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東京都目黒区池尻大橋の豚のうす切 鉄板焼

「おばあちゃんの鉄板焼き、渋すぎる」

池尻大橋

池尻大橋。東急田園都市線で渋谷の隣の駅ですが、あまり用事がなくてよく知らない場所です。そんな中で唯一印象にあるのが大橋ジャンクション。珍しい四層構造のループ型ジャンクションで、外から見た感じはスタジアムっぽくもある。私は以前一度ジャンクション撮影に来たこともあります。

そんな大橋ジャンクションからもすぐ近くにあるのが『孤独のグルメ Season11』第6話に登場した昔ながらの鉄板焼店「不二」。

ステーキハウス 鉄板焼 不二

ステーキハウス 鉄板焼 不二

家族経営で、店主のおばあちゃんが各テーブルの鉄板で直接焼いてくれるお店です。4月に放送された松重さんのラジオ「深夜の音楽食堂」に出演された笠島Pの発言(この店と明言はされませんでしたが間違っていないはず)によると「今までメディアの取材は全部断ってきたけど、おばあちゃんが大の『孤独のグルメ』ファンでこれだけは出たいと言っている」とのことで家族会議の末にご出演、となった模様。実際に劇中でもおばあちゃんがご本人役で出ていらっしゃいました。

私は放送前に食べに行ったのですがその時点で開店前から行列をなしていました。ドラマの撮影をしていたのが近隣では噂になっていたようで、私が開店待ちをしている間にも通りがかった近所の方が「しばらく入れなくなっちゃうね」と話しているのが耳に入ってきました。

ステーキハウス 鉄板焼 不二

店内、いい具合に昭和感。周囲には田園都市線沿線らしくオシャレな飲食店も少なくない中、ここだけは旧称:新玉川線の時代感が生き残ってる感じがする。写真左上にあるテレビなんてブラウン管ですよね。

ちなみに私は一番乗りだったので「五郎が座るならここしかない」という席を選択。大正解でした。

ステーキハウス 鉄板焼 不二

手書きのメニュー、どれも文字面がうまそう。献立ってのがいい。
そしてランチは千円前後で食べられるのが、このもろもろ物価高騰の折にはありがたい。だってここ渋谷から徒歩圏のエリアですよ。

その一方で牛ヒレ/ロースステーキが各8,000円というのもすごい。どんな肉が食べられるのか興味ある…と思っていたら、まさかの隣のテーブルの家族連れが牛ロースステーキを頼んでいて驚きました。久住さんも食べてたアレ、うまそうだったなあ…。
あとちょっと気になったのが「鮮魚のブドウ酒むし」。ワイン蒸しじゃなくてあえてのブドウ酒むしっていうのがソソる。ブドウ酒、って幼少期に童話に出てきた憧れの飲み物っていうイメージが今でもある。

ステーキハウス 鉄板焼 不二

こっちにも献立。壁に貼られてる短冊メニューは季節もの的な?カキ、イカ、ツブ貝、サーモン、ブリ…肉の鉄板焼屋だと思ってたら海鮮も充実してる。そしてこっちはブドウ酒じゃなくてワインむしなんだ(笑

ステーキハウス 鉄板焼 不二

注文を済ませるとまずお冷や、お新香、小皿に割り箸が提供され、鉄板に火が入ります。
このセットが出てきた時点でこっちの腹は既に臨戦態勢。うう、早く食べたい。

ステーキハウス 鉄板焼 不二

まずはこの店の大定番というハンバーグステーキをランチセットで頼んでみました。
焼かれる前のハンバーグがもやしと一緒にザルに入って出てきた。なんかこれだけでもう懐かしい感じがする。

ステーキハウス 鉄板焼 不二

ここでおばあちゃんが登場。本当に一席一席回って焼いてくれます。目の前で手際よく、それでいて丁寧に焼いていく様子を見るのも楽しい。
特に言葉を交わすわけじゃなくてもおばあちゃんの温かさが伝わってくるようで…なんか唐突に、子どもの頃によく行った近所のお好み焼き屋のことを思い出していました。

ステーキハウス 鉄板焼 不二

ハンバーグを火にかけたら蓋をしてしばし待ち、蒸し焼きに。その隣ではもやしがジュウジュウと音を立てて炒まっていく。
割り箸が届けられてからここまでの肉おあずけ地獄、ひたすらに空腹を煽る。腹が、減った…!

ステーキハウス 鉄板焼 不二

そこにご飯と味噌汁が舞台に上がってきました。いよいよ食べられる刻が迫ってきている。
とりあえずお新香と白飯を先につついて空腹をいなしたい気分はありつつも、ここでガマンすることで最高の鉄板焼きが味わえるはず。

ステーキハウス 鉄板焼 不二

そして、実はサイドメニューとしてかきの鉄板焼きも頼んでいたのでした!

