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千葉県山武群九十九里のカウボーイステーキ

「…なんで店が一軒もないんだ」

九十九里

昨年の大晦日、新年の準備をしながらテレ東で『孤独のグルメ』の一挙放送をつい見てしまいました。その中で2017年のお正月スペシャルを久しぶりに見たとき、そういえば冒頭の夢に出てきた場所を特定していたのにまだ行っていなかったことを思い出し、このたび9年越しの聖地巡礼に行ってきました。

夢の中に登場した荒野。そのロケ地は千葉の九十九里浜です。総武本線で成東まで行ってそこからさらにバスで30分。自宅からだと3時間を超える小旅行の末、人生初の九十九里浜にたどり着きました。
関東随一の海水浴場だけあってとにかく広い。しかし、海沿いにはサーフハウスや貸別荘的なのはたくさん並んでいるけど、商店や飲食店が全然見当たりません。

そんな海沿いの幹線道路脇に唐突に現れるのがこのお店。

レストラン ザ・マベリック

ザ・マベリック

あった。しかも、ステーキだよ。

佇まいは完全に西部劇に出てくるそれ。ただ、劇中では本当に荒野の真ん中にポツンとある店という印象でしたが、それは構図や前後カットの繋ぎでそういうイメージにしているだけで実際には砂漠の真ん中にあるわけではありません。でもいいなあ、こういう雰囲気。『孤独のグルメ』以外にも時々ロケに使われることがあるようです。

ザ・マベリック

この店はあくまで夢シーンのロケ地で五郎が食事したわけではないから特に松重さんのサイン等は見当たりませんでした。が、なんと店の外壁に「5633」(五郎さんさん)の表示を発見(笑)。この店がロケ地に選ばれるのは運命だったんや…。

営業開始の少し前にお店に到着したところ既に開店待ちのお客さんが何組か。それくらい人気ある店ってことですね。とりあえず店先の名簿に記入して、せっかくだから周辺をブラブラします。

ザ・マベリック

ちなみにここは同じ敷地内に乗馬クラブがあり、この日も乗馬体験しているお客さんを見かけました。気分は本当に西部劇。

そうこうするうちに開店時刻になり、名簿順に呼び込みが始まりました。
こちとら早朝からステーキを食べるべくはるばるやって来たから、腹は減りすぎている。

もう後戻りはできない、ステーキに突っ込むぞ。
I just wanted to eat steak!

ザ・マベリック

外観に劣らず木のぬくもりに溢れた店内。
てっきり劇中のようにガタイのいいシェフが出迎えてくれるのかと思ったら、中では三人のおばちゃんたちがチャキチャキと切り盛りしていました。想像してたよりもずっとフレンドリーで居心地がいい。

ザ・マベリック

店の奥にはなんと鉄格子で仕切られた半個室が二部屋。
それも店員さんたちの間で公式に「ろうや」と呼ばれているのが笑える(笑

この中で食べるのも、それはそれで趣があって楽しそう。

ザ・マベリック

メニューはそれほど品数が多いわけではないけど、どれもボリュームがあることがこれを見るだけで伝わってくる。
そして迷っている自分の前を隣のお客さんの料理が通り過ぎるたびに、どれも想像通りボリューミーでうまそう。今日は完全にステーキと決めてきているけど、ハンバーグやドライカレーも非常にソソる。

ザ・マベリック

注文すると最初にランチセットのサラダとスープが出てきました。ドリンクはこういう店ならバーボンかライ・ウイスキー…と洒落込みたいけどコーラで(笑。

サラダ、けっこう山盛りで食べ応えある。これだけ生野菜を食べたらこの後食べるステーキの罪悪感も赦されるに違いない。

ザ・マベリック

というわけで、頼んだのはもちろん一番人気というカウボーイステーキ。
ロースの中でもサシが多く柔らかいリブアイロールという部位の肉を使っているとのこと。

うお~、これは…いかんいかん、これはいかんやつじゃないか。
もうね、鉄板からはみ出さんばかりのボリューム感にこちらも口からよだれがはみ出そうだ。

ザ・マベリック

うぉぁ…肉だ肉だ。
まごうかたなき牛の赤身肉だ。

こういうコンセプトの店だから牛肉は国産じゃなくてアメリカ産かオージーの輸入肉だろうけど、個人的にはステーキなら赤身らしさが感じられる方が好き。
でもここのカウボーイステーキは赤身らしさはありながらもすごく柔らかく、脂身とのバランスも絶妙。これだいぶ上等なステーキ肉じゃないの。

ザ・マベリック

朝から…というよりもう二日前くらいからずっとステーキ腹だったから、ようやくありつけたステーキがとにかくうまい。
ナイフとフォークで千切っては食い、千切っては食い。攻め食いだ。

ひたすら食うしかない、食い進むしかない。
月の荒野を爆走する幌馬車隊のように。

ザ・マベリック

よーしよし、拍車がかかってきた。

どうせなら何かもう一品くらい食べたいと思い、ナポリタン追加。
鉄板の上でジュージュー湯気をのぼらせる山盛りナポリタン。そうそう、こういうやつですよ!

ちなみに単品注文するとサラダとスープが省略される代わりに300円引きになるようです。

ザ・マベリック

超オーソドックスなトマト味。具はソーセージにタマネギ、ピーマン。変にアレンジするよりもこういうのでいいんだよ。
上から食べていくうちに下の方が鉄板で軽く焦げて味が濃くなっていくのもまた良し。西部っぽいワイルドなナポリタン、最高じゃないか。

ザ・マベリック

は~~~、うまかった。期待以上でした。
独特の雰囲気も良かったし、遠かったけどはるばる来た甲斐がありました。

そういえばドラマでは最後に五郎は津田沼でステーキを食べていたけど、ここもあの店に劣らぬうまさ。
ちなみに劇中では夢の中のシーンと現実の津田沼でのシーンでいくつか同じセリフを言っていて、ある意味あれが正夢だったことを隠喩しているんですよね。

ようやくここに来ることができて満足できました。
ごちそうさまでした。

『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート
ドラマ&漫画『孤独のグルメ』の聖地を実際に巡礼してきた本人によるまとめです。(2019年大晦日スペシャルの釜山編、2023年大晦日スペシャルの台湾編、劇映画のパリ・巨済島、および原作の病院・パリのみ未巡礼)。ドラマ『孤独のグルメ』漫画『孤独...

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