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NW-ZX300+MDR-1A のバランス接続を試す

ウォークマン ZX300 を買った主な目的のひとつが、ヘッドホン/イヤホンのバランス接続を試してみたかったこと。手持ちのイヤホンやヘッドホンはケーブル次第でバランス接続に対応できるので、以前からやってみたいと思っていたんですよね。ポータブルオーディオの世界では既にワイヤレスが主流になりつつある中で逆行している自覚はありますが、せっかくスマホではなく高品質な DAC・アンプを内蔵する DAC 専用機を使うからには時々は本領を発揮させてやりたい。

そこでまずは長年愛用しているヘッドホン・ソニー MDR-1A のバランス接続から始めます。ケーブルはこれを調達しました。

MDR-1AM2 バランスケーブル

MDR-1A 用のバランスケーブルとしてはソニー純正オプションとして二種類発売されており、サードパーティからもいくつかリリースされています。が、これはそのどれでもなく、後継機 MDR-1AM2 に付属しているバランスケーブルです。初代 MDR-1A ではアンバランスケーブルしか付属しませんでしたが、マーク 2 ではバランスケーブルも同梱されているんですね。
今回はその MDR-1AM2 用の補修部品を購入しました。パーツナンバーは「1-912-475-11」(本体色シルバー用は「1-912-475-21」)。通常はソニーのサービスセンターか販売店経由で取り寄せ可能ですが、ヨドバシ・ドット・コムでは通常販売されていたのでそれを発注し、翌日には届きました。

MDR-1AM2 バランスケーブル

1.2m のバランスケーブルです。外観は機器側のプラグが異なる程度で、MDR-1A 付属のアンバランスケーブルとほぼ見分けがつきません。皮膜は樹脂系ながら絡みにくいセレーション(溝付き)ケーブルになっていて取り回しは良好。

MDR-1AM2 バランスケーブル

アンバランスケーブル(左)は Φ3.5mm の 3 極ステレオミニプラグなのに対して、バランスケーブル(右)は Φ4.4mm の 5 極バランスプラグ。標準のアンバランスケーブルも内部的には左右チャンネルで GND 分離されているとのことでセパレーションは悪くないはずですが、それがバランス接続でアンプ部分から左右独立になることでどの程度音質が変わるのか。この二つのケーブルはおそらくプラグ周り以外の材質等は共通と思われるので、純粋にバランス/アンバランスでの比較ができるというわけです。

MDR-1AM2 バランスケーブル

バランスケーブルを装着すると ZX300 の画面上に「BALANCED」の表示が出現。こういう演出をされるとバランス接続で聴かなくてはならない気持ちになってきますね(笑。なお ZX300 ではバランス/アンバランス両方にヘッドホンを接続した場合にはバランス側の音声出力が優先される仕様のようです。

MDR-1AM2 バランスケーブル

鳴らしてみた感じでは、アンバランス接続よりも全体的に音がスッキリする印象。耳の近くで鳴りがちだった音場に広がり感が出て、一つ一つの音の輪郭もハッキリ。低音も若干締まりが良く聞こえます。同系統のケーブルのため根本的に音質が変わるというわけではなく、傾向は変わらないまま広がりが良くスッキリした音に底上げされる感覚。これは確かに、一度この音に慣れてしまうとアンバランス接続には戻れないという人の気持ちも解ります。
なお純正のアップグレード向けバランスケーブルは標準グレード品で 1 万円、KIMBER KABLE コラボモデルで 2 万円くらいしてしまうのに対して、この補修パーツ扱いのケーブルなら 2,000 円+税 でバランス接続が試せるのはものすごいお得感。

でもこれで今まで聴いていた MDR-1A の音の一段階上が見えたので、ZX300 のポテンシャルを考えればもっと上の世界が見れるのでは?という危険な考えが頭をもたげてきてしまいました。上位ケーブルに換えれば MDR-1A の潜在能力をさらに引き出せそうな気もするけど、一方で私の好みからするともっと解像感のある音が欲しくなりそうだからむしろヘッドホン側を MDR-M1ST に買い換えた方がゴールに近いのでは…とか。これはちょっとヤバい沼に片足を突っ込んでしまったかもしれません。

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