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α900 インプレッション

いよいよ発売になったα900。CEATEC でも一応見ていたんですが、じっくり触る時間がなかったので、改めて店頭でいじってきました。

ソニー / α900

B001G44HW6

本体サイズ・質量はα700 より少しずつアップしてますが、実物を見て・触ってみた限りではそれほど大きな差を感じませんでした。EOS 5D はともかくニコン D700 あたりはかなり量感あるボディになってしまっていたので、これは嬉しいかも。これなら、望遠の焦点距離以外でα700 を選ぶ理由がなくなるかもしれません。
ただ、フルサイズを使うと中途半端なレンズは使えなくなる(ラインアップ的にも心理的にも)ので、Vario-Sonnar 24-70/F2.8 のようなレンズをつけたときの重量を考えると、ちょっと二の足を踏んでしまうものがありますね。

ファインダは圧巻の一言。銀塩(といっても私が触ったことのある銀塩はかなり限られてますが)も含め、今までこれだけ明るくて広い光学ファインダを持った一眼レフは見たことがありません。それくらい、まさに目から鱗が落ちるような思いでした。確かに、ホンキで撮るならこのファインダのために¥33 万払っても惜しくないかも、と思わせる出来だと思います。これで MF で撮るなら、むしろ自分の視力のほうを調整しないと・・・と考えてしまったほど。
また、フルサイズだと当然焦点距離も APS-C とは変わってくるわけですが、50mm を覗いてみると改めて「50mm って標準レンズなんだ」と感じました。APS-C から入った身としては、50mm(実質 75~80mm)はむしろポートレートレンズくらいのつもりでいたので、その自然な視界に改めて驚き。ただ、純正の 50mm F1.4 はあまり MF 向きの作りとは言えないので、そういう意味でもマウントアダプタ経由で M42 マウントの Planar でも使うか、純正の P50 ZA が出てくることに期待するか、だと思います。


α900 はどうしてもフルサイズセンサと 100% 視野率のファインダばかりに注目が集まってしまって、その他の機能にはあまりスポットが当たっていないのですが(確かに、新機能と言えるものはそれほど多くない)、新機能の一つ「インテリジェントプレビュー」について。カタログや雑誌記事だけ読んでいる分にはこの機能が何のことだかよく分かっていなかったんですが、実際に使ってみると確かに便利かも。具体的には仮撮影(記憶媒体には書きこまない)して露出をいじったらどんな感じになるか確認できる・・・という機能ですが、いちいち何度も撮影して確認しなくても済むので、撮影のテンポアップに繋げられるのではと思います。まあ、最初プレビューボタンを押しただけなのにシャッターが切られてしまって混乱したのは内緒ですが(ぉ。

あと気になったのはシャッター音かなあ。α700 以降はけっこうシャッター音にこだわっていたらしく、個人的にもα700 のあまりカメラらしくない締まったシャッター音はけっこう好きだったんですが、α900 のシャッター音は少し粗め。いかにもフルサイズ対応のミラーを動かしてます、という重い音で、フルサイズを使っているという自己満足には良いと思いますが(ぉ)α700 のそれとは方向性が違う「カメラっぽい」音だと感じました。

しかし何はさておきα900 はレンズ命のカメラですね。2 本の Vario-Sonnar、P85、S135、135STF、他にもいくつかの G レンズ・・・といった名だたるレンズを使いこなしてこそのカメラだと思います。が、それを使いこなすには相当の体力と財力が要るという・・・使う者にもそれなりの覚悟を求めるカメラだと思います。私のような素人がそうそう手を出せるものではありませんが、そこにシビれる!あこがれるゥ!(ちが

あとは、まあ買わないにしても 5D Mark II にも一度触っておきたいですね。CEATEC にはキヤノンは出展していなかったようですが、職場からショールームは比較的近いし、今度行ってこようかなあ。

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