スポンサーリンク

日本 GP 2008 レポート(決勝レース編)

昨日は写真一枚アップして力尽きてしまったのですが、ひととおり写真の整理も終わったので、何枚かアップしたいと思います。

富士スピードウェイ

[ RICOH Caplio GX100 ]

私が取った席はネッツコーナー付近の M 席。コースの見え方は去年のヘアピンとけっこう似たような感じですが、こっちのほうがアップダウンも大きく、より広い範囲が見渡せます。
ただ、セクター 3 自体が低速区間なので、追い越しみたいなものはあまり期待できないですね。オーバーテイクが見たければ 1 コーナーかシケイン、あるいはヘアピン(ここはほぼライコネン専用ですが(笑))が良いかもしれません。
でも写真を撮るならこのスタンドはいろんなアングルが試せて良いと思います。私の席は残念ながら右前に超デカイ人が座っていたのでカメラを振ると後頭部が写ってしまい、マシンの真横のアングルがほとんど撮影できませんでしたorz・・・。

ドライバーズパレード

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

決勝 90 分前の恒例ドライバーズパレード。富士になってからトラック方式になってしまい、ちょっと寂しいです。仲の良いドライバーと談笑してばかりのドライバーが多い中、グロックとヴェッテルはかなりファンサービスしていて好感度高し。一貴は中継を見るとピケ Jr. としゃべってばかりだったように見えましたが、M スタンド付近では一生懸命手を振ってました。
しかしこうして見るとチームメイト同士しゃべってるドライバーは皆無。例外的に元チームメイトのアロンソとフィジケラは仲が良いみたいですが、やっぱりこのあたりは仲間意識よりもライバル意識が先行しちゃうんですかねー。

つか、バリチェロ寒そうすぎ(´д`)。


以下、ここからはカーナンバー順に(一部トリミングあり)。

キミ・ライコネン

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

ディフェンディング(もう陥落が確定してしまいましたが)チャンピオンのライコネン。スタートは素晴らしかったんですが、ハミルトンのせいでフイに。サードスティントは良い走りをしていましたが、攻略しきれませんでしたね。
ファーストスティントではどうやら右フロントのホイールカバーが正しく装着されていなかったようで、カバーがタイヤと一緒にクルクル回っちゃってました(後で写真で確認した)。序盤で中団に埋もれ気味だったのは、これが少し影響していたのかも。

フェリペ・マッサ

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

ハミルトンからの選手権トップを狙うマッサ。ライコネン同様ハミルトンの押し出し攻撃(ぉ)に遭ってポジションを落としましたが、その後またハミルトンとの接触でドライブスルーペナルティ。焦れば焦るほどメタメタになっていくのは相変わらずのマッサ・クオリティ(´д`)。

ニック・ハイドフェルド

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

予選からさっぱりな感じだったハイドフェルド。今回のレースはあまり誰とも絡むことなく(終盤でマッサに抜かれたくらい)、一人旅のレースでした。

ロバート・クビサ

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

一時は優勝かとすら思わせたクビサ。戦略の違いもあってアロンソに先行されてしまいましたが、実はこの富士で最も光る走りを見せた一人。パフォーマンスの苦しくなってきたマシンでライコネンの猛攻を抑えきったのはさすがとしか言いようがありません。
ドライバーズランキングでは 16 ポイント差の 3 位ですが、安定感も抜群だし、現在可能性が残されているチャンピオン候補 3 人のうちで(個人的には)最もチャンピオンに相応しいのはこの人ではないかと。むしろ最終戦で大逆転チャンピオンとか取ってみせてほしい。

フェルナンド・アロンソ

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

予想外の優勝をかっさらったアロンソ。前戦シンガポールに続いて 2 戦連続優勝は誰が予想したでしょうか。私もうまく行ってせいぜい表彰台止まりだと思ってました。
必ずしもサーキットに適していないマシンながら、チャンスありと見るやピット戦略でクビサを交わし、最後まで逃げ切る手腕は 2006 年頃のルノー+アロンソを見ているよう。これならもう来季残留は確定ですかね。

