Caplio GX100 を 2 週間あまり使ってみて、サンプルとして出せそうな写真がいくつか溜まってきたので上げてみます。まあ、今さら旧型のサンプル写真なんて見たい人もいないでしょうが^^;
[ RICOH Caplio GX100 ]
まずは最も「GX100 らしい」と言えるワイド端 24mm の画像。そこいらの 28mm スタートの広角コンデジじゃワイコンでもつけない限り描けない画です。画質も細部までちゃんと描写できており、デジイチに安手の広角レンズをつけるより好ましい画じゃないかと思います。
GX100 のマニアックなポイントとして、「ステップズーム」が使えるのもポイントじゃないでしょうか。24mm-28mm-35mm-50mm-72mm という一眼レフで使われる代表的な焦点を段階的にズームしていくことができ、コンデジでありながら単焦点レンズの交換を楽しんでいるような感覚が味わえます。とはいえ私が持っている DSLR は APS-C 方式のものばかりなので、正しい単焦点レンズの画角をあまりよく知らないのですが、普段から意識するようにはしているので、何となく感覚では掴めるかな?
私は無段階ズームのコンデジとしては DSC-W170 も持っているので、GX100 ではもうステップズーム設定をデフォルトとして使っています。
[ RICOH Caplio GX100 ]
マクロっぽいサンプル。この写真はそこそこですが、GX100 自体はかなり寄れます。AF は若干遅いですが、Cyber-shot T シリーズの拡大鏡モードに匹敵するくらい寄れる。今まで Cyber-shot T シリーズの拡大鏡モード「だけは」気に入っていましたが、もうマクロ用コンデジは GX100 でいいやと思うくらい。
ただ、こういう食べ物なんかを撮ると、発色がやや淡泊なせいか美味しそうさ加減は今ひとつですかね。レタッチすれば済む範疇の話ではありますが、こういうのの画作りは比較的しっかりめに色を乗せる Cyber-shot のほうが得意だったかも。
[ RICOH Caplio GX100 ]
逆光のシチュエーションで。
意図せず金曜ロードショーみたいになってしまいましたが(ぉ、アンダー過ぎずオーバー過ぎず、うまくまとまっているんじゃないでしょうか。陰になっている部分にもう少し階調を見せてほしかったとは思いますが、水面の描写あたりは雰囲気が出ていてかなり好み。
[ RICOH Caplio GX100 ]
原色系の構図。やっぱりややシアン寄りというか淡泊というか、ちょっとくすんだ感じになる傾向がある気がします。
私はホワイトバランスも室内の場合は若干地明かり(アンバーっぽい光)を残し気味にするのが好みなので、レタッチするなら少し青みを抜いてやる方向にする感じですかね。でもコントラスト感は悪くないし、レタッチ前提で考えても扱いやすい画だと思います。
全体的に Cyber-shot とは画の傾向が対極にあるというか、NR はしっかりかけて色乗りも良い Cyber-shot に対して、淡泊でノイズもそのままだけどシャキッとした画の GX100 という印象です。撮りっぱなしなら Cyber-shot のほうが良いけど、後加工を前提とするなら変にいじってない GX100 のほうが良いかも。
とりあえず、Cyber-shot F505/F707/F828 系以外で触ってて楽しいコンデジってこれが初めて。とにかくいじり甲斐があるカメラという感想です。まだまだ懐が深そうなので、もっと触ってみるつもり。触っているうちに、改めて新品で GX200 が欲しくなってしまいそうで怖いですが^^;
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