シグマ、ミラーレス用の広角レンズ「16mm F1.4 DC DN | C」を開発発表 – デジカメ Watch
シグマがミラーレスカメラ用の交換レンズ新製品を発表しました。
スペックは 16mm F1.4、「DC DN」カテゴリ、つまり APS-C 以下フォーマットのショートフランジミラーレス用レンズという位置づけ。昨年発売された 30mm F1.4 DC DN に続く二本目で、APS-C では 24mm F1.4 相当、m4/3 では 32mm F1.4 相当となります。このシリーズはシグマとしては珍しくカメラ側のデジタル補正を前提とした設計で、スペックの割に軽量コンパクトかつリーズナブルな製品バランスを目指していて、今回の 16mm F1.4 もその路線に基づいています。
シグマのミラーレス用レンズとしては以前の「DN」シリーズが F2.8 のコンパクトな単焦点レンズとして存在しましたが、現在は他のシグマレンズ同様に「大口径で描写に説得力がある、キットレンズからわざわざ換える意味のあるレンズ」に方向転換してきた印象があります。個人的には 19mm F2.8 DN は気に入っているので寂しいですが、確かにさほど明るくないレンズは使用頻度下がっちゃうんですよね…。
また、シグマのサイトには今後の開発予定としてロードマップが公開されています。
DN series road map | SIGMA GLOBAL VISION
ロードマップといっても追加のもう一本だけですが、次は中望遠レンズになる模様。DN シリーズにおける 60mm F2.8 に近い焦点距離になるようですが、この 35mm 判換算表はかなり正確に描かれているようで、見た目からストレートに推測すると 55mm F1.4(APS-C で 82.5mm 相当、m4/3 で 110mm 相当)になるのでしょう。APS-C だとポートレートレンズに最適になりそうです。E マウントでは 50mm F1.8 OSS(APS-C)、Sonnar 55mm F1.8(フルサイズ兼用)という激戦区だけに、明るさと価格で純正レンズに対抗する狙いでしょうか。
個人的にはカメラはもうフルサイズメインになってしまい、APS-C ボディもあるけどフルサイズと共用できるレンズ以外は基本的に買うつもりがないので、このレンズはちょっと選択肢に入らないかなあ。そういう意味では、上にフルサイズがある E マウントで出すよりも APS-C で完結しているキヤノン EF-M やフジ X マウントで出した方が喜ぶユーザーは多かったんじゃないかとも思いますが、そこはやっぱりマウントの普及率で決めているんでしょうか。
これはこれとして、フルサイズ対応の「DG DN」シリーズの登場にも期待しています。シグマ山木社長のインタビュー記事等には検討中という話が時々出てきますが、いつになるんですかね。
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