F1 アルボンのレッドブル残留決定

レッドブル・ホンダF1、2020年もアルボンとフェルスタッペンのコンビ継続
トロロッソ・ホンダ、2020年もピエール・ガスリーとダニール・クビアトのドライバーラインアップを継続

メキシコ GP 後に決定すると言われていたレッドブル／トロロッソの 2020 年ドライバーラインアップがようやく発表され、アレックス・アルボンのレッドブル残留とピエール・ガスリー／ダニール・クビアトのトロロッソ・コンビの継続が決まりました。

夏休み中に電撃的に決まったトレードでアルボンとガスリーの所属が入れ替わってから三ヶ月。トロロッソに戻ったガスリーはクビアトを凌駕するパフォーマンスを見せて復調をアピールしたものの、レッドブルに昇格したアルボンの適応性と安定性に分があることは明らかでした。アルボンもメルセデスやフェラーリを食うほどのパフォーマンスは見せられていませんが、最後尾付近まで落ちても確実に 6 位には戻ってきていること、およびガスリーには見られなかった思い切りの良いオーバーテイクがやはり決め手だったのでしょう。

個人的には、チーム・ルクレールに嫌気がさしたヴェッテルがフェラーリを離脱するか、ルノーが撤退してシートを喪失するかもしれないリカルドあたりの動向と天秤にかけているのかな…とも思っていましたが、結局シーズン終了を待たずにドライバーラインアップが決定。チーム的にはドライバーが確定していることもマシン開発の方向性を決める上では重要ですし、これが来季の開幕からいい方向に働いてくれると良いのですが。

チーム名が「アルファタウリ」と改められるトロロッソにはコンストラクターズ 5 位が狙えるチーム運営の安定性を、レッドブルには開幕からフェルスタッペンが優勝を狙い、アルボンにも毎戦表彰台を争えるだけの成長を見せてくれることを期待しています。