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HT-A9 でドルビーアトモスを聴く

ゴールデンウィークは HT-A9 でいろんなソースを試しながら過ごしていました。

ソニー / ホームシアターシステム HT-A9icon

Dolby Atmos

リモコンの「画面表示」ボタンを押すと現在使用中のオーディオコーデックが表示されるのが地味に便利。BD/DVD ソースの場合は自分で能動的に音声選択できるから困りませんが、VOD はコンテンツごとの音声仕様が公表されていないことが多いので、それが確認できるのは助かります。

立体音響対応の HT-A9 ならばまず試したいのはドルビーアトモスでしょう。今や映画館でドルビーアトモスが聴けるシアターは少なくないですが、自宅では今まで AV アンプ(ヤマハ RX-A2050)がドルビーアトモス自体には対応していたものの、イネーブルドスピーカーを導入していなかったため本領を発揮できているとは言えない状況でした。それが HT-A9 ならば 4 本の小型スピーカーにイネーブルドスピーカーまで内蔵され、強力な DSP で立体音響にマッピングしてくれるというのだから期待してしまいます。

ただ、私が持っている BD タイトルでドルビーアトモス対応しているものはほとんどが 4K UHD Blu-ray で、2K タイトルでアトモス対応なのは『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』のみ。
我が家では 2K システムを BD レコーダー(BDZ-ZT1500)→HT-A9→テレビ(KDL-46X5050)、4K システムを UHD BD プレーヤー(UBP-X800M2)→AV アンプ(RX-A2050)→プロジェクター(BenQ HT3550)という完全別系統で繋いでいて、これを繋ぎ直すのは一苦労。いずれは 2K/4K 問わず HT-A9 を経由させたいですが、とりあえず『閃ハサ』でアトモスを聴いてみました。

HT-A9

本作のドルビーアトモスで最も驚いたのが、ハウンゼンハイジャック事件における「やっちゃいなよ、そんな偽物なんか!」のシーン。ギギ・アンダルシアの声にクェス・パラヤの声が重なるようにこだまする場面で、自分の周囲にリング状の音源が現れたかのような包囲感で声が聞こえてきて鳥肌が立ちました。そういえば映画館(ドルビーシネマ)で観たときにも確かにこんな感覚だった!同じ HT-A9 で鳴らしても Prime Video の 2ch 音源だと前方に張り付いて聞こえるだけで、全然違う。

他にも、タサダイ・ホテルのエレベーターのシーンでは狭い空間らしい響き方が表現されていたし、ダバオ市街戦のシーンでは遠方の爆発音が本当に遠くに聞こえる。従来の 5.1ch サラウンドでは音が鳴る方向は感じられたけど音源までの距離を意識することはあまりなかったのが、アトモスはそのシーンがどういう空間なのかがリアルに感じられます。
もちろん戦闘シーンでさまざまなものがヒュンヒュン飛び回る場面では各チャンネル間の音の移動がナチュラルに繋がって聞こえ、今までの 5.1ch ベースのサラウンドとは別次元。このあたりはアトモスに加えて HT-A9 の音場生成機能の恩恵も大きいように思います。

HT-A9

購入以来もう十分元を取れるほど繰り返し観た『閃ハサ』の Blu-ray でしたが、HT-A9 でドルビーアトモスの本領を発揮させることでさらに真価を発揮してきた感があります。ただサブウーファーなしで使うと低音が少し物足りないので、別売のウーファー追加を検討したくなりました。

これは手持ちの UHD BD でアトモス対応のタイトルは一通り HT-A9 で試してみる価値ありますね…繋ぎ替えは手間だし、どうせならこの際ついでに 4K/UHD 対応の HDMI マトリックスセレクターを導入したい(今使っているのは 2K 時代の古い HDMI セレクター)のですが、それも含めて一度ちょっと考えよう。

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