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スター・ウォーズ:スケルトン・クルー [Disney+]

先日全話の配信が完了した『スター・ウォーズ』ドラマシリーズの新作をまとめ見しました。

スター・ウォーズ:スケルトン・クルー [Disney+]

スター・ウォーズ:スケルトン・クルー

本編に登場した誰かのサイドストーリーが主だった SW のドラマシリーズにおいては珍しく、本編に出てきたネームドキャラクターが一切登場しない本作。そういう意味ではチャレンジングな企画です。

主人公は惑星アト・アティンに住む四人の少年少女。平凡な毎日を過ごす中、ひょんなことから見つけた遺跡を探検してみたらそれは実は宇宙船で、意図せず起動させてしまった結果子どもたちだけで宇宙に出てしまい…というところから始まる冒険譚。どことなく『グーニーズ』のような手触りのドラマです。

乗り込んでしまったのはどうやら海賊船らしい。そして艦が辿り着いたのは宇宙海賊が跋扈する惑星。子どもたちが海賊に囚われた牢屋で出会ったのは、まるでジェダイのようにフォースを扱う謎の男・ジョッド(ジュード・ロウ)。さらに、他の星の人々にとってアト・アティンはお伽噺に出てくるだけの実在しない惑星と思われているらしい。四人はジョッドの助けを得ながら故郷に帰る道を探すが、行く先々で様々な困難に見舞われ…という話。

結論から言うと…個人的にはあまり刺さりませんでした。お馴染みのキャラクターが出てこなくても『スター・ウォーズ』として面白い作品が作れることを証明してほしかったけど、物語があまり振り切れてなかったなあ。
「使命や目的があっての旅」ではないことと、主人公の四人が子どもだから誰かが死ぬような展開にはならないはず…という読みもあって緊迫感がありませんでした。子どもたちが互いの長所短所を補って助け合うくだりとか、大人たちのピンチを子どもたちの勇気で救う展開とかはジュブナイルものの王道という感じで悪くはなかったのですが、大人の視点で見るとちょっと物足りない。映像やメカはカッコイイしライトセーバーも一応出てくるのは良いのですが。
唯一奥行きが感じられたのはジョッド・ナ・ナウッドというキャラクターで、彼をもっと掘り下げればいろいろ展開できただろうけど四人の少年少女に焦点を当てている以上はそれをやってる尺はなかったのでしょう。ジョッドのその後を明確に描かないラストになっていたから Season 2 があるとしたらそっち方面を描くのか、あるいは同じ時間軸の『マンダロリアン』や『アソーカ』の続編に登場するのかもしれません。

ということで私としては物足りなかったのですが、Disney+ の課金という意味ではついでのつもりだった『SHOGUN 将軍』が面白かったから元は取ったかな、と思っています(笑。

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