ネルソン・アンジェロ・ピケ

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

こちらも実に良い仕事をしたピケ Jr.。シンガポールでも値千金のアシスト(ぉ)をしてくれましたが、最後の数周はバトルを繰り広げるクビサ・ライコネンに追いすがってみせるなど、実に良い走りを見せてくれました。来季はブルデーとの交替も噂されてますが、最近の成長ぶりを見る限り、残留の可能性が濃厚ではないかと。

ニコ・ロズベルグ

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

予選 15 位に沈んだロズベルグ。それでも 1 ストップ作戦が奏功して 11 位に。ネッツコーナー付近ではそれほど良い場面を見られませんでしたが、オーバーテイクするなどけっこうがんばっていたようです。

中嶋一貴

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

初の母国凱旋を失意で終えた中嶋一貴。スタート直後、コースアウトするクルサードに引っかけられてクラッシュし、予定外のピットインを余儀なくされてしまいました(写真はそのフロントウィングを失った 1 周目)。結局ほぼそのまま最後までテールエンダーで、完走中最下位の 15 位フィニッシュ。
個人的には半分は一貴を応援しに行ったつもりだったので、非常に残念。お父さんはどんな想いで息子の走りを見つめていたのでしょうか。

マーク・ウェバー

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

レッドブルのウェバー。リヤウィングには毎年恒例となった日本 GP 限定のセブン-イレブンロゴが。このロゴが入っているとレーシングカーではなく配送のトラックに見えるのは私だけでしょうか(ぉ。
スタートの混乱のあおりを受けて最後尾に沈みながら、なんとかポイント圏内に復帰。マッサを抑えきれずに 9 位フィニッシュとなりましたが、ブルデーのペナルティにより何とか 1 ポイント獲得。
しかしこのチーム、最近めっきりトロロッソの後塵を拝することが当たり前になってきましたね。ヴェッテルは来年移籍して良かったんだろうか(^^;

ちなみに、クルサードは 1 周目にリタイアして私のところまで来てくれなかったので、写真がありません(;´Д`)ヾ。

ヤルノ・トゥルーリ

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

地元トヨタのトゥルーリ。今回はあまり目立った活躍もなかったんですが、気がつけば 5 位。まあホームグランプリで最低限の結果は出したというところかな?

ちなみに、グロックも写真を撮る前にリタイアしてしまったので、写真がありません(;´Д`)ヾ。

セバスチャン・ブルデー

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

最近好調のトロロッソ。レッドブルとは違い、こちらはリヤウィングにローソンのロゴが。でもそのエンドプレート損傷してるし・・・マッサとの接触は逆サイドだったはずなので、別のところでつけた傷かと。
彼はそれなりに良い走りをしていたように見えたんですが、7 位フィニッシュのところペナルティで 10 位に後退。あまりブルデーに非があるようには見えなかったので、やはり FIA のフェラーリ贔屓を疑わざるを得ない。

セバスチャン・ヴェッテル

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

期待の星ヴェッテル。今回もきっちり 6 位入賞、もう入賞圏内の常連になってきました。派手なオーバーテイクこそなかったものの、スタート後の混乱で順位を落としてからここまで挽回できたのは、彼の走りと STR3 の力の賜物でしょう。

ジェンソン・バトン

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

バトン。去年に比べてヘルメットのカラーリング少し明るくなった?とか、そんなことしか見るところなし(ぉ。

ルーベンス・バリチェロ

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

同じくバリチェロ。自分で写真に収めてみて、改めてこのマシン醜いなあとしか・・・。

来年はやってくれるんですよね?バリチェロはいないかもしれないけど(´д`)。

エイドリアン・スーティル

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

フォースインディアのスーティル。元全日本 F3 チャンピオンだからか、富士にはスーティルグッズを身につけたファン多し。

序盤にタイヤバーストでリタイアしてしまったので、これしか写真がありません(;´Д`)ヾ。

ジャンカルロ・フィジケラ

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

ギアトラブルでリタイアしたものの、序盤に何台かのマシンをオーバーテイクするなどがんばっていたフィジケラ。
バリチェロと接触してマシンを傷めたらしく、写真ではノーズに穴が開いてます。

ルイス・ハミルトン

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

問題のハミルトン。その走りについて最近苦言を呈されることが少なくないですが、あのスタートはさすがにやりすぎかと。
セナといいシューマッハーといい、若い頃はチャンピオン獲得のためにアンフェアなことをやったこともあったので、将来の大物の「若さ故の過ち」なのかもしれませんが、リアルタイムで観ている者としては許し難いものがあります。インタビュー等では「今年は成長した」と言ってますが、とてもそういう風には・・・。マッサも相変わらずマッサなので、個人的にはこの 2 人よりはクビサに勝ってほしい(ぉ。

ヘイキ・コヴァライネン

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

去年の富士のヒーローの一人、コヴァライネン。序盤のライコネンを抑える走りは、昨年の富士の終盤の再現かと思ったものですが、17 周目にエンジントラブルでリタイア。

話は逸れますが、今のマクラーレンのマシン、いろんな空力付加物でゴテゴテしながらも、マッシブな力強さを感じさせて嫌いじゃないです。それに比べてホn(ry

クビサ vs. ライコネン

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

終盤の一コマ。ライコネンがクビサに数週にわたって襲いかかったシーン、ネッツコーナー付近では仕掛ける場面こそなかったものの、最終コーナーに向かってクビサが毎周タイヤスモークを上げながらアプローチしていく様子が、限界を超えて守りに行っている姿勢が見えて非常にエキサイティングでした。これ以外はそれほど手に汗握るシーンはなかったかなあ、むしろオーロラビジョンを見ながら歓声を上げることのほうが多かったと思います(笑。

ウィニングラン

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

ウィニングランでのアロンソ。アロンソのウィニングランは一昨年の鈴鹿でも見ましたが、今回のほうが遙かに嬉しさが滲み出ていました。コースマーシャルも心から祝福しているようで、心が温まりましたね。

ヴェッテルも

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

同じくウィニングラン中のヴェッテル。勝ったわけでもないのに、愛想振りまきまくりなのがかわいい(笑。完走したドライバーの中でこうやってファンサービスしてくれたのはあとはトゥルーリくらいで、ヴェッテルは本当に愛すべきドライバーだなとさらに好感度がアップしました。

という感じで、レースは多少波乱があったほうが面白いのですが、今回はかなり楽しめました。アクシデントに巻き込まれてレースを台無しにしたチームやドライバーには悪いですが、いちファンとしては生で見る価値のあるレースだったと思います。ハミルトンやマッサが勝ってもあまり面白くない私的には特に(ぉ。

しかしハミルトンといい、マッサといい、ちょっとあのレースは何とかならないものかと。本番中でハイになるのは理解できるとしても、ちょっとしたことで頭に血が上るようではチャンピオンの資格があるとは言えません。しかも最近確執気味のこの二人のこと、残り 2 戦でさらに禍根を残すアクシデントを起こしかねないのが心配。その漁夫の利でクビサがチャンピオンになってくれれば、個人的には言うことはないけど(ぉ。

ちなみに、去年までの日本 GP では確実に撮るためにシャッタースピードを上げて撮ってたんですが、それだとクルマがほぼ完全に静止してしまって写真としては面白くないので、今年はスピード感を出すためにシャッタースピードをできるだけ落とし気味にして流し撮りしてみました。若干ブレていたりピントが甘かったりする写真も何枚かありますが、今までよりは雰囲気のある写真になったのではないかと思います。
ただ、自分自身での不満としては、写真に今ひとつシャープさが足りないことですかね。レンズやボディのせいなのか、設定のせいなのか分からない(ほとんどの写真がテレ端の開放付近を使っているんですが、この手の望遠ズームはテレ端だと開放の描写が甘いことが多い)のですが、来年はもっと良い写真が撮れるようになりたいです。もっと AF 性能の高いボディ、もっと書き込みの速いメディア、もっと AF が速くてシャープなレンズ・・・理想を言ってしまうと 50D+EF100-400mm L(早く II 型が出てくれないかな)+UDMA 対応 CF が欲しいんですが、ざっと見積もっても¥35 万コース!お金貯めないと・・・。

コメント

  1. 新の字 より:

    流し撮りなのには、すぐに気づきましたよ。
    なかなか面白いレースだったみたいで、何よりです。

    締めくくりが、危ない方向へ向かっていてアレですが(ぉ

    ところで、なんか、クビサに傾倒してませんか?(笑)
    じゃぁ、彼が勝ったレースでは、ポーランドウォッカの
    ヴェルヴェデール(販売はモエヘネシー)で乾杯しましょう♪

  2. ‘み’ より:

    こんにちは~
    予想外に早く帰ってこられてびっくりしています。

    アングルを見る感じでは、私の方が最終コーナーよりの上段だったんでしょうかね。ニアミスはしませんでしたね~

    写真はまだ整理中ですが、EF100-400mm Lはちょうど前の席の方が使っていて、ちょっと羨ましかったり(^_^;)

  3. B より:

    >新さん

    いろいろ悩みましたが、今年は行って良かったです。
    私の今の装備の弱点も見えたし(ぉ

    正直ハミルトンとマッサを見ていると、クビサくらいしか
    勝たせたいドライバーがいないのが現状なんですが、
    それを抜きにしてもクビサ・ヴェッテルという BMW が
    才能を見いだしてきた若手ドライバー二人は当初から好きなんですよね。

    ウォッカはスピリタス含めた(ぉ)メジャーどころしか
    飲んだことがないんですが、ポーランドウォッカなんてのも
    あるんですね。
    個人的には、ライコネン贔屓だからってわけじゃないですが、
    フィンランディアが好きです(シベリウス好きなので・・・)。

    >‘み’ さん

    私もかなり早く帰ってこられたので驚いてます。
    東海道線各駅で、なおかつ帰りがけに夕食まで食べて、
    帰宅が 20:30 って去年からしたらあり得ない(笑。

    私は M スタンドの中下段、コーナー入り口寄りの最端の席でした。
    本当はもう少し高めのアングルから狙いたかった・・・。
    私も周りに 40D+サンヨンをぶら下げた人がいないか探してたんですが(笑、
    ニアミスしなかったみたいですねー。

  4. 新の字 より:

    私の、何人かの本国人へのリサーチによると、スピリタスは、ロシア人は普通、飲まないらしいです。
    (貧乏人が、水で薄めて飲むらしいです。すくなくともストレートはありえないらしいです。ストレートで飲むのは、末期的なアル中だけとか。基本はなにかと混ぜて飲むものだそうで。私はストレートで空けたことがあるらしいですが。らしいです、というのは、途中から記憶がないからです。あんなもの、まともに1本あけられるハズがないので、おそらく、胃に届く前に半分以上揮発していたのでしょう。)

    私は、スミルノフ(日本ではスミノフとか言われてますが、ロシア語でも英語でもRは無発音ではないので、どう考えてもスミルノフです。)はロシアの酒だと思っていたのですが、あれ、今は米国なんですね。由来はロシアで、ロマノフ王朝御用達だったそうですが。

    ロシアで一番飲まれているウォッカは、ストリチナヤです。
    あと、それ以上に一番飲まれているビールは、
    アサヒ スーパードライです。
    ロシア市場では一人勝ちですね。どこの店にいっても、唯一置いてある日本のビールです。売店でも、レストランでも。

    最近一つ驚いたのは、東京ガールズコレクションで、初めて訪れた代々木体育館。
    フードスタンドで、ビールのほか、スミルノフを売っていることです(笑)

    柔道競技なんかで訪れる国(ロシアとかCISとか)の人が多いからかなーなんて推察しますが、果たしてそうでしょう。きっと。

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました