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F1 中国 GP 2010

これ書いてる時点で地上波放送前なので、念のためネタバレ防止策入れておきます。


中国GP決勝:バトン今季2勝目!マクラーレン1-2フィニッシュ (GPUpdate.net)

3 戦連続で雨がらみとなったグランプリ。開幕 4 戦でバトンが 2 勝するなんて誰が予想していたでしょうか?少なくとも私は全然思っていませんでした(ぉ。オーストラリアでの勝利の後で私はバトンのことを見直したつもりでいましたが、正直まだ侮ってた(笑。

昨シーズン序盤の圧倒的にマシンパフォーマンスで有利な状況から先行逃げ切りを図る勝ち方と異なり、今年の 2 勝は天候を読み切っての作戦勝ち。オーストラリアでは真っ先にタイヤを換え、中国では雨が降ってもコース上にステイするという状況判断の勝利です。完全ドライで純粋な速さでの勝負となると僚友ハミルトンに後れを取る局面も少なくないですが、ウェットコンディションでの丁寧なドライビング(そういえば、ホンダ時代の初優勝のときもこんな勝ち方だった)なら、雨に強いドライバーが揃った現代の F1 の中でも右に出る者はいないかもしれません。もしかしたら今後はこういった「策士」的な勝ちっぷりが、バトンの持ち味となってくるのかも。

レースのほうも序盤から終盤まで微妙に勢いを変えながら降り続いたせいで、ほとんどタイヤを換えない派・ちょいちょい換える派が入り乱れて順位の変動が激しく、面白いレースになりました。ほとんど換えなかったバトンと頻繁に換えたハミルトンが 1-2 というのも、一概に「どっちが良い」と言えない微妙なコンディションであったことを裏付けています。また、晴れでも雨でも圧倒的な速さを持つと思われていたレッドブルが、タイヤに厳しいマシン特性ゆえにインターミディエイトタイヤのヘタりが早く、いつものスピードを出し切れなかったのも興味深いところ。
しかしほとんどピットストップのない(多くのレースでタイヤ交換義務の 1 回、サーキットとタイヤの相性によっては 2 回程度)今年のレギュレーションで、雨がらみでピット戦略がリザルトに大きな影響を及ぼすレースほど面白い、という状況もちょっと皮肉ですね。まあ、完全ドライなグランプリ自体、まだ開幕戦バーレーンでしか観てないわけで、もしかしたらドライでも面白いレースはあるかもしれませんが。やっぱりもうリバースグr(ry

あとどうしても残念なのはミハエルの現状ではないでしょうか。もちろん、3 年のブランク・40 代という年齢からくる衰え・引退前とは異なるレギュレーション・上位チームの戦力が拮抗した状況・若手の台頭・昨年(BGP001)ほど速くないメルセデス GP のマシンなど、いかにミハエルといえど簡単に勝てる環境ではないのも事実ですが、2005 年の鈴鹿のように若手にどんどんパスされていくミハエルを観るのもちょっと辛いものがあります。いっぽうでチームメイトのロズベルグは毎回それなりの成績を収めてもいますし・・・。やはり、一度引退したチャンピオンが復帰してもダメというジンクスは、いかにミハエルであっても覆せないのか。ま、復帰して簡単にチャンピオン獲られたら、他の現役ドライバーの実力がどうなのという話にもなるわけですが。

次は 3 週間後、ヨーロッパラウンドの幕開けとなるスペイン GP。各チームのマシンアップデートもあることでしょうし、また勢力図が書き換わるか。今のところメルセデスは絶対的な速さに、フェラーリとレッドブルは信頼性に難ありなので、意外とマクラーレンが安定してポイントを稼いできていますが、そのあたりがどう変わってくるか楽しみです。

コメント

  1. daizo より:

    地上波に片山右京氏が戻ってきてくれて
    それが一番うれしかったりして。

  2. B より:

    そうなんですね!良かったなー。
    今年から地上波観るのを完全にやめてしまったので、知りませんでした(笑。

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