ブックカバーを買ってから、久しぶりに文具店を巡るのが楽しくてついあちこち回ってしまうんですが、最近 TVCM や交通広告でよく露出しているコレを買ってみました。
カスタマイズとかオーダーメイドといった仕組みに絡む仕事をしているせいか、最近妙にこういうオーダーメイド系の商品やサービスに惹かれる自分がいます。シャーボなんて替え芯でいろいろな色のインクに交換できるので、あまりカスタマイズできる意味もないような気はしますが、コモディティの極致にある文房具で新しい付加価値を創造しようというその心意気や良し。
本当は、このテのマルチペンってペン先がペンの本来の軸の中心から微妙にずれているのが気持ち悪くてあまり好きではないんですが、でもこのシャーボ X は使ってみたかったので。
ボディカラーは迷ったんですが、最も仕上がりが美しかった「サイレントブルー」を選択しました。メタルパーツがブラック系なら「アッシュブラウン」にしていたところですが、ブラウンとシルバーのバランスがイマイチ気に入らず。革調のも質感は良かったんですが、こちらは色がイマイチで、できればブラウンかボルドーが良かった・・・。
替え芯は 0.5mm シャープとジェルインク 2 色の組み合わせ。最近シャープペンシルは滅多に使わなくなっているんですが、3 つの芯のうち必ず 1 種類はシャープメカじゃないといけないので、最も無難な 0.5mm に。まあ、シャープがなければシャーボじゃなくて「ボーボ」になるからか(ぉ。
ボール芯のインクは油性とジェルが選択できますが、書き味はジェルの方が圧倒的に良いです(その分、インクの減りはかなり早いもよう)。色は万年筆を使うようになってから気に入っているブルーブラックと、仕事上何かとよく使うレッドを選びました。
最近出番が減っているとはいえ、PDA やスマートフォン遣いとしては、替え芯はスタイラス版も欲しいかも。一応ロットリングも持ってるので、使い分けていますが。
正直なところよく見ると樹脂パーツやクリップ部分の質感が今ひとつだし、シャーボとしては高め(私が買ったのは本体だけで¥5,000 もする)なので、ブツとしては万年筆や高級ボールペンを買った方が満足度は高いような気もします。あ、でも軸を回したときの絶妙な感触は、このテのマルチペンの中では圧巻かも。用がなくてもついつい回してしまうだけの中毒性があります。
まあ、パッと見で「良い物」と言えるペンですし、文房具にしては新しい購入体験ができたというだけでも、買った意味はあったと思います。当分仕事のメイン筆記具になりそう。
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