ラッセルが新時代最初のウイナーに! メルセデスがワンツー。アストン2台は完走ならず|F1オーストラリアGP決勝
2026年のF1がいよいよ開幕しました。
F1の歴史上最大の変化と言って良いレベルでテクニカルレギュレーションが変更された2026年。クルマの走らせ方も勢力図も大きく変わると言われていて、ある程度予想していたことではありますが…レースの見どころが全く変わってしまいました。
パワーユニットにおけるICE(エンジン)と電力の構成比が50:50(従来は80:20)に変更され、減速時の充電とストレート走行時の放電の重要性が増した結果、ブレーキングは「ギリギリまで攻める」から「早めに踏んで充電する」に変わり、オーバーテイクはストレートでの放電(オーバーテイクモード)で易々と抜ける形に。去年までのDRSも批判はありましたがこれほど簡単に抜けるものではありませんでした。電力ブーストによりまるでカテゴリーが違うクルマを相手にするように抜いていく様子はエキサイティングとは真逆に感じてしまった。これはオーバーテイクではあるけど「バトル」ではないですね。
レース前半はそんな感じでサーキットのあちこちでオーバーテイクが発生していたのに、後半には各チーム・ドライバーともにエネルギーマネジメントの勘所を掴んだのか一転してオーバーテイクのないレースに。うーん…。
レースはメルセデスが1-2フィニッシュで勝利。まだ開幕戦が終わったところですが今年はもう2014年の再来という感じですね。フェラーリが戦略次第でワンチャン逆転できていた可能性はあるけど、むしろメルセデスがまだ余力を残した状態で接戦を演じていた可能性の方が高いと思っています。フェラーリの後に続くマクラーレンとレッドブルとはまだ少し差が大きそうだし、おそらく今季の四強はメルセデス>>>フェラーリ>>マクラーレン>レッドブルという感じなのでしょう。その後ろで中断トップをアウディとVCARBが争うという構図でしょうか。
新規参入勢ではフォードRBPTとアウディが事前の予想以上に健闘しています。もっと苦戦すると思っていたから驚きました。一方でキャデラックは苦戦しているようですね。
で、アストンマーティン・ホンダ。まさか完走もままならない状況で開幕を迎えるとは。
いきなりチャンピオン争いは難しいにしても中断トップ争いは普通にしてくるだろう、と予想していたから落胆が大きいです。2015年のマクラーレン・ホンダの再来、いやそれよりも酷い状況ではないでしょうか。もしかしたら悪いのはホンダのPUだけじゃないかもしれないけど、少なくとも開発においてアストンとの意思疎通ができていないという点でマクラーレン・ホンダ時代と何も変わっていない。2020年の突然の撤退発表から復帰までのグダグダからの現状、というのはさすがに応援する気が失せるでしょう…。
そんな感じで、レース自体が面白いと感じられなかった上にホンダの体たらく、そのうえ角田も不在。日本メーカーや日本人ドライバー不在のシーズンでもフラットな目線でF1を楽しんできた私ですが、今回ばかりは観戦のモチベーションが落ちてしまっています。ここまで落ち込んだのは多分ホンダとセナを相次いで失った1990年代後半以来。この後に続く上海~鈴鹿で「やっぱり面白い!」となってくれれば良いんですが…。


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