昨日に引き続き、CP+ の話題をさらっと。
今回の CP+ のもうひとつの目玉だったペンタックスの 645D。開場直後からすごい行列で全然触れず・・・でしたが、別に中判に興味ないからいいんだい!と開き直る(´д`)。展示されていた作例は大伸ばしにしてもどこにも破綻ない画質で、最近のフルサイズ機がいかに高画素といえど広告写真には中判だなと改めて。
カットモデルもありました。ウォータージェットで切断しているんだと思いますが、もったいない・・・(´д`)。
リコーブースではカメラユニットの新製品が参考出品。28mm F2.5 “GR LENS” と、
28-300mm VC。28mm あたりが登場すると単品コンパクトとしての GR もこっちに統合される流れなんじゃないかという気もします。個人的には GXR のカメラユニットシステムには反対ですが、画質は気になりますね。
シグマブース。今回も新レンズを多数用意してきており、派手さはないものの人気のブースでした。コンパニオンさんの人気も高かったようで(笑。
この 85mm をはじめ試したいレンズがいくつかあったんですが、あまり時間もなくてさらっと流し見しただけ。
オリンパスブースで E-PL1 を見てきました。
ボディを樹脂製にして軽量化と低コスト化を図ったモデルなので、E-P1/P2 のような高級感はさすがにありません。触ってみるまでもなくプラプラしてますが、価格やお手軽さを考えればこれはこれでアリ。
素材が違うだけで上位機種と共通設計なのかと思ったら、グリップだけでなくボタン配置なんかも全然違うんですね。
グリップは E-PL1 の形状のほうが安心感はありそうです。
背面。
液晶は相変わらず 23 万ドットなので、MF するなら EVF 必須でしょうね。背面液晶で MF するならパナの GF1 のほうがよさげ。
ちなみに「女性ユーザーや森ガールがたくさん来場している」という噂でしたが、あまりそんなふうには見えませんでした(´д`)。
ちなみに K-x の全カラーを展示していたペンタックスブース。こちらも K-x のカラバリを持って来場しているユーザーがたくさん来場しているという噂でしたが、あま(ry
いつもお世話になっているキヤノンブースには、今回めぼしいものがなかったので軽くスルー(´д`)。
ということで今回の CP+、旧 PIE からカメラメーカー系企業が分離独立、会場をパシフィコ横浜に移しての開催でしたが、良くも悪くも PIE とは毛色の違うイベントになった印象が強かったです。用品メーカー系(中でも銀塩関連の商品を扱っている老舗)が抜け、PIE と比べてもコンシューマー色が強くなったせいか、客層もライトユーザー寄りになったような印象です。森ガールとかは別に見ませんでしたが(ぉ。普段からカメラの新製品情報やレビュー記事を追っかけてる人なら 1~2 時間回れば十分と感じたかもしれません。
カメラ好きの視点では、「写真のこれから」を示すテクノロジーショーケース的イベント、というよりも最新製品のメーカー合同展示会といった趣で、個人的には正直残念な内容でした。ちょうど CEATEC が数年前に事実上の薄型テレビの展示会になってしまい、注目の集まるテクノロジー系の展示を CES や COMPUTEX TAIPEI に奪われた結果イベントとして縮小、衰退の方向・・・という流れをなぞっているような気がして、とても心配。海外の PMA、photokina といったイベントに挟まれたタイミングというのも難しいのでしょうが。
来年は今回よりも 1 ヶ月早い開催になるそうで、PMA 2011 の直後。PMA で発表されたものがすぐに見られるメリットはあるものの、逆に PMA で出ていた以上のものが出てくる可能性が限りなく薄くなるのはデメリット。各出展社も立て続けに準備するの大変そうだなあ・・・というのを心配しつつ、このイベントの行く末を見守りたいと思います。
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