スポンサーリンク

Sony HT-A9

前々から気になっていたソニーのホームシアターシステムを導入しました。

ソニー / ホームシアターシステム HT-A9icon

HT-A9

4 本のワイヤレススピーカーを組み合わせて最大 12ch のバーチャルサラウンドによる立体音響を生成するシアターシステムです。コンパクトなホームシアターシステム自体は以前からあるカテゴリーですが、全チャンネルがワイヤレスであることとイネーブルドスピーカー搭載でドルビーアトモスや DTS:X などの立体音響を再現可能な点に興味を持っていました。そして実際に使っている人の評判がすこぶる高い。単品の AV アンプとスピーカーを組み合わせてホームシアターを構築している私も試してみる価値があるのでは、と思っていたのでした。

まあ実際に注文してから届くまでの間に SA-RS5 が発表されて、設置性(フロントはサウンドバー一本置けば OK、サラウンドは電源不要で設置自由度高い)を考えたら HT-A9 よりも HT-A7000+SA-RS5 の組み合わせの方が良かったんじゃ?とも考えたけど(;´Д`)、まあいいか。

HT-A9

スピーカーは珪石みたいなライトグレーっぽいマットホワイトで、LinkBuds のホワイトモデルに似た質感。真っ白よりもインテリアに馴染みます。

各スピーカーユニットは商品写真だとかなりコンパクトそうに見えるけど、実物は約 16cm 径×高さ 30cm 超というそれなりのサイズ。あらかじめ店頭展示等を見なかったので届いてから少しウッとなりました(汗。でもイネーブルドスピーカー込みの 3Way スピーカーなんだからそこそこ大きくて当然か。
スピーカーははめ殺しのパンチンググリルで中身がよく見えませんが、正面にウーファー+ツイーター、上面に斜め向きにイネーブルドスピーカーが取り付けられています。以前から自宅でイネーブルドスピーカーありのドルビーアトモスを鳴らしてみたいと思っていたんですよね。

HT-A9

4 本のスピーカーユニットはハードウェア的には同じものですが、それぞれ設置するチャンネルがあらかじめ決められていて、底面にどのチャンネル用かが明記されています。
端子はメガネケーブル用の電源コネクターのみ。一応電源オンオフとワイヤレス用の LINK ボタンもありますが、コンセントに繋ぐだけでほぼ自動設定してくれるからボタンに触る必要はありません。

HT-A9

Mac mini を一回り小さくしたような感じのコントロールボックス。前面に操作ボタンが一切ないのも含めて Mac mini っぽい。
天面のソニーロゴはレッドゴールドで、ワイヤレスヘッドホンの 1000X シリーズを彷彿とさせます。

HT-A9

背面端子は電源入力以外には HDMI の入出力と LAN 端子くらいしかない大胆な割り切り。AV 機器というよりはほぼコンピューターですねこれ。

HT-A9

ちなみに前面パネルは真っ黒に見えますが、実は一部分が半透過になっていて表示パネルが仕込まれています。
普段は必要ありませんがテレビ画面に映像が出ないときにコントロールボックス側に問題があるかどうかを切り分けるために必要。

HT-A9

リモコンはホームシアターシステム用としては非常にシンプル。どうも他機器のリモコンと金型を共用していそうなパターンがあからさまに見えます(笑
でもスマホアプリ(Music Center)からも操作できてしまうので、初期設定以外の出番は少なくなりそうです。

HT-A9

セットアップはテレビ上の GUI で行います。
といっても各チャンネルのスピーカーにコンセントを繋ぐだけで自動的にワイヤレス接続完了してくれるので、ユーザーが手をかけることはあまりありません。

HT-A9

4ch 分のスピーカー接続が完了したら、リモコンで音場最適化をスタートさせるだけで各チャンネルのスピーカーからテストトーンが発音され、ものの一分ほどで調整完了。どうやら各チャンネルのスピーカーにマイクが内蔵され、他のスピーカーから出るテストトーンを拾って自動調整するようですね。あまりに呆気なくセットアップが完了してしまって拍子抜けなほど。こんなに簡単でいいのか…。

HT-A9

セットアップが完了したところで、360 Spatial Sound Mapping(ソニーの立体音響技術)のデモサウンドが流れます。今まで使っていた 5.1ch サラウンドシステムではなかった上下左右から音が聞こえてくる感覚がすごい。これがこんなに簡単なセットアップでできてしまうとは驚きました。これは評価高いはずだわ。

HT-A9

ちなみにリモコンの「TV/オーディオシステム」ボタンを押すことで HT-A9 とテレビの内蔵スピーカーを切り換えることができます。私が使っているテレビ(KDL-46X5050)からは HT-A9 は AV アンプとして認識されているようですね。
KDL-46X5050 の内蔵スピーカーは割といい音なので、普段のテレビ視聴は引き続き内蔵スピーカーで、Blu-ray や VOD を観るときには HT-A9 で、と使い分けていこうと思います。

HT-A9

とりあえずこんな感じで設置してみました(ケーブルが汚い)。純粋に 2ch の音楽を再生するだけならば今までの AV アンプ+スピーカー(ヤマハ RX-A2050+B&W 704)の方がいい音しますが、映画などのサラウンドソースは完全に HT-A9 のほうがいいですね。従来の 5.1ch システムだといくらヤマハのシネマ DSP を使っても「特定のスピーカーから出ている音」に聞こえていたのが、HT-A9 はスピーカーの存在感が消えてサラウンド空間の中にいる感覚があります。音が動き回るようなシーンでもチャンネル感の繋がりがシームレスだし、今まで買った Blu-ray を一通り聴き直したくなりました。独身時代に 8.1ch のサラウンドシステムを組んでいたことがあるけど、それよりも良いかもしれません。

イネーブルドスピーカーの効果は抜群で、今までのシステムではどうしても高さ方向のない平板な音空間だったのが、HT-A9 では立体的に感じることができるようになりました。ただフロントスピーカー床置きだと少し音場が低い印象があるので、それはちょっと設置方法を考えよう。

端的に言って期待以上でした。GW はいろんなソースを取っ替え引っ替え試そうと思います。

ソニー / ホームシアターシステム HT-A9icon

iconicon

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました