ソニー「WF-1000XM4」に“適用推奨”アップデート。バッテリ負荷軽減 – AV Watch
ソニーのトゥルーワイヤレスイヤホン WF-1000XM4 に新しいファームウェアが提供開始されました。主な変更内容は長期利用時のバッテリー容量減少を緩和するもので、適用を推奨するとなっています。
これはおそらくこの夏頃から話題になっている「WF-1000XM4 のバッテリーが片側だけ異常にもたなくなる」という症状の改善を狙ったものだと思われます。私は WF-1000XM4 を発売日から少し遅れて買ったため現象に遭遇していなかったのですが、ここ 2~3 週間で右側だけやたらバッテリーの減りが早い症状が出始めました。
↑こんな感じで、左側がまだ 70% 以上残っているのに右側は 30% を切っているという。しかも満充電したはずなのに右側だけ 90% 程度しか充電されていないことになっていたりして、明らかに蓄電池が劣化していると推測されます。
一部では Qi による非接触充電の発熱がバッテリーに悪影響を与えているという話もありましたが、私は WF-1000XM4 では非接触充電はほぼ使っていません。有線充電専用の LinkBuds と併用しているから片方だけ非接触充電なのは使いにくいのでね。
なので、この症状は単純に小容量のバッテリーを酷使すると劣化しやすい、かつ二個一組で使うからバッテリーの個体差を自覚しやすい、という話かと思います。
まあいずれにしても WF-1000XM4 の Bluetooth マルチポイント接続対応ファームが近々出るというからそれで改善されるかもしれないし、と思ってしばらく待ってみていました。そしたらマルチポイント接続ファームが延期になってその代わりに今回のファームウェア提供。おそらく機能追加アップデートを延期して不具合対策を優先したということでしょう。
さっそくインストールしてみました。対策版のファームウェアバージョンは 1.6.1。
このファームウェアによって「使用状態によっては 1 回の電池持続時間が若干短くなる場合がある」ということなので、PC やスマホでいういたわり充電=フル充電にしないことでバッテリーにかかる負荷を抑えるという制御をしているのでしょう。
これ↑はアップデート後の状態ですが、やはり満充電のはずなのに右側がいきなり 92% になっています。まあバッテリーがヘタッた状態でいたわり充電してもそれ以降のヘタリは緩和できるだろうけど一旦ヘタッたバッテリーが復活するわけではありません。
↑満充電から 1 時間ほど使った状態。左は 77% 残っているのに右が 38%。アップデート前よりは減少量が少ないので、いたわり充電以外にも省電力制御が追加されているのかもしれません。
1 時間の再生でこれなので、トータルで 2 時間ももたないのはもう自明。公式の FAQ によると 3 時間もたない場合は問合せ窓口へ、とのことでチャットサポート経由で修理を申し込みました。最長二週間程度かかるそうですが、最近寒いからイヤーマフ代わりに WH-1000XM5 を半メインとして使っているのが不幸中の幸いでした。
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