スポンサーリンク

NEX-5 ファームウェア Ver.03

予告されていた NEX-5 のファームウェアアップデートがようやくキタ!ので、私も早速アップデートしました。

デジタル一眼カメラ「NEX-3」、「NEX-5」をご愛用のお客様へ ファームウェアアップグレードのお知らせ

NEX-5 のファームアップは 7 月以来、2 度目。ボディのファームウェアバージョンはこれで「03」になりました(マウントアダプタのファームアップに関しては後日また詳しく)。

今回のボディ側のアップデートのポイントは、操作性の向上。何と言っても私が以前から言い続けてきたソフトウェアボタンのアサインがカスタマイズ可能になったこと!3 つ(上下とコントロールホイール中央)あるうちの 2 つ(中央と下)のボタンアサインが変更可能になっています。

ソフトキー B(下側のボタン)はデフォルトでは撮影アドバイスが割り当てられていますが、中級者以上であれば無用の長物以外の何者でもないので、真っ先に設定変更します。

アサインできる機能は、撮影モード/撮影アドバイス/デジタルズーム/ISO 感度/WB/測光モード/調光補正/DRO/オート HDR/クリエイティブスタイル/MF アシスト のいずれか。
ソフトキー B は MF 専用レンズを装着した場合は自動的に MF アシストボタンとして動作するので、できるだけ AF レンズ使用時にも同じ動作になっていたほうが間違いが少ない。だから MF アシストに割り当てたいところですが、E マウントレンズだとあまり MF したいと思わないので(´д`)、DRO/HDR か ISO、WB あたりが妥当かなあ。そういう意味では、MF レンズ使用時のみ MF アシストが自動オンになるこのボタンアサインはヘビーユーザーの立場でよく考えられてるなー、と改めて感心してしまいました。


いっぽう、従来 PASM モード時には「撮影モード」ボタンとして動作していたソフトキー C(中央ボタン)には、最大で 3 つの機能を割り当てることができます。選択肢は、AF エリア/ISO 感度/WB/測光モード/調光補正/DRO/オート HDR/クリエイティブスタイル。ソフトキー B とは微妙に選択肢が異なるのが気になります。

それぞれアサイン変更したところ。右側のソフトキーガイドの中央が「カスタム」、下が「クリエイティブスタイル」に変更されているのが確認できると思います。「カスタム」のほうは一度押してからコントロールホイールの左右ボタンで 3 つの機能を切り替えながら設定変更する、という使い方になります。

私の設定としては、まだ試行錯誤中ではありますが、ソフトキー B は DRO/HDR(MF レンズ使用時は MF アシスト)、ソフトキー C は ISO 感度/WB/クリエイティブスタイル に割り当てて当面使ってみようと思っています。撮影するシチュエーションによっては AF エリアや測光モードを割り当てたいときもありますが、そういう場合でも設定変更で対応できる柔軟性はある意味ソフトウェアボタンならではと言えるでしょう。

他にもいくつか操作性向上の変更が加えられていて、MF アシスト時の拡大表示時間が切/2 秒/5 秒/無制限 から選択できるようになりました。MF 専用レンズ使用時には自動的に「無制限」になりますが、AF レンズの場合はここでの設定値が適用されます。

また、メニュー呼び出し時の初期カーソル位置も階層ごとに記憶しておいてくれるようになりました。これもある意味最初から実装しておいてほしかった機能ではありますが、これでソフトキーに割り当てていない、多少深い階層にある機能でも、メニューから呼び出すのがラクになりました。
あと、カーソルもメニューの最後まで行ったら最初に戻ってくれるループ式になったので、これもラクに。

私にとって今回のアップデートはソフトウェアボタンのアサイン変更機能が最大のメリット。ただ、AF モード変更はアサインできなかったり、いじっているうちにもう一つくらいハードウェアボタンが欲しくなってしまったり、あと少しだけ痒いところに手が届かないもどかしさを感じてしまったのは事実です。でも、今までよりも確実にやりたいことがダイレクトにできる操作感になったことは間違いなく、これまで操作性がネックで NEX に手を出さなかった人も再検討する余地はあるのでは、と思いました。

自由度とターゲットユーザーと設計思想ってバランスが難しいところだと思いますが、開発チームにはこれで終わらずに今後もアップデートを続けてほしいところ。

コメント

スポンサーリンク