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ポータブルBlu-rayドライブを買い足し:BRP-UC6X

5インチ光学ドライブは今後入手困難に?すでに在庫限りのモデルも – AKIBA PC Hotline!

秋葉原のPCパーツショップで5inchの光学ドライブが入手困難になりつつあるというニュースが今週流れていました。
確かに今年に入ってからソニーの光学メディア生産終了パイオニアの光学ドライブ事業撤退と光学ディスク関連の寂しいニュースが続いており、他メーカーも後に続く可能性は十分考えられる状況でした。残るPC用ドライブのメーカーはHLDS(日立LG)とASUS(OEMかと思ったら自社生産していたんですね)程度とのこと。これらもそろそろ入手ができなくなる可能性が示唆されています。メディアの方は既に生産終了して流通在庫のみになっているソニーの他で生産を続けているのはマクセル、三菱ケミカル(ビクターブランド)、磁気研究所(HIDISC)、Verbatimくらい。こちらはドライブよりは息が長いでしょうが徐々に選択肢が減ってきている状況。

私も今唯一持っている光学ドライブが12年前に買ったもので、使用頻度が低いからそうそう壊れないとは思うけど流通しているうちに予備は確保しておきたい。ということで、このタイミングで一台購入しました。

アイ・オー・データ機器 / BRP-UC6X

BRP-UC6X

既にパイオニアブランドのドライブが流通していない今、次に信頼できそうなのはバッファロー/アイ・オー/ロジテックといった老舗PC周辺機器メーカーの製品です。でも近年ではあまりモデルチェンジしなくなって今でもUSB microB接続というドライブも少なくない。この先長く使うことを考えたらドライブ側がUSB Type-C接続になっているものがいい、という条件で選んだのがアイ・オーのこのモデルでした。
ちなみにこの機種は7月に生産完了してアウトレット扱いになっていたもので、現在は後継のBRP-UC6Z/Hという機種が出ていますがハードウェア的には同等で付属ソフトウェアのバージョンだけが差分ということのようで、安さ優先で旧型を選びました。

BRP-UC6X

9.5mm厚のBDドライブをアルミ製のハウジングで包んだポータブルBlu-rayドライブです。表面はヘアライン加工されていますが今やアルミならば何でもヘアライン加工されがちなので、やや安易だなという印象が拭えません。まあ頻繁に使うものでもないから見た目はそこまで気にしませんけど。

BRP-UC6X

しかし驚いたのがその薄さ。本来ノートPC用のBlu-rayベアドライブにアルミの外装を一枚直接かぶせただけという作りになっていて、めちゃくちゃ薄い。普通なら樹脂製のハウジングを使って3~4mmは厚くなりそうなものですが、これはなかなかに衝撃的。

BRP-UC6X

正面から見るとディスクトレイの蓋の上下に各1mmずつアルミ外装の厚みが出ている程度で、ほぼベアドライブをそのまま持ち歩く感覚に近い。光学ドライブをもっと頻繁に(持ち歩いてでも)使っていた時代ならばこれを指名買いしていたに違いない、という薄さです。

BRP-UC6X

インターフェースはUSB-C。正直なところ本体の薄さよりもこの仕様が重要でした。USB microBだと反対側がType-Cのケーブルを探すのが微妙に大変だし、ケーブル直結だと断線時に困る。長い目で見てUSB-Cで繋げることが必須条件でした。
なお本機に外部電源入力はなく、USBバスパワーのみで動作します。

BRP-UC6X

底面を見ると機銘板がシールで修正されていました。もともとはBRP-UC6Kという機種だったのがBRP-UC6Xにリネームされたようです。この二機種の違いは付属ソフトウェアのみで、UC6Kが書き込みソフト(B’s Recorder)のみ付属、UC6Xがさらにビデオ編集(Roxio Creator)とBD/DVD再生ソフト(BDミレル)が付属します。ハードウェアは同一のようなので、何らかの事情で付属ソフトが豊富な上位機種としてパッケージし直された商品のようですね。

BRP-UC6X

付属品はUSBケーブルとBD-Rメディア1枚。メディアはVerbatim(バーベイタム)製で、アイ・オーがこのディスクの販売を担っているからマーケティング的な理由で付属しているものと思われます。
USBケーブルはUSB 3.2 Gen1対応のもの。USB-AtoCタイプのケーブルと、USB-Aメス/Cオスの変換アダプターがついています。

BRP-UC6X

ちなみに、この手の機器だとUSB-CtoCケーブルと本来は規格上禁止されているUSB-Cメス/Aオスの変換アダプターが付属することも残念ながら珍しくないのですが、本機に付属するのはUSB-Aメス/Cオスのアダプター。こういうのを見ると「ちゃんとしてるよね」と安心できますね。

BRP-UC6X

そして何より気になるのはこの機種が搭載しているドライブがどこ製か、です。
私は10年ほど前までならドライブの中を見れば形状からメーカーを当てられるくらいには知識があったのですが、情報を追ってない最近はさすがに判りません。

BRP-UC6X

でもPCに接続してデバイスマネージャーを開いたら一発で判明。中身はパイオニアのBDR-UD03でした!これは「当たり」と言って良い。
パイオニアブランドのBlu-rayドライブはもう流通していませんが、パイオニア製ドライブを搭載した他社のポータブルBDドライブ製品はまだ何とか入手可能(それも時間の問題だけど)、ということですね。まあ、こういうのはロットによって中身が違うことも珍しくないので、BRP-UC6Xの全個体が中身パイオニアという保証はありませんが。

BRP-UC6X

せっかくだからPCに繋いでBlu-ray再生を試してみました。付属ソフトウェアといってもインストールメディアは付属せず、ユーザー登録した上でソフトウェアをダウンロードしてインストールする必要があります。
一昔前なら出張時にBDを持って行って新幹線の中で映画を観るなんてこともよくやってましたが、最近はもっぱらVODサービスからiPadにダウンロードするのが普通になってしまったから、PCでBDを観ることもそう多くないとは思いますが。

というわけで、おそらくこれが私が買う最後のBlu-rayドライブになるのかもしれません。光学メディアの終焉が訪れるまでは、今使っているBRP-U6XEとこれに働いてもらおうかと。

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