先日買ったウォークマン缶チョコがちょっと楽しかったので、カセットテープ繋がりでこんなグッズを買ってみました。
ORICO / 2.5インチ HDD/SSD ケース 2580U3
ORICO という中華メーカー製の 2.5inch ドライブケースです。カセットテープ風デザインなのが特徴。
最近流行っているというカセットテープやアナログレコードブームにはあまり興味はないのですが、カセットテープ的なものを触る感覚が懐かしくなりました。イジェクトボタンを押して物理メディアがガシャッと出てくるギミックとか、再生時にモーターの振動が手に伝わってくる感覚とか、今の音楽プレーヤーではなくなってしまった感触がちょっと恋しい。今でも昔使っていた CD や MD ウォークマンを時折引っ張り出してきては、メカトロ的なギミックに触れて楽しんでいたりします。
パッケージに含まれているのは SSD/HDD 両対応の 2.5inch SATA ドライブ用ケースと USB ケーブル一本だけ。USB は microB タイプです。
内容物としては一般的な SSD/HDD 外付けケースと変わりませんが、変わっているのはケースのデザインが「スケルトン仕様のカセットテープ風デザイン」であること。もっとも 2.5inch ドライブ自体がカセットテープとほぼ同サイズなので、それを収めるためのケースは一回り大きくなります。でもこのデザインが懐かしい。
ちなみにケースの中に見えている黒っぽくて四角いものはスポンジです。内蔵するドライブに貼り付けてケース内での遊びを抑える役割だと思われます。
最初、ケースの開け方が分からず戸惑ったのですが、モナカ状になっているケースを横向きにスライドさせると開きました。
ネジ止めは一切なく、ツメだけで固定されています。
内蔵されている USB-SATA 変換基板を見て愕然としました。搭載されているブリッジチップが Norel System 製じゃないですか。
以前 Ryzen(というか AMD 300/400 系チップセット)との相性問題が出ていたチップメーカーです。
これは Ryzen の自作機ではちょっと使えないなあ…仕方ないので他の PC 専用として使うこととしましょう。
気を取り直して手元にあった 2.5inch HDD を入れてみました。
スケルトンだから中に入っているドライブが見えるのは良いんですが、殻付きの HDD/SSD だとちょっと面白くない。
というわけで、SSD のベアドライブを突っ込んでみました。
手元に何かの PC から取り外した 1.8inch SSD しかなかったので、Micro SATA-SATA 変換基板経由での取り付け。SSD 基板がケースに固定されていないからカタカタするし脱落も心配ですが、やっぱりこうやって基板やチップが見えている方が楽しい。
ちなみにこのカセットテープ風ケースに貼るためのラベルが同梱されているのですが、真っ赤でド派手すぎるしデザイン的にも面白みに欠けます。
しかしこのケースの国内販売元であるドスパラ(上海問屋)がオリジナルラベル作成用のテンプレートを配布していたので、これを使ってラベルを自作してみました。
ソニーのハイポジテープ、CDix II です。
中学時代にレンタルビデオ屋に行って CD を借りるのと一緒にテープを買ってダビングしてたなあ。そのときに最もよく買っていたのがこの CDix II でした。カセットのシェル自体にポップなデザインが印刷されていて、それが毎年モデルチェンジするたびに全然違うデザインになっていたのですが、一番印象に残っているのがこれ(1991 年の C-80CDX2)。コレクターの方が Web に掲載していた写真からトレスして、文字は近いフォントを使って再現してみました。思っていたよりよくできたから配布したいくらいですが、メーカーロゴを勝手に使っているのでやめておきます(笑
ケースに貼ってみました。ラベルの形状や面積がオリジナルの CDix とは違うので雰囲気だけ似せたレプリカにすぎませんが、けっこう雰囲気出ているんじゃないでしょうか。
せっせと CD をダビングしてラジカセやポータブル機で聴いていた当時のことを鮮明に思い出してきました。楽しかったなあ。
ちなみに B 面にはアクセスランプもついていて、ラベルはちゃんとくり抜いてあります。
このケースは横幅がウォークマン缶とほぼ同サイズなので、残念ながら缶に収納することはできませんでした。
逆に言えばこのウォークマン缶、サイズ的には SSD/HDD ケースとして改造できるということでは…。
実用というよりはこのラベル自作がやりたいがために買ったようなものですが、こういう工作が大好きだからとても楽しかったです(笑
とりあえず VAIO Z 用の外付けドライブとして使っていこうと思います。
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