Iをクリアしてから忙しくて少しの間放置してしまいましたが、ドラクエIIの攻略を開始しました。
ドラクエIIはロト三部作の完結編。ファミコン版とは異なりHD-2D版はここまでIII→Iという順序でサーガの繋がりを大事にする方向の改変が行われており、IIでどのような大団円を迎えるのかに期待が高まります。さらに新要素としてサマルトリアの王女も仲間になるということで、I以上にリメイクを楽しみにしていました。
Iと同様にIIでもオープニングにプロローグが追加されています。主人公パーティーとなるローレシア/サマルトリア/ムーンブルクの王子・王女の生誕シーンからのスタート。このくだりの中で三人に名前をつけることになる演出が自然でうまい。
名前はローレシアを近年のリメイクでのデフォルトネームである「ロラン」、サマルトリア/ムーンブルクは私がファミコン版をプレイしていた当時の名前である「カイン」「サマンサ」にしました。
そして月日は流れ、ムーンブルクにハーゴン軍が侵攻。ムーンブルク王や将兵の奮闘もむなしくムーンブルクは滅亡する運命を辿ります。ファミコン版ではテキスト情報としてしか知ることができなかったのが、ドット絵キャラの演技とキャラクターボイスつきで見られると凄惨さが増して心が痛む。ムーンブルク王が王女だけでも逃がそうとするくだりは、一人の親としてちょっと来るものがありました。
そしてムーンブルク兵の生き残りがローレシア城に報告に来る、FC版のオープニングに繋がるわけです。
このムーンブルク兵の兄弟がローレシア王家に仕えているという設定が追加されていて、ややベタな演出だけどそれがちょっと泣ける。
この事件を契機にローレシア王子の冒険が始まります。最初はサマルトリアに赴いてこの情報をサマルトリア王に報告しつつ、さらにサマル王子とともにムーンブルクの状況を視察せよというもの。
ローレシア周辺で少しレベリングし、リリザの村経由でサマルトリアにたどり着くと王子は洗礼を受けに外出中。それを迎えに行く…というところからすれ違いが続くのがIIの序盤の冒険なのですが、本作ではなんとここでサマル王女が強制加入!てっきりもう少し後で仲間になるものと思っていたから驚きました。II最大のサプライズがこんな序盤で発生するとは。
しかしこの時点でのサマル王女はパーティーメンバーではなく支援NPCとして加入します。でも適切なタイミングでホイミをかけてくれるし、HP/MPがないからダメージを受けても死なないしMPも尽きない。呪文の使えないローレシア王子の一人旅だったはずのところにこの支援がもらえるのはめちゃくちゃ心強い。
そしてなんやかんやあってリリザの宿屋でサマル王子を発見。仲間になるときに握手するとかドット絵キャラがちょっとした演技をしてくれるのが嬉しい。
この後サマルトリア城に戻ると王女はいったんパーティーから離脱。でもきっと後でまた加入してくれると信じてる。
さて、この後は銀のカギを手に入れたらローラの門を通ってムーンブルクを目指すんだったよな…と思ったら、
なんとローラの門は魔物に襲われており、その影響で地下道が水没。え、これじゃあカギがあっても通れないじゃん。
かと思えば地下道の水を排出するには「渇きの壺」が必要で、それはFC版では銀のカギがあった洞窟で手に入るという。なんと、この部分の設定がこう改変されたとは。
ちなみに勇者ロト(III)とロトの勇者(I)が持っていた重要アイテムは「王女の愛」がローレシア、「渇きの壺」がサマルトリア、「ラーの鏡」がムーンブルクに継承されているとのこと。ロトの武具じゃなくて特定用途向けのアイテムなんだ(笑
その湖の洞窟では初のボスバトルが発生します。HD-2D版ではIIIでもIでも節目節目にボス戦があったから、ここで来ると思ってた。
ここに登場するボスモンスターはハーゴンの命令により「五つの紋章」を探している模様。精霊ルビスに復活されると困るということでしょう。Iでもあった「敵の方から能動的に攻めてくる」という演出が本作でも加わったことで物語に緊迫感が出てきました。
ボスを倒して渇きの壺を手に入れ、無事ローレシア大陸を脱出。FC版でも感じた新しい世界に一歩踏み出したワクワク感が、HD-2D版でグラフィックが大幅に刷新され世界観が広くなったことでより強くなっています。
そしてとりあえずの目的地であったムーンペタの町に到着。ここで三人目の仲間の加入を目指すわけです。FC版ではここまででもけっこうな時間がかかった記憶があるのですが、本作では思ってたよりスムーズに辿り着けたような。ダッシュが使えたりレベルがサクサク上がったり、一人旅の部分をサマル王女がサポートしてくれたことでスムーズに進められたということですかね。
Iではずっと一人旅だったので仲間と旅ができることが心強い。早くムーンブルク王女も救い出したいところです。













コメント