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HD-2D版ドラクエII:竜王と勇者の血脈

HD-2D版ドラクエIIのその後。ルプガナで船を入手して一気に行動範囲が広がりました。

ドラゴンクエストI&II

ドラゴンクエストII

アレフガルドに渡ったらまずはラダトーム王に会い、そこから竜王の城を目指します。FC版では容量の関係でアレフガルドにはラダトーム以外の町がそんざいしませんでしたが、本作ではメルキドやリムルダールといったIの町や村にも立ち寄ります。
FC版では最初から架かっていた橋は本作ではなくなっており、ラダトーム王から受け取った「虹のしずく」で改めて虹の橋を架けて島へと渡ることになります。雨雲の杖と太陽の石から集めさせられなくて少しホッとしました。

ドラゴンクエストII

竜王の城の最深部には城の主である竜王…のひ孫が。オリジナルの竜王と同じく大塚芳忠ボイス、だけど少しコミカルな感じになった竜王のひ孫はなんだか愛嬌がある。
竜王のひ孫は必ずしも人間の味方というわけではないけれどハーゴンに与するつもりはなく、観察者としてこの世界を見守っているらしい。

ドラゴンクエストII

そして竜王のひ孫はロトの子孫たちに錆びた「ロトの剣」を与えます。FC版では何故か竜王の城の宝箱に入っていたロトの剣。Iで竜王を倒したはずの勇者が何故この城に剣を残していったのか?謎だったのですが、HD-2D版では「Iの勇者が竜王を倒した際にロトの剣を竜王に突き立てたまま残していった」という演出が追加されており、そのひ孫がロトの子孫に剣を返す、という流れに変更されたわけです。こういう後付けの辻褄合わせだけど前後関係がスッキリ繋がる改変、好き(笑

ドラゴンクエストII

アレフガルド探索の後はベラヌールへ。ここでは町を襲ってきたモンスターと唐突に戦闘が始まります。しかもその戦闘後にサマル王子がモンスターの呪いを受けてしまい生死の境を彷徨う羽目に!
これ、SFC版で追加された「サマル王子がハーゴンの呪いを受けて一時パーティ離脱」イベントのリメイクですね。ハーゴンの呪いってこんなに遠隔で効くものなの?というツッコミがあったのが、中ボスクラスのモンスターの呪いを直接受ける形に変更された形。この展開はちょっと予想していなかったから困りました…。

ちなみにサマル王子が離脱している期間はフィールド曲が『果てしなき世界(3人パーティの曲)』から『遥かなる旅路(1~2人パーティの曲)』に戻る演出も加えられていて芸が細かい。

ドラゴンクエストII

とりあえずサマルトリアに状況を報告しに行き、「世界樹の葉」があればサマル王子を救えるかもしれない…という情報を得て世界樹へ。FC版ではマップ上の1マスが世界樹で、そこで「しらべる」ことにより世界樹の葉が手に入ったのが本作ではダンジョンになっていました。

で、ここでサマルトリアの王女が再びNPCとして一時加入します。ベラヌールから世界樹までの二人旅、ユーティリティプレイヤーだったサマル王子が一人抜けるだけで戦闘が苦しくなるなあ…と思っていた矢先の加入で大変心強い。

ドラゴンクエストII

世界樹の葉を手に入れてベラヌールに戻り、サマル王子に与えると復活して無事パーティ復帰!
んで、それと同時にサマル王女までもが正式にパーティ加入。おお、いずれプレイヤーキャラとして参加するだろうとは思っていたけどこのタイミングでしたか。

サマル王女は兄と同様に剣も魔法もこなす魔法戦士タイプ。でも直接的な攻撃・回復よりも支援型のようです。サマル王子がFC版とは違い本作では器用万能な勇者タイプになった分、サマル王女のほうがオリジナルのサマル王子的な支援型器用貧乏タイプに割り当てられている感覚。でもバフ・デバフをサマル王女に任せて他の三人は攻撃や回復に専念できるようになり、戦闘パターンの幅が広がります。

ドラゴンクエストII

この状態でサマルトリアに戻ると、王から「王女の旅立ちは認めん!」と大げんかに。

私は立場的にサマルトリア王の気持ちの方が解るからなんだかとても複雑な心境。

ドラゴンクエストII

その後アレフガルドに戻り、モンスターの襲撃を受けているという雨のほこらを攻略します。
おそらくゲームの順路的にはサマル王女加入よりも前にここに来ることが推奨されている感じでしたが、サマル王女を連れてくるとそれ用のセリフや演出が追加されていることに気がつきました。シナリオの作り込みが素晴らしい。

ドラゴンクエストII

雨のほこら(旧ルビスの塔)の最上階でボスモンスターを撃破して妖精を救出。
ロトの勇者の子孫としてIに登場した妖精たちに再会するのはとても感慨深い。そして、ここから五つの紋章探しの旅が始まります。

ドラゴンクエストII

一方その頃…的な流れで竜王の城を襲っていたモンスターがベリアルに叱責されるシーンが追加されていました。
アトラス、バズズ、ベリアル。オリジナルのドラクエIIではハーゴンの城の各フロアを守っていたボスモンスターで、当時はなんかポッと出感があったのが本作ではちゃんと「ハーゴン配下の幹部」として扱われているんですね。もしかしてここから少しずつこれら三幹部との因縁ができていってラストダンジョンで遂に邂逅…ということになるのでしょうか。だんだん気分が盛り上がってきました。

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