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自作機をプチリニューアル

この冬休みに自作 PC をプチリニューアルしました。

「プチ」というのは、最近デスクトップ向け Core Ultra はリリースされたけど内蔵 NPU がまだ過渡期で全面的に更新する必要性を感じなかったから。とはいえ前回組み立ててから 5 年が経過して陳腐化した部分はアップデートしたい。具体的には、

  • GPU が GeForce GTX 1070 ではさすがに古すぎるから新しくしたい
  • SSD が 1TB では手狭になってきた、かつチップセットの制約でアクセス速度が 4GB/s で頭打ちになっているのを何とかしたい

という二点。逆に言えば CPU やメモリーにはまださほど不満を感じていないので、最小限の投資でボトルネックを解消してやるのが今回のコンセプトです。

ということで、まずマザーボードをこいつに更新。

ASRock / B550M WiFi

ASRock B550M WiFi

今まで使っていた AMD B450 ベースのマザーボードを B550 ベースに置き換え。今となってはこれも旧世代のチップセットだけど CPU を流用したまま PCIexpress 4.0 に対応させられる(=高速な SSD の性能が活かせる)なら買い換える価値あります。
なおこの B550M WiFi というマザーは ASRock の通常ラインアップには存在せず、ドスパラ別注で B550M Pro4 にオプションの Wi-Fi モジュールを搭載しつつのオンボード I/O を一部変更したモデルのようですね。マザーボードで販路限定モデルなんてあるんだ…。

ASRock B550M WiFi

私は自作 PC のマザーボードは長らく ASUS 派だったから今回が初 ASRock です。ASRock は元々 ASUS のサブブランド的位置づけでしたが今は完全に独立し、ハイエンドからローエンドまで一通りラインアップする大手マザーボードメーカーになりました。

B550M WiFi の基板は B550M Pro4 と瓜二つ、よく見るとヒートシンクのデザインやバックパネルの I/O が若干異なる程度の差分しかありません。その割に基板上のシルク印刷はちゃんと「B550M WiFi」になっています。

ASRock B550M WiFi

M.2 スロットの片方に Wi-Fi 6E 対応のモジュール(MediaTek RZ616)が装着されています。まあ私は有線で使う予定ですが。Wi-Fi 付きを買ったのは単に在庫がそれしかなかったから。
SSD 用のスロットにはあらかじめヒートシンクがセットされていて、ヒートシンクなし SSD でも放熱しやすいよう配慮されています。
チップセット用ヒートシンクなんかは今まで使っていた ASUS B450M-PRO GAMING よりも立派なくらいで、型落ちとはいえこれが ¥6,980(購入当時セール価格だった)というのは破格ですね。

ちなみに B450 と B550 は同系統のチップセットなだけあって、OS は再インストールしなくても(SSD も交換したのでディスククローンした)そのまま起動できました。が、旧マザーで使っていた ASUS のソフトウェア類が「別メーカーのマザーボードを使っているとアンインストールできない」という罠があり(おそらく別メーカーのマザーにインストールできない制限をかけた結果アンインストールもできなくなった)、自分でレジストリをいじってちまちま消していく作業を強いられました。先にアンインストールすべきだった…。

ともあれ、マザーと一緒に買った SSD はこちら。

Western Digital / WD_BLACK SN770 NVMe SSD 2TB WDS200T3X0E

WD_BLACK SN770

容量は 1TB→2TB に倍増。これも既に旧型もいいところですが、大手メーカー製の 2TB NVMe SSD で ¥17,620(これもセール価格)なら買わない手はありません。
ちなみにこれ発売当初はハイエンドの WD_BLACK シリーズでしたが、現在は実質的に同じものがミドルレンジ向けの WD Blue SN5000 にリネームされて販売されています。でもこれはそれよりも全然安かった。

WD_BLACK SN770

マザーボード側にヒートシンクが付属していることが分かっていたのでヒートシンクなしモデルを購入。
基板は片面実装で NAND チップとコントローラーチップが各一個載っているだけ、というこの上なくシンプルな SSD です。それでいて発売当時は最速クラスだったから驚きます。

WD_BLACK SN770

この SSD のアクセス性能はリード 5,200MB/s、ライト 4,300MB/s。今までの SN750+B450M の組み合わせではチップセット側の制約で 3,500MB/s で頭打ちになっていたから、50% 速くなったことになります。これは体感でも分かるレベル。最新の SSD なら実測 7,000MB/s まで出るのが当たり前になってますが、従来比で速くなってるからとりあえずこれで十分です。それ以上に空き容量の不安がなくなったのが大きい。

あとは GPU もようやく買い換えました。

MSI / GeForce RTX 4060 VENTUS 2X BLACK 8G OC

MSI GeForce RTX 4060 VENTUS 2X BLACK 8G OC

さすがに今さら GRX 1070 は旧すぎるから今年は GPU を更新したかったのでした。ローエンドの RTX 4060 でも 1070 より性能は上で、しかも消費電力も下がっています。
既に新世代の RTX 5000 シリーズが発表されたところですが、RTX 5060 はまだ正式発表されていない上に性能も 4060 と大きく変わらないという話なので。

ということで、GPU に関しては後日に続きます。

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