スポンサーリンク

Ryzen の USB 不具合?と(たぶん)解決

ここのところ自作 PC 関連のエントリーが続いていますが、今回も Ryzen で組んだ自作機の話です。

ASUS TUF B450M-PRO GAMING

今回採用したマザーボード、ASUS TUF B450M-PRO GAMING には多数の USB ポートが搭載されています。10Gbps のデータ転送に対応した USB 3.1 Gen2(Type-A)×1 を筆頭に、USB 3.1 Gen1(Type-A)×2、USB 3.1 Gen1(Type-C)×1、USB 2.0(Type-A)×2。また私は以前から Etron 製の USB 3.0×2 増設ポート(PCI Express 接続)を使っており、それを今回も流用。これなら当分の間 USB 3.x ポートが足りなくなることはないだろうと思っていました。

が…、

USB 3.0 Trouble

USB ポートに接続した SSD(以前の PC から取り外した SATA SSD を外付けケースに入れたもの)からデータを取り込もうとすると途中で転送が停止してしまうというトラブルが発生。これではデータ移行も進みません。
SSD 内のデータ保護のために USB デバイスを停止しようとしても、以下のエラーが発生して停止操作も受け付けない。さらに一度問題が起きると他の USB ポートも巻き込むらしく、キーボードやマウスの挙動も怪しくなります。その上しばらくするとブルースクリーンを発して OS ごと落ちる(再現性 100%)。転送エラーが発生したら Windows ごと再起動するしか解決方法がありません。

USB 3.0 Trouble

このままではメインマシンとして使うわけにはいかないので調べてみたところ、初期の Ryzen は USB 3.x に不具合があったらしく、同様の現象に遭遇している記事が複数見つかりました。ただ、私が使っている第 3 世代 Ryzen での不具合報告は稀で、現在はほぼ解決済みの模様(?)。
とはいえ Ryzen である以上は同じ不具合を抱えている可能性はないとは言えないわけで、いろいろな記事を参考に以下を試してみました。

  • マザーボードの UEFI(BIOS)および AMD チップセットドライバを最新バージョンに更新
  • 電源オプション内の「USB セレクティブサスペンドの設定」をオフ
  • デバイスマネージャーから該当デバイスの「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」をオフ
  • UEFI 上の USB Config で XHCI Hand-off を Disabled に設定(=USB 2.0 相当で動作させる)
  • USB 3.x デバイスはマザーボード上の USB ポートではなく Etron の増設 USB ポートに接続

ASUS TUF B450M-PRO GAMING

しかし、結論から言うとどの対策も効果ナシ(;´Д`)ヾ。
Ryzen やチップセットの不具合だとするとマザーボード上の USB ポートに問題があるなら理解できるんですが、拡張ボード上の USB ポートに繋いでも問題が出るというのはちょっと理解できません…。

何日かかけて調査した結果、価格.com の口コミ掲示板で、メーカーは違うものの同じ B450 チップセットでの USB トラブルに関する書き込みを発見しました。

価格.com – 『USB3.1の動作不安定について』 MSI B450I GAMING PLUS AC のクチコミ掲示板

チップセット(マザーボード)と外付けケース側の SATA-USB 変換チップの相性問題、そういうのもあるのか!
そしてこの書き込みで言及されている 外付けケース「GW2.5OR-U3」ってなんか聞き覚えあると思ったら、ビンゴでした(;´Д`)ヾ。

玄人志向 / 2.5 型ドライブケース (SATA3-USB3.0 接続) GW2.5OR-U3

GW2.5OR-U3

旧マシンで使っていた SATA SSD からデータ移行するために今回適当に買ってきた USB 外付けケースがこれ。安くてシンプルなのが良いと思ってあまり深く考えずに買ってきました。一見アルミヘアライン調ですが、実物はそれっぽい処理を施された樹脂ケースなので超プラスチッキーです。

試しに、以前買った M.2 SSD 外付けケースを繋いでみたら難なくギガバイト単位のデータコピーに成功してしまいました。これは完全にこのケースが犯人ですね…。
というわけで別のケースを試してみました。

