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タブブラウザを Vivaldi に乗り換え

最近 PC のメインブラウザを Firefox から Vivaldi へ移行した方がいらっしゃるようですが、奇遇にも私も最近 Vivaldi に乗り換えたのでした。

Vivaldi Browser | Fast & Flexible Web Browser

Vivaldi

私は長年 Sleipnir を愛用していたのですが、どうも ver.5 以降の機能性よりデザインを優先した作りに馴染めず(ver.4 までの機能がなかなか ver.5 以降に移植されなかったのも大きい)、ver.4 系をずっと使い続けていました。4.x 向けにもバグフィックス系のアップデートは提供されていたので何とかなっていたんですが、高 dpi 環境に対応しておらず高解像度ディスプレイで使いづらかったのと、ここ半年くらい JavaScript が使われているページでハングすることが増えてきて、特にこの blog を書いているときに Movable Type の編集画面で固まるようになってしまい、さすがに使い物にならなくなってきました。
しばらくは Chrome や Firefox 併用でやっていたんですが、拡張機能を入れてみても使い勝手がどうもしっくりこない。何か他の選択肢はないかと探していたところ、Opera Software の元 CEO が立ち上げた Vivaldi というブラウザがいいらしいというのを見つけたので試してみた次第。2~3 週間ほど試用してみて、これなら Sleipnir から完全移行しても支障ないと判断できたので、このほど本格的に環境を切り替えました。

それにしても Opera とは懐かしい。ここ数年は組み込み系ブラウザとしてしか名前を聞かなくなっていましたが、まさかこんな形で Opera の流れを汲むブラウザを使う日が来るとは。


Vivaldi

個人的に Vivaldi を気に入った点としては、

  • マウスジェスチャーが使える
  • キーボードショートカットがカスタマイズ可能
  • タブをピン留め(Sleipnir でいう「Tablet」化)できる
  • Chrome 向けの拡張機能が利用可能
  • タブを休止(読み込み停止してメモリ解放)できる

というあたり。Vivaldi 自体にはもっと様々な機能が搭載されていますが、私としては Sleipnir でよく使っていた機能がほぼあり、ユーザビリティも大きく買えずに移行できるポイントこそが重要でした。上記のうち最初の三つは Sleipnir で(もっと言えばその前に使っていた Donut シリーズで)愛用していた機能であり、まずはそこがポイント。
あと Chromium ベースのブラウザ最大の弱点は「とにかくメモリを食うこと」に尽きますが、それに関しても Vivaldi では「タブの休止」機能を使うことで使っていないタブを停止してメモリを解放してやることができ、非力なマシンや他にメモリが必要な作業を並行してやっている際には重宝しそうです。

Vivaldi

一方で不満点としては、

  • マウスジェスチャーやショートカットキーに「ウィンドウを最小化」への割り当てができない
  • 右クリックメニューに一部ショートカットキーが設定されていない機能がある

という三点。マウスジェスチャーでウィンドウを最小化する機能は昔から Donut/Sleipnir で多用してきた機能なので、これがないのは不便。また右クリックメニューのショートカットキー(例えばリンクを右クリックしたときに「新しいウィンドウで開く(W)」のようなメニューが出て、ここでキーボードの [W] キーを押すと別ウィンドウで開く)が一部だけついていないのは、Chromium の機能をそのまま使っているところだけショートカットキー設定があって、Vivaldi が独自実装している機能(Chromium で同名称の機能があっても挙動が違う場合、も含む)にはない、という仕様になっている模様。私はとにかくショートカットキーやマウスジェスチャーを使って最小のストロークで操作したい派なので、こういうマウス操作前提で痒いところに手が届かない仕様はとにかくもどかしい。まあ自分がごく少数派だというのも自覚していますが…。

私の場合はマウス/キーボード操作周りを好みにカスタマイズしたいというだけで、特に派手な新機能もあまり使っていないので、このくらい。逆に言えば上記二点の不満が解消されれば自分にとっては現時点で最も使いやすいブラウザだと思います。仕事環境も含め、そろそろ Vivaldi に全面移行するつもり。

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