想像していたよりも大ぶりな、プリプリのカキが4つも。見るからにうまそうだ。
いかん、胃袋が裏返りそうだ。

ステーキハウス 鉄板焼 不二

持ち重りのするカキ。箸で持ち上げると握力が負けて手がプルプルする。
クリーミーなカキとバターの香ばしさが一体となって、それがちょっと焦げることでうまみが凝縮されてる。絶対うまいの予想的中!ゴローがこれを食べていかなかったの、ちょっともったいない。

ステーキハウス 鉄板焼 不二

カキを追っかけるようにハンバーグも完成。ステーキソース(生姜醤油)につけていただきます。
焼く前はけっこう大ぶりに見えたけど、火が通ると思ってたより小さい。周りの席では過半数がハンバーグを食べていたのですが、その多くが大サイズで頼んでいた理由が分かりました。サイドメニューを頼まないならこの店はハンバーグ大でちょうどいいくらいってことか。

表面が少し焦げるくらいによく焼きのハンバーグ。焦げ目のカリカリがむしろおいしい。挽肉に仕込まれているタマネギが大きめに切られてるのも食感にいいリズムを生み出している。

ステーキハウス 鉄板焼 不二

付け合わせのもやしもシャキッとしていてうまい。
よく「東京のもやしっ子」なんてけなす表現があるけど、こういう芯の通ったもやしを食べるともやしにだって馬鹿にできない立派さはあるじゃん、と言いたくなる。

は~、おいしかった。ハンバーグ&カキバター、絶品。

食べるほどに、飲み込むほどに新しい食欲が湧いてくる。ということで日を改めてもう一度行ってみました。

ステーキハウス 鉄板焼 不二

このときに頼んだのは豚ロースステーキのランチ。さすがに牛ロースを頼む勇気はなかったけど(笑)、ポークでもこれだけのボリュームがあるなら望むところだし、豚肉の方が孤独のグルメっぽい。

大ぶりで分厚いポークステーキ。どこか、先日惜しまれつつ閉店してしまった源氏食堂の豚を思い起こさせる。というかこれにご飯と味噌汁がついて1,200円ってやっぱり安すぎない?

ステーキハウス 鉄板焼 不二

それとサイドメニューとして注文したのがこの回のサブタイトルにもなっている「豚のうす切鉄板焼」。ゴロー同様、うす切っていうからてっきりバラ肉かと思ったら、けっこうしっかりした厚みがある。せいぜい豚ロースステーキよりは薄い、っていう意味での「うす切」だったか(笑

豚ロースを追っかけてうす切が焼き上がって、もやしの上にうす切が乗っかってきたら豚肉だけでものすごいボリューム。なんだかすごいことになっちゃったぞ。

ステーキハウス 鉄板焼 不二

ということで、まずは豚ロースから。これも生姜醤油でいただきます。

鉄板焼きの肉は格別。肉がグイグイ入っていく。
いくつになっても俺は豚のアブラスキーだ。まさに肉食ってる実感、こういうのが食べたかった。

ステーキハウス 鉄板焼 不二

続いて豚肉うす切。こちらはステーキソースとは違う味付けのタレ焼き。

おぉ…このタレ豚、トンでもないぞ。
甘口の濃いタレとちょうどいい厚さの豚肉。めちゃくちゃいい。ロースステーキとうす切でブタがダブってしまったが、こんなダブりなら大歓迎だ。ロース、メシ、うす切、メシ、の永久機関車がいま誕生した。うおォン!

この圧倒的なブタのダブル攻撃の前に、あっという間にご飯切れに追い込まれてしまった。

ステーキハウス 鉄板焼 不二

鉄板フェスのオオトリはこれしかないだろう。ライスおかわり(有料)したらその上に肉、乗っけるよね。ミニ豚丼作るしかないじゃんね。

箸を動かし、丼が踊る。茶碗の中で米と肉がスタンディングオベーションしている。

ステーキハウス 鉄板焼 不二

二回連続で、大満腹の大満足。鉄板焼きの牛肉と豚肉、これはもう鉄板のうまさ。
おばあちゃんが目の前で焼いてくれる鉄板焼、良かったなあ。どんなに世界が変わろうとも、こういう店があり続けるなら世の中はまだ捨てたもんじゃない。

他にも鶏肉とかレバーとか、海鮮もいろいろとうまいに違いない。混雑が少し落ち着いた頃にまた食べに来たい。誰かと一緒ならあの牛ロースに挑戦してみるのもアリかも。

ごちそうさまでした。

『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート
ドラマ&漫画『孤独のグルメ』の聖地を実際に巡礼してきた本人によるまとめです。(一部未巡礼店あり)。ドラマ『孤独のグルメ』漫画『孤独のグルメ』

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