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WILLCOM D4 インプレッション

私が買ったわけではないのですが、少し使ってみる機会があったので、試してみました。

ウィルコム / WILLCOM D4

インプレを書こうと思っていたら、まさに今日スタパ齋藤氏に思っていたことをひととおり書かれてしまったので↓、簡潔に私の感想を。

超小型Windows PC、「WILLCOM D4」を使ってみた (ケータイ Watch:スタパ齋藤の「週刊スタパトロニクスmobile」)


PC としてのパフォーマンスは、「多くを望まなければ」という前提つきながら、そこまでひどいとは思いませんでした。Windows Vista の起動時間はそこそこかかるものの、OS が起動してしまえば少し前のモバイルノートと大差ないくらい。とはいえ、デフォルトの Vista の Aero がオフになっている状態での話。Aero をオンにすると、GUI の操作だけでもう画面がコマ送り状態になって、使い物になりません(´д`)。まあ、Aero 自体にさしたる価値があるとも思えないので、いいけど(ぉ。逆に WinXP を入れたらもっと快適になるような気はします。

キーボードは携帯電話のテンキーと同じようなタッチながら、そこそこキーピッチを取った QWERTY キーボード。ただ、立って両手持ちした状態で親指タイピングできるわけじゃない(横幅が広すぎて真ん中あたりのキーに指が届かない)し、かといって机に置いた状態でタッチタイプできるキーでもないので、いつどんなシチュエーションで使うべき PC なのかイマイチよくわかりません。せめてどちらかのシーンに特化した使い勝手になっていれば・・・。
操作系はタッチスクリーン+タッチパッド。画面の右横がタッチパッドになっているんですが、これは慣れないと使いにくいかも。スタイラスで画面をタッチするほうが直感的に使えますね。

サイアクなのはバッテリ。当初未発表だったバッテリ周りのスペックが公開された際に、Web 上で冷笑が起きてましたが、実際はもっとひどいです。実質的なバッテリ駆動時間は 1 時間程度しかないのに加え、待機電力が妙に高いのか、フル充電していても半日電源オフで持ち歩いていたら、電源を入れようとしたところでバッテリ切れになって、動かない(;´Д`)ヾ。電池が切れたら単なる 460g の重りになってしまうので(笑、持ち運ぶときにはバッテリを外していくしかありません。結局このダメダメな仕様をフォローするために大容量バッテリの全員プレゼントをやるようですが、それでもこの状態(電源切っててもやたら消費する)では、使い物になるとは思えません。

あとは、クレイドル標準添付じゃないくせに DC ジャックに蓋がついているので、充電時には必ず蓋を開かなくてはならないとか、ファンはほぼ常時フル回転でうるさいにも関わらずけっこう熱くなるとか、ハードウェアとしてはかなり不満ばかり。これで回線は時代遅れのウィルコムなのだから、正直誰に売りたいのか分からないハードです。ユースケース無視、まず Atom ありきで企画された製品なんだろうな、というのが分かってしまう辛い製品ですね・・・。

私が何かの製品をここまで酷評するのも珍しいですが、私がこれを買うことはないだろうなあ。これなら、用途を割り切ってスマートフォンを買うか、新しいほうの Eee PC もしくは工人舎+イーモバの USB 端末を買うかしたほうが、幸せになれるでしょうね。

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