シグマ、同社初のAPS-Cミラーレス用ズームレンズ「18-50mm F2.8 DC DN」。約7.3万円 – デジカメ Watch
シグマが APS-C ミラーレス用の大口径標準ズームレンズ 18-50mm F2.8 DC DN Contemporary を発表しました。
ここのところ I Series をはじめとした軽量コンパクトなフルサイズ対応レンズのリリースが続いていたシグマですが、ここにきてまさかの APS-C レンズ。しかし 18-50mm F2.8 というスペックながら驚異的な小ささを実現しています。
だって φ61.6×76.5mm/290g というサイズはソニーの最初の E マウント向け標準ズームレンズ 18-55mm F3.5-5.6(φ62.0×60.0mm/190g)より 1.6cm 長いだけですよ。あのサイズ感で F2.8 通しというのだから驚くしかありません。35mm 判換算で 27-75mm F2.8 相当かつ手ブレ補正なしというのはテレ端もワイド端もちょっとずつ物足りないけど、小さく軽い F2.8 通しであることが全てを補ってくれます。実質的に先日発売された 28-70mm F2.8 DC DN の APS-C 版という感覚ですね。しかもアレよりさらに小さく軽い。
スペックを見るだけでも驚きますが、実際にカメラに装着した画像を見るとさらに驚きます。
ただでさえ小さい fp にこれほどマッチするズームレンズもないでしょう。これなら毎日通勤カバンに入れておいて良いかも、と思えそう。
最近 fp シリーズに似合うレンズを出すことに注力しているシグマのことだから、これも主に fp L と組み合わせてクロップ前提(6,100 万画素を APS-C 相当にクロップしても 2,600 万画素、つまり α6000 シリーズよりも高画素!)で使うのが主目的かと思ったら、開発コンセプトは「E マウントの径に収まる細身の大口径標準ズーム」というのだからまた驚きます。今やソニーからもさっぱり新製品が出てこなくなった APS-C E マウントレンズにそこまで商機があるということなんですね…。確かに、無理にフルサイズカメラを買ってレンズの大きさに辟易するくらいなら、α6400 あたりとこのレンズ、それにシグマの DC DN 単焦点レンズ群あたりを組み合わせて使った方が幸せなのかもしれません。
個人的には APS-C カメラはもうメイン機材枠から外れて久しいのですが、ちょっと α5100 と組み合わせて使ってみたいかも、と迂闊にも思ってしまいました。
最近の傾向と未発売のレンズからシグマが次に出すレンズはある程度予想がつくようになっていたつもりでいたんですが、先日の 24mm F2/90mm F2.8 に続いて今回は APS-C。もう何が出てくるのかさっぱり分からなくなってきました(笑。逆に言えば、予想外のレンズがどんどん出てくるからこそ楽しい。スマホにしてもカメラボディにしても噂通りの製品しか出てこない中(まあこれはメーカーが悪いというよりは事前に話題を消費し尽くす噂サイトが悪いと思う)、一つくらいこういうメーカーがあった方が楽しいじゃないですか。次の商品にも期待しています。
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