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インナーイヤーモニター MDR-EX800ST

これ買いました。

ソニー / MDR-EX800ST

Sony MDR-EX800ST

というのも、愛用していた MDR-EX600 を先月失くしてしまったようで。・゚・(´Д`)・゚・。落とした場所の目星はついているんですが、後から探しに行っても見つからず、付近の拾得物として届け出られていないか確認したものの、出てこずorz
その後しばらくは、久しぶりに MDR-EX500SL を引っ張り出してきて使っていて、これはこれで値段を考えればそんなに悪いヘッドホンでもないんですが、やっぱり EX600 に慣れてしまうと物足りなさは否めないんですよね・・・。

で、同じものをもう一度買うのも悔しいので、この際だからと以前から気になっていた MDR-EX800ST を買ってみたというわけです。

この EX800ST というヘッドホンは、ソニーロゴが入っていながらも通常のソニー製品として販売されているものではありません。グループのソニー・ミュージックコミュニケーションズという会社の取り扱いで、音楽業界向けに販売されているものです。普通の人には手に入れられないもののはずなんですが、Amazon やヨドバシではけっこう普通に扱っているという(笑。ただ、一般的な 1 年保証すら付帯せず、修理は全て実費という前提になっている以上、手を出しにくい製品であることは間違いありません。