オウルテック / 黒角 MINI OWL-ESL25S/U3 (ブラック)

OWL-ESL25S/U3

こちらはちゃんとアルミ外装のケース(フレームはプラスチックだけど)。クライアント側の USB 端子が microB や Type-C ではなく Type-A というイレギュラーな仕様は個人的には気に入りませんが…。

で、このケースに SSD を移し替えて試してみたところ、不具合なくデータコピーが完了しました!やはり外付けケース(に内蔵されている USB-SATA ブリッジチップ)とチップセットの相性問題であった可能性が高いですね。問題があった玄人志向のケースに採用されていたのは Norel Systems 製のチップ、大丈夫だったオウルテックに内蔵されていたのは ASMedia 製のチップでした。
どうやら Ryzen 向けの AMD 300/400 シリーズチップセットは ASMedia との共同開発らしく(X570 以降は AMD 独自開発になる模様)、そのことが ASMedia のブリッジでは正常動作して Norel Systems チップでは問題が出ることと相関がある可能性があります。

それにしても今や汎用ドライバで動作するのが当たり前の USB-SATA デバイスで相性問題に悩まされるとは思ってもみませんでした。ブリッジチップの詳細まで公表している USB 外付けケースは少ないので事前にトラブルを避けるのは難しいのが実情ですが、今後はできる限り情報収集してからドライブやケースを選ぼうと思います。しかしまあ、こういうトラブルに遭遇するのがやっぱり AMD なんだなあ…。

これでようやく新自作機をメイン環境に据えることができそうです。しばらくは他の不具合がないかも含め注意しながら使っていこうと思います。

コメント

  1. helios より:

    はじめまして!
    コメント失礼します!
    僕も同じ現象に悩まされています。
    使っているマザーボードは新品購入したB550 phantom gaming 4を使っているのですが、USB2.0 3.0問わず予期せぬエラーが起きてデータコピーが出来ないです。
    ありとあらゆる方法を試したのですが改善されず、マザーボードの不具合かなと思っていたのですが、相性問題だったのですね。
    ただ僕の場合、変換チップがないはずの単なるUSBメモリでもエラーが起きていたので、相性問題かマザーボードの一個体の不具合か問題を切り分けられずにいます(^_^;)
    やはりこの問題を確実に解決するにはCPUとマザーボードをintelに買い替えるしかないのかなと思っています(泣)

    • B より:

      はじめまして!コメントありがとうございます。
      USB-SATA 変換チップといっても USB コントローラーチップの一種なので、同じようにコントローラーチップを積んでいる USB メモリーでも同様の相性問題が起きる可能性はありますね…。
      X570 チップセットでは問題ないらしい(?)という話もあるので、CPU をそのままにしてマザーボードだけ買い換えてみるというのは Intel に乗り換えるよりは安上がりかもしれません。
      最近は性能面では完全に AMD に見劣りする Intel ですが、やっぱりこういう部分の信頼性では差がありますね。

  2. KT より:

     ASRock B450M Pro4 + Ryzen 5 3500で同様の現象に悩まされました.
    外観がほぼ同じOricoのケースでは書き込みができず,また,外観がほぼ同じ(たぶん)Owltechのケースでは全く問題なく動作しました.OricoのケースでもUSB2のポートに繋ぐ分には全く問題なく動作していました.たまたま余ったUSB3.0の拡張カードを挿していたのですが,拡張カード経由でも全く同じでした.

     最初はボードの初期不良だと思い込んで販売元のサポートに電話してしまいましたが,丁寧に対応いただき,(ボードの問題である可能性も否定されませんでしたが,)CPUの問題の可能性を指摘されました.それでこの記事を見つけて,納得しました.ありがとうございます.

    • B より:

      コメントありがとうございます。
      相性問題ってなかなか原因究明が難しくて私も苦労しましたが、とりあえずの特定と回避策は見つけられたかなと思っています。
      ご参考にしていただけたなら何よりです!

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました