先日導入した STR-AN1000 と SA-RS5 で今までより自然になったサラウンドを楽しんでいたのですが、少し気になる点がありました。
再生中に時折サラウンドスピーカー(SA-RS5)が音切れを起こすことです。
スピーカーケーブルで繋がってるフロント ch は当然途切れないので、サラウンドだけがプツプツ途切れることがあります。スピーカーリロケーション(仮想スピーカーとして音源を空間内に再配置すること)が巧くて通常再生時はスピーカーの物理位置を意識することがない分、音切れが発生するとめちゃくちゃ気になる。
これは何か設定を調整してやった方が良いのでは、と見てみました。
まずはワイヤレス周波数設定。アンプ/スピーカーが周囲の電波状況をみて自動的に空いている周波数帯を使ってくれる機能で、デフォルトでは「入」になっていて変更する必要はありません。
これを一度「切」→「入」にすると強制再調整が走るのですが、やってみても特に改善されず。
もう一つはワイヤレス再生品質。Bluetooth(LDAC)のように音質優先と接続優先が選べ、接続優先にするとビットレートを下げることで混線時に途切れにくくするものと思われます。
音質が下がるといってもサラウンド ch ならそれほど気にならないだろうと思って接続優先にしてみるものの、あまり改善された実感はなし。
サポートページを漁ってもそれっぽい情報が出てこなくて困ったのですが、仕組みがよく似ている HT-A9 のサポートページに何かないか…と探してみたらありました。
コントロールボックスおよびスピーカーを無線LANルーターなどから1.5 m以上離して設置してください(a)。また、無線LANルーターの向きやアンテナの角度を変えると改善することがあります。
スピーカーとルーターの距離!それは盲点だった。
というわけで最初の写真に戻ると、
30cm も離れてないwwwありがとうございましたwwwww
SA-RS5 は 5GHz 帯の電波を使って通信するから 5GHz の Wi-Fi ルーターが近くにあると干渉しやすいということですね。これだけ近ければそりゃあ影響を受けますわ…。
というわけでルーターを場所移動したところ「音質優先」で使っても音切れが起きなくなりました。Ethernet のポートが近くにあって家庭内に電波が届く場所を見つけるのに少しだけ苦労しましたが。
同様の症状に困っている方にこの情報が届けば幸いです。こういうのがあると自宅の Wi-Fi を早く 6GHz 対応に入れ換えたいと思うけど、ルーターだけならまだしも端末側で 6GHz に対応したものはまだまだ少ないし、当面はやりくりが必要でしょうね。
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