フランチャイズ契約終了に伴い閉店していた新宿西口の天下一品が復活したと聞いて食べに行ってきました。
私がこの店の復活を知ったのは以下のImpress Watchの記事でした。
元の天下一品 新宿西口店はフランチャイジーだったエムピーキッチンの契約終了と独自ブランド立ち上げにより現在は「伍福軒」として営業しています。それがわずか半年足らずの間に同じエリアに別の天下一品 新宿西口店が再開店するとは。しかも同じエリアどころか目と鼻の先、たった三軒隣だから驚くしかありません。
もともと天下一品があった場所に（しかも都内の複数店舗で一斉に）ある程度店舗のイメージを引き継ぐ形で新しいラーメンブランドを立ち上げた伍福軒もうまいな…と思っていたのですが、やはり長年にわたって定着してきた天下一品の看板のインパクトは強い。伍福軒よりも一段高く大きな看板を掲げているあたりに意地を感じます。
ちなみに休日のお昼時で天一は満席、伍福軒はガラガラとは言わないけど半分弱しか埋まっていない、という感じでした。天一は再オープン直後で興味を持って来る人が多いことを差し引いても、これがブランド力の差というやつですかね。チェーン系の飲食店って味そのものよりも知名度と立地が物を言う世界で、これこそマーケティング勝負だよなあ…と思います。
ちなみに店内に掲示されていた営業許可証によると運営会社はディックス・エイチシーズ。都内の他の天下一品やジムのエニタイム・フィットネスを運営している企業のようですね。エムピーキッチンの撤退後、新宿に天一を出店する機会を虎視眈々と狙っていたのでしょうか。
注文はタブレット式でした。
あれ？このタブレット、よく見たらハードウェアもUIもこないだ行った秋葉原のジャンカレーと同じ（笑）。同じ会社のオーダーシステムを利用していると思われます。
私は天一自体に近年あまり来なくなっていたから知らなかったのですが、こってりMAXって通常メニューになってたんですね。てっきり期間限定だと思ってたよ…。
とはいえ個人的にはアレは一度食べれば十分。今回は普通のこってりで行きます。
というわけで「こってり」。今回はトッピングに何も足さない、何も引かない王道のこってりです。
たぶん天一で普通のこってりを食べるのは7～8年ぶりくらい。昔は月に二回は食べるほどの天一ファンだったのですが、最近そもそもラーメン自体をあまり食べなくなったからなあ。
このドロドロ濃厚なこってりスープ、久しぶり。
かつて私の生活圏にあったのは天一の中でもスープが薄いと言われるエムピー系列店ばかりだったのですが（自分の中ではそれが標準だった）、それと比べて味がどうか…と言われても昔すぎて正確に覚えていない（笑。言われてみれば自分の記憶にある味よりもちょっと濃ゆいような。ま、いずれにしても久々の天一おいしいです。
そういえば麺はこんな感じだったなー。濃厚スープをしっかり受け止める麺がまたいいんだ。
脂身少なめのさっぱりしたチャーシューにメンマ、普通のラーメンよりちょっと多めの長ネギ。食べようと思えばいつでも食べに来ることのできた味だけど、自分にとっては妙に懐かしい。
サイドメニューとして「キムチャ丼」を頼んでみました。
昔は天一の豚キムチ定食（B定）が好きでよく食べてたんですが、あれってもしかしてエムピー系列の独自メニューだったんですかね。新しい新宿西口店には見当たりませんでした。代わりに頼んでみたこのキムチャ丼、細切れのチャーシューにキムチを和えたものがオンザライス。豚キムチ定食とは別物だけどちょっとそれっぽさが感じられて良い。
天一と言えばこの丼の「明日もお待ちしてます」。これが読みたくて毎回スープ完食してるまである。
いやー、久しぶりの天一おいしかったです。お腹いっぱいになりました。
会計はセルフレジ。このシステムもまるっきりジャンカレーと一緒（笑。
ただしキャッシュレス精算に対応してなくて現金のみなんですよね。オーダーから会計までセルフなのに支払いは現金というチグハグ感。決済のコスト負担したくないということなのでしょうが、新宿駅近のチェーン店でこの時代にこれ、というのはちょっとどうかと思います。
ともあれ新宿西口で始まったラーメン戦争、両店が共存できるのかあるいはどちらかが敗退するのか、ちょっと興味深く見守りたいと思います。新宿に来ること自体それほど多くないけど、またどちらにも食べに来よう。
ごちそうさまでした。
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