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Gavotte Ramdisk

【特別レポート】32bit Windowsの管理外領域をRAM Diskに使う (PC Watch)
Gavotte Ramdisk まとめWIKI

軽い祭り状態になっていて PC Watch にまで取り上げられてしまった Gavotte Ramdisk ですが、私も自作機で微妙に使われていない領域があるので、試してみました。
手順は画像つきで掲載している PC Watch が一番分かりやすいかな。それでも手順は本当にシンプルなので、拍子抜けするくらい簡単に動作してしまいました。

デフォルトだと R: ドライブとしてマウントされる設定のようですが、ウチの自作機の場合、R: ドライブは CF カードリーダーで使っているので、一番使わなさそうな Z: ドライブにアサイン。他の設定は一切いじってません。

■動作環境:
バージョン: 1.0.4096.4
マザー: ASUS P5K-VM
RAM: PC2-6400 2GB×2(UMAX 製)
CPU: Core 2 Duo E8400@3.60GHz(400MHz×9)
OS: Windows XP SP3
認識: OS 3.25GB / Ramdisk 767MB で動作

ただ単に Ramdisk を作っただけじゃ意味がないし、揮発性メモリだからテンポラリ領域にしか使えないので、使いどころが難しいんですが、とりあえず Photoshop のキャッシュに指定してみたら、確かに体感速度が上がりました。あと、試しに Ramdisk 上で Disk to Disk のファイルコピーをしてみたら、100MB 単位のファイルが一瞬でコピー完了(゜▽゜)。DRAM なんだから当然とはいえ、ちょっと衝撃的でした。今の環境だと 767MB しか余剰がないのであまり活用できてませんが、8GB 積んで余った分をまるまる Windows のページファイルにしたりしたら、かなり速いんじゃないですかね。
あとこれ、3.5inch HDD との比較でも確実に差が出ているので、2.5inch HDD なノート PC で Ramdisk 化してページファイル領域にできたら、より効果がありそうな気がします(ノート PC は現状ではメモリ最大 4GB なものしかないので、ページファイルをまるまる Ramdisk 上には置けないでしょうが)。


どれくらい速いか数値的に見てみようということで、CrystalDiskMark でベンチを取ってみました。容量は 50MB で計測。

ドライブGavotte
Ramdisk
HDD
(Seagate
ST3320620AS)
NAS(Buffalo
LS-WS1.0TGL/R1
(.11a 経由))
Sequential Read5250.756MB/s69.936MB/s2.145MB/s
Sequential Write3076.336MB/s64.978MB/s2.633MB/s
Random Read 512KB3650.792MB/s35.677MB/s2.081MB/s
Random Write 512KB2514.416MB/s37.554MB/s2.505MB/s
Random Read 4KB88.990MB/s0.525MB/s1.357MB/s
Random Write 4KB81.551MB/s1.133MB/s1.328MB/s

何これ!HDD が最新世代のものではないとはいえ、3.5inch HDD の 50~100 倍のスピードってちょっと。ここまで差が出ると計測ミスじゃないかと疑いたくなります(でも実際に近いスペックで計測している PC Watch のベンチ結果よりも明らかに高い数値なので、ちょっと自信なかったり)。
おまけ程度に NAS のベンチも取ってみましたが、こうやって比べてみるといくら .11a 経由とはいえ NAS 遅すぎですね(;´Д`)ヾ。やっぱり Ethernet で繋ぐべきか・・・。

という感じです。私の環境では容量も少ないし、休止状態に入れなくなった(まあ仕組み上は当然?)のでちょっと常用するほどではないかなと思いますが、遊びとしてはコストなしでなかなか面白い経験ができました。ホントにこれ、万人向けではないけど使いようによってはかなり面白いソリューションじゃないかと思います。その筋ではまだ盛り上がっているので、そのうちハイバネもできるようになってキラーソリューションが発見されて、もう一度ブレイクしそうな予感。

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