「そうだよ、横浜といえば洋食もありだ」
先日『孤独のグルメ 2021 大晦日スペシャル』が放送されました。その聖地巡礼にも行きたいところですが遠い&対象範囲が広いこともあり、どう攻めるかも含めてまだ計画中。というわけで、今回は Season9 最終回に登場した横浜・伊勢佐木長者町の聖地に横浜ガンダム巡礼がてら再訪してきました。
過去 2 回訪問して、今回が 3 回目。11 時オープンのところ 10:30 に来てみたら一番乗りでした。前回来たときに比べると開店前の行列は少なめ。ただお店自体が開店 5 分前までシャッターが下りているので、営業するかどうかちょっと不安になりますね(汗。
開店まで店先に貼り出されているホワイトボードメニューを見ながら、何を頼むか思案していきます。初回と二回目の訪店で劇中に登場したメニューはコンプ済みだから、今回は自由演技といこうじゃないか。
町イタリアンに町洋食が混じったような、俺のかゆいところに手が届くメニュー構成。
品数が多くて迷ってしまうけど、以前からアレを食べてみたいと思っていたんだよなあ。
日替わり?週替わり?のランチメニュー。ド定番の洋食ランチで、こっちにも惹かれる。
前回来たときにランチメニュー+単品という組み合わせがけっこう良かったので、今回もランチを軸に布陣を組み立てることとしよう。
そして入店。
一番乗りだったおかげで、来店三回目にしてついにゴロー席をゲット!
劇中のゴロー目線ではこういう景色が見えていたのか。
着席するなり、おかみさんに「いつもの?」と聞かれて「はい、お願いします」と返していた女性のお客さんの圧倒的常連感に驚き。
この店を使いこなしている。自分もそういう馴染みの店を一つ持ちたいものです。
というわけで、アンチョビピザのご登場。初めて来たときからこの店のピザがおいしそうだと思ってたんだよなあ。
シンプルにチーズとアンチョビだけが載ったピザ、こういうのがいいんですよ。
そうそう、これこれ。
薄いクラスト(生地)のパリパリ感に、チーズとアンチョビの塩気がいい。
具だくさんのピザもおいしいけど、個人的にはこういうピザが大好物。
ランチはドライカレーを選択。
一口にドライカレーといってもキーマカレー的なのとカレーピラフ的なのがあるけど、この店のは後者でした。
ランチにはミニサラダとスープ(かきたま汁)がセット。そしてこの真っ赤な福神漬けがいいじゃないですか。
ピラフタイプのドライカレーってもっと黄色っぽいイメージがあるけど、この店のはそれほど黄色くない。むしろ町中華の玉子チャーハンといった方が通るような見た目。
でもこの黄金色のピラフ、見ているだけで幸せになってくるな。
おおお…これは確かにドライカレーだけど、カレーはあくまで風味付け程度。洋食ピラフが本体で、それがカレーの香りを纏っている感覚。
確かにこれくらい優しい味付けの方がこの店らしい感じがする。
インパクトよりも、毎日でも何度でも食べられるような染み入る味。それでいて細部まで手抜きのない丁寧な仕事。どのメニューを頼んでもそれが感じられるのが、この店のすごいところ。
こちらはご一緒したクマデジタルさんが頼んでいたチキンのシャリアピン。
私も前回食べたやつだけど、柔らかく仕込まれたチキンと丁寧に作られたニンニクバター醤油ダレ、本当にうまいですよね。この店の看板メニューであろう牛ヒレやハンバーグ系メニューにも引けを取らない完成度。
それからナポリタン。
見た目は王道の昭和ナポリタン的なんだけど、いかにもケチャップ的な酸味のない優しい味付け。まるでマスターとおかみさんの人柄がそのまま出ているように感じられます。
高級レストランもいいけど、俺が毎日食べたいのはこういう味なんですよ。
ランチセットなので食後にはコーヒーがついてきます。
食べた後においしかったことを思い返しながらゆったり飲むコーヒーは格別。せわしなく食べて仕事に戻るだけの平日の昼食にはない豊かさがあります。
食べに来るだけで、不思議と温かい気持ちになれる店。そういう店の存在って貴重だと思います。
マスターとおかみさんはそれなりに高齢なようだけど、一日でも長くこの店が続いてくれますように。
自宅からだと食べに来るにはちょっと時間がかかるのですが、またきっと食べに来ようと思います。
ごちそうさまでした。
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