ラッセル、フェラーリの猛攻退けスプリントを制す。フェルスタッペンはスタート大失敗|F1中国GPスプリント
19歳アントネッリが涙の初優勝。史上最年少ハットトリックも達成。ハミルトン跳ね馬で初表彰台。アロンソ振動でリタイア|F1中国GP決勝
新レギュレーション導入2戦目の中国GP。スプリントウィークでした。まだレース運営も落ち着いていない状況でいきなりスプリントといのもどうかと思うけど…。
開幕戦ほどの混乱したレースにはならなかったものの、勢力図的にはオーストラリアから大きく変わらず。メルセデス>>>フェラーリ>>マクラーレン>レッドブルというオーダーが改めて確認されたレースでした。フェラーリはローンチに強みがあるからレース序盤はメルセデスに迫れるけど中盤以降は離されていくのが定番化しそう。逆にスプリントはレース距離が短い分メルセデスとの差が縮まる、という状況ですかね。一方でレッドブル以下はVCARB、ハース、アウディ、アルピーヌまでの差は大きくはなく、サーキットごとの電力依存度次第で優位性が入れ替わるように見えます。ウィリアムズとキャデラック、アストンが最下位争いだけどアストンはそもそも完走もままならない時点で勝負になってない。
ということで上海でもメルセデスがスプリント・決勝ともに完勝。このままシーズンを18~19勝(中東問題で2戦キャンセルされて全22レースとして)はしてしまいそうな勢いです。ただ今回は予選でキミ・アントネッリがラッセルに先行して史上最年少PPを獲得。決勝はスタートでフェラーリの二台がラッセルの前に出たことによりアントネッリが序盤のうちにギャップを築きそのままトップチェッカー、F1での初優勝を飾りました。おめでとうアントネッリ!キミ・ライコネンに因んで名づけられた子が成長してグランプリウィナーになる瞬間を目の当たりにすると、自分が歳を取ったことを痛感する(笑
決勝はそのアントネッリとラッセルのメルセデスが1-2。3位表彰台にはフェラーリからハミルトンが上がりました。ハミルトンの後任としてメルセデスのシートを得たアントネッリが勝ったレースで、同じ表彰台にハミルトンが乗る(それもフェラーリ移籍後初)というのもドラマですね。
ちなみに今回の決勝ではなんとマクラーレンの2台とウィリアムズのアルボン、アウディのボルトレートがマシントラブルにより出走できず。アストンは今回も2台揃って完走できず、フェルスタッペンもリタイヤ。メルセデスも予選中にトラブルを出していたし、(アストンは論外としても)どのチームもまだまだ信頼性は確立できていませんね。下位チームはこういう状況のうちにポイントを拾い集めておきたいところ。
レース全体を通して見ると、オーストラリアよりはレースらしいレースではあった…と感じました。が、追い抜きはオーバーテイクモードによって成す術なく抜かれていくケースがやはり多く、バトルらしいバトルはフェラーリのチームメイト間の鍔迫り合いによって印象付けられていたように思います。あとはオンボード映像に重ねられるデータが減らされ、ストレートで減速していく様子が可視化されなかったことで「興覚め感」が緩和されたのでは…と推測。やはり今シーズンのレースのあり方には疑問があるものの、見せ方によって少しはマシに見えたと感じました。
今季は順当に行けばもう残りの20レースを見るまでもなくラッセルのチャンピオンで決まりでしょう。が、個人的には今回の勝利で覚醒したアントネッリがラッセルを食う展開に期待してしまいます。やっぱりレースは誰かに肩入れしながら観た方が断然面白いので、今シーズンはアントネッリとピアストリを軸に観ていこうと思っています。


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