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定番カメラの名品レンズ

フィルムαを使い始めてから興味がどんどん古いほうに行っていて、マウントアダプタ本やクラシックカメラ本を読み漁っている私(;´Д`)ヾ。今度はこんな本を読んでみました。

赤城 耕一 / 定番カメラの名品レンズ

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娘の絵本を返却に行った図書館で見つけて借りてみた本です。図書館を覗いてみて気づいたんですが、一般的な書店にはあまり並んでいないようなクラカメ本が充実していたりして、意外と図書館は穴場かも。たまたま近所の図書館のライブラリアンがカメラ好きなだけかもしれませんが。

オールドレンズ パラダイス』のほうはマウントアダプタで主に東西ドイツやフランス、ロシアといった舶来オールドレンズを楽しむ本でしたが、こちらはライカ以外はほぼ国産のクラシックカメラが中心。初版がちょっと古い(2000 年)こともあり、DSLR でオールドレンズを楽しもう!ではなくて、レンズから入るボディ選びにまで一部踏み込んだ、ストレートなレンズ本です。
最近のカメラ雑誌あたりはとかく MTF 曲線やシャープネス、ボケの大きさ、逆光性能といったスペック偏重の風潮がありますが、この本はその真逆を行く、言ってみれば著者の純粋な趣味による「レンズの味を楽しむ」ための本です。私はどちらかというとカメラを描写性能よりも趣味性の高さで楽しんでいるほうだと思うので、このスタンスがなかなか心地よく、楽しんで読むことができました。だんだん銀塩沼のほうにも興味が出てきて、手持ちの Distagon を起点に CONTAX のボディにも手を出してみようかと妄想する始末(ぉ。

でも見方によってはマウントアダプタ前提で DSLR のためのオールドレンズ本的な読み方もできる本だと思います。特にニコン、CONTAX、ペンタックス(TAKUMAR)あたりは割と普通に DSLR でも使えるし。α使いとしてはミノルタの Rokkor とかも使ってみたいんですが、フランジバックの関係上ミノルタ MD をまともに使えるマウントアダプタがあるのはフォーサーズくらいしかないのが、残念でなりません。

うーん手を出すならやっぱり Zeiss Jena かな(ぉ。

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