。年内にはクリアできるかな。
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