日本GP予選 ヴェッテルが4年連続のPP! – GPUpdate.net
ザウバー 可夢偉が2列目を獲得 – GPUpdate.net
今年も始まった F1 日本グランプリ。10~11 月開催のグランプリが増えた今、チャンピオンシップにおける鈴鹿のドラマ的な重要性は以前に比べれば薄れていますが、それでもそろそろ大詰めの落とせないレースであり、鈴鹿がすべてのドライバーにとってチャレンジングなサーキットであることに変わりはありません。
チーム間の勢力図という意味では、ここ数戦は明らかにマクラーレンの流れ。レッドブルは主にトップスピードで伸び悩み、フェラーリも遅くはないけど最速ではない、という状況でしたが、昔から鈴鹿との相性が良いのがエイドリアン・ニューウェイがデザインしたマシン。そこに「鈴鹿の森の神に祝福された青年」ことヴェッテルが圧倒的な速さを見せつけて PP。Q3 アタック中のアロンソへの妨害と見なされる行為で審議対象になりましたが、グリッド順位に影響はなく、今季初のレッドブルによるフロントロウ独占となりました。
ここ鈴鹿でのマシン性能はおそらくレッドブル→マクラーレン→フェラーリ→ザウバー/ロータスといった順でしょうか。可夢偉は金曜プラクティスではセットアップがイマイチ決まり切らない様子だったものの、土曜日にはきっちりまとめてきました。ザウバーは 2 台揃っての Q3 進出を決め、Q3 最終アタック時のライコネンのコースオフによって最後のアタックの様子が分からなかったばかりか、複数のドライバーが黄旗無視で審議対象になるのでは?と危ぶまれましたが、結果的にいずれもお咎めなしで可夢偉は 4 番手タイムを記録。3 番手バトンのギヤボックス交換ペナルティにも救われ、明日の決勝は 3 番グリッドからのスタートとなりました!
レッドブルの 2 台は明らかに速いのでトラブルでもない限り勝負にならないでしょうが、今回の C31 は 2 台揃って好タイムを記録できていることからも、鈴鹿に合ったセッティングを見つけられたと見ていいでしょう。可夢偉にとっては今季ここまでの課題となっているスタートとピット戦略のミスさえなければ、現実的に表彰台を獲りに行ける状況だと思います。最も心配なのは、ベルギーでのスタートでチャンスを完全に潰してくれたグロジャンが隣のグリッドからスタートすることです(´д`)。
鈴鹿は偶数グリッドよりも奇数グリッドのほうがスタートで有利、というのは昔から言われている話。今回はもしかしたらベルギーよりも良い状態でスタートを切れるのではないでしょうか?日本 GP としては 1990 年の鈴木亜久里(3 位表彰台)を超えるリザルトを期待せざるを得ません。明日は気合い入れて応援しないと!
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