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Gerald Levert & Eddie Levert, Sr. / Something to Talk About

Gerald Levert & Eddie Levert, Sr. / Something to Talk About

Gerald Levert と Eddie Levert 親子のデュエットアルバム。Gerald の追悼企画盤かな、と思っていたんですが、どうやらほとんどが新録のもよう。お蔵入りにならずに出てきてくれたのは、ファンにとってはこの上なく嬉しいのです。親子名義としては前作からかなり時間が空いてしまいましたが、それが最後の作品になろうとは、誰が想像したでしょうか。

お互いに太くてどこか優しさのこもったバリトンの競演。さすがに声質が似ていてときどきどちらがどちらか分からなくなりますが、それだけ声の相性が良いことの証でもあり、心地良く聴かせてくれます。Gerald のソロ作よりも落ち着いた作風が多いのも、ゆったりと聴ける要因なんじゃないでしょうか。遺作としてのオリジナルアルバムのリリースもこれが最後になると思うと本当に悲しいのですが、ソロ最後の作品 “In My Songs” と併せて、まだまだ当分聴き続けたい会心の作であると思います。

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