ホンダの e-bike ソリューション「SmaChari」

最近知ったんですが、ホンダが e-bike 市場に参入するようですね。しかし完成車ではなく既製の自転車を後付けで電動アシスト化するユニットをホンダが提供し、自転車メーカーや販売店が自転車と組み合わせて販売するスタイルを取るようです。

ホンダ、既製の自転車を電動アシスト化＆コネクテッド化できる「SmaChari（スマチャリ）」発表会 搭載第1号の自転車は9月発売 – Car Watch
ホンダ「スマチャリ」搭載のeバイク「RAIL ACTIVE-e」に試乗してみた / – Car Watch

製品の第一弾は全国展開する販売店「ワイズロード」との提携で KhodaaBloom の車体と組み合わせた「RAIL ACTIVE-e」が発売されるとのこと。9 月発売となっているからそろそろ出荷が始まっている頃かもしれません。

ホンダファン的にはいっそ車体ごと HONDA ブランドで出してほしかったところですが、自転車メーカーは国内外含め飽和状態だから難しいのでしょう。そこで強みを持つパワートレイン部分に注力して電動アシスト技術を持たない自転車メーカーや流通と組む、という戦略は正しいのかもしれません。ただ、大手メーカーのほとんどは既に e-bike を発売済みで、ホンダが組める相手は中小メーカーのみ。KhodaaBloom はちょうど良い提携先だと思うけどその他にあるのでしょうか。ホンダは若年層を狙っているようなので、ガチの e-bike 市場ではなくエントリークラスのスポーツバイクを比較的安価に電動アシスト化できるソリューションとして売っていこうとしているように見えます。リアル e-bike でもママチャリでもない領域と考えると、ニッチだけどそこが順当な市場ですよね…。

私はマンションの駐輪場に空きがないため現在は自分専用の自転車を持っておらず、現在は電動アシスト自転車を奥さんと共用しています。でもいずれ駐輪場が確保できたときに自分用を買いたいと思っていて、その日のために YPJ とか PAS Brace といった e-bike や電動アシスト付きスポーツバイクを試乗してみたりしています。本当は YPJ とか海外メーカーの電動クロスバイクが欲しいけど高いし、常に盗難の不安がつきまとうし…というのがネックだったのですが、SmaChari でそこそこのクロスバイクを電動化できるならそのへんの問題もクリアになるわけで、案外ちょうど良い解決策かもしれません。バッテリーユニットが後付け感丸出しで格好悪いけど、こればかりは仕方ないか。

今すぐ買うつもりはありませんが、とりあえず一度乗ってみたい。ワイズロードの実店舗には試乗車が置いてあるようなので、一度乗りに行ってみますかね。