水月雨からポータブルCDプレーヤ。PC接続でデスクトップ運用も – AV Watch
先日 Shanling EC Mini のエントリーで「他の中韓メーカーもすぐに追随してくるだろう」的なことを書きましたが、さっそく他メーカーからもポータブル CD プレーヤーの新製品が出てきました。が、私が予想していたのは Astell&Kern や FIIO、HiBy といったプレーヤーを作ってるメーカー。水月雨(MOONDROP)って中国のヘッドホン/イヤホンのメーカーだと思っていたんですがプレーヤーも作り始めたんですね。調べてみたらこの DISCDREAM、日本ではこれから発売ですが海外では昨秋に発売済みのようです。
Shanling EC Mini がスロットインドライブだったのに対して DISCDREAM はクラムシェル型。カセットテープの流行と同様にディスクレーベルや回転するメカが見えるのが一周回って新しい、という現代の感覚的にはこのトップカバーが透明なデザインが良いですね。どこかソニー D-50(まだ CD ウォークマンでもディスクマンでもなかった)を彷彿とさせる角張った形状はレトロさを漂わせています。ポータブルを謳っているわりにメーカーサイトにも重量の記載がないのですが、おそらくサイズ感や内蔵されているデバイスから推測するに EC Mini(1.2kg)と大差ないと思われます。
スペック的にはヘッドホン端子の他にアナログプリアウトがついていたり、PC と接続して USB DAC として使えたり、microSD カードスロット搭載で単体の DAP としても使えたりするあたりは EC Mini と同様。このあたりの中華製ポータブル CD プレーヤーって、CD ウォークマンのように歩きながら聴くというよりは外出先(座れる環境)で聴く、あるいはカーオーディオのソースとして使う、という用途を主眼に置いているように見えます。こういう製品をわざわざ買って持ち歩くようなユーザーは小ささ軽さよりもとにかく音質重視、という判断なのでしょう。ただ意外だったのはヘッドホン端子が 3.5mm アンバランスのみという点。ヘッドホンメーカーなのにプレーヤーにバランス端子をつけていないのはどういうことなんでしょうね。
個人的にはスペックは EC Mini のほうが良いと思うけど(値段も違うし)、見た目は完全に DISCDREAM のほうが好み。まあ最近 CD から直接再生することはほとんどないからめちゃくちゃ欲しいというほどでもないんですが、これら現代のプレーヤーと私がかつて使っていた CD ウォークマンとどれくらい音が違うのか、一度聴き比べてみたくはあります。
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