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Nikon D5000

ニコン、バリアングル液晶搭載のエントリー一眼「D5000」 (デジカメ Watch)
ニコン / D5000

ニコンがデジタル一眼のエントリー機「D5000」を発表。というか、最初型名だけ見たときにはどのポジションにあたる製品なのか全然分かりませんでした(;´Д`)ヾ。D 二桁番台はほぼ使い切ってしまったからでしょうが、四桁の型名は EOS D6000(1998 年発売の、ごく初期のデジタル一眼。当時の定価で¥360 万(笑))とかα-7000(1985 年発売の、事実上世界初の AF 一眼レフ)を彷彿とさせて、なんだか古くさい感じ(ぉ。


クラス的には私があまり興味のないエントリークラスですが、バリアングル液晶、ライブビュー、HD 動画撮影など最近のトレンドを惜しげもなく投入してきた意欲作と言えます。バリアングルはソニーα350/α300、オリンパス E-3/E-30/E-620、LUMIX G1/GH1 に続き 4 マウント目の採用になりますが、「二強」のうちニコンが先んじてきたというのがまた興味深いところ。最近はニコンが先んじて新機軸を搭載してきて、キヤノンが後追いで同等の製品を投入するというサイクルが続いていますが、革新的なキヤノン/保守的なニコンという従来の企業イメージとの逆転現象が起きているような気がします。EF マウントユーザーとしては、キヤノンにももう少し発憤してほしいところ。

注目の動画機能は上位機種である D90 と同等、720p(1280×720)/24fps の Motion JPEG フォーマットとなっています。対抗馬たる EOS Kiss X3 は 1920×1080/20fps の MOV、LUMIX GH1 は 1080i(1920×1080/60i) または 820p(1280×720/60p)の AVCHD(Motion JPEG にも対応)と、メーカーごとに動画に対する思想の違いが如実に表れていて面白いです。個人的には KX3 の 20fps というのは滑らかさにも欠けるし、カムコーダとの親和性も悪そうなので、カムコーダとの組み合わせ使用を前提とするならば一般的な 60fps/24fps に対応している機器のほうが使いやすそうな気がします。
しかし動画撮影機能は各社まだまだ試行錯誤してる感ありありというか、発展途上なんだなーという印象で、野次馬的に眺めている分には面白いですが、買い時が難しいですね。

まあ個人的にはα700 または EOS 50D クラスに動画撮影機能がついた新機種を待っているんですが、なにげに D5000 も 11 点測距 AF や秒間 4 コマ連写など、D90 に匹敵するスペックを備え始めているのが驚異的。EOS も Kiss と D 二桁系で機能の逆転現象が発生していますが、昨今のエントリー機の性能向上には目を見張るものがあります。もう中級機はペンタプリズム採用による MF のしやすさくらいしか差異化ポイントがないんじゃ?と思ってしまうくらい(実際使ってみると、確かに中級機は細かいところに配慮が行き届いていて、撮影が快適に行えたりするので、意味がないとは言いませんが)。最近は各社エントリー機のラインアップの層が厚すぎてとっちらかってる感がありますが、競争があるのは良いことです。

コメント

  1. 新の字 より:

    私はCOOLPIX P90が気になってます。
    レンズの交換って煩わしいので(写真自体がそこまで趣味ではないので、何本も持ち歩きたくないし)、画像が甘くなってもいいので、広角から望遠を1台でカバーできるカメラが欲しいのです。

    かつてF828を購入したのも、そんなところからだったのですが、あれはフリンジ問題で、最終的に使い物にならず・・・

    デジタル一眼の隆盛で、ハイエンドコンデジのなおざり感がある、今日この頃ですが、P90は試してみたいと思いました。

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