本体に引き続き、マウントアダプタ LA-EA1 のファームウェアもアップデートしてみました。
マウントアダプター「LA-EA1」をご愛用のお客様へ ファームウェアアップグレードのお知らせ
マウントアダプタのファームウェアは本体とは別なんですね。しかも、このマウントアダプタ内にちゃんとファームウェアが格納されているとは思いませんでした。しかも、アップデートには NEX 本体に LA-EA1 だけでなく A マウントレンズを装着していないとアップデートができないという仕様。まあレンズまで装着されていなければアダプタに通電しないということなんでしょうが、最初、出先でアップデートしようとして、A マウントレンズを持ち歩いておらず撃沈しました(´д`)。
アップデート後のアダプタのファームウェアは「Ver.02」になります。
事前情報で「もともと位相差 AF 用に作られたレンズをコントラスト AF で動かすので、AF には平均 3~4 秒かかる」という噂を聞いていましたが、実際にもだいたいそんな感じ(公式リリースには 2~7 秒程度、という表記もあります)。私はそれほど過大な期待をしていなかったこともありますが、まあこんなもんか、という感想。動作としては一度行きすぎてから戻ってきて、ピント付近で微調整を 3~4 回繰り返して合焦、という感じで、EOS 7D のライブビュー時のコントラスト AF に比べると、挙動は似ていますが、EOS のほうが一段速いです。
A マウントαで使うのに比べても、NEX+E マウントレンズに比べても明らかに遅いですが、個人的には「用途によってはアリ」だと思いました。間違いなく動きモノや子どもの撮影には向きませんが、静物や風景、マクロレンズを使ったブツ撮りならば、使い物になるでしょう。運動会とかなら間違いなく E 18-200mm を買ったほうが良いです(というかそもそも動きモノには NEX はお勧めしませんが)。
また、某所で SSM/SAM レンズの AF をいくつか試させてもらいました(写真は発売になったばかりの DT 35mm F1.8 SAM)。
AF 速度はレンズによってもけっこう差があって、SSM レンズは SAM レンズに比べて一段速い印象。あとはレンズの明るさにも影響を受けるように感じました。とはいえ、基本的には「遅い」という範囲内での差ではありますが。
私が試した範囲では、DT 30mm マクロが一番遅いかな、と思いましたが、もともとマクロレンズは一般的に AF が遅いですし、じっくり AF を合わせる使い方になるので、問題にならないでしょう。私はリコー GX100/200 のマクロモードのとても遅い AF を使い慣れているので、マクロ的な使い方をする限りにおいては、これならまあ許容範囲かな、と感じました。
NEX でのブツ撮りは今のところ標準ズーム+クローズアップレンズを使っていますが、クローズアップレンズはけっこうクセがあるので、やっぱりマクロレンズが欲しいと思っていたところ。AF が遅いことを承知の上で 30mm マクロに気持ちが揺らいでいます。ただ、ロードマップ上では来年 E マウントのマクロレンズが出てくることになっているんですよね・・・悩むなあ。
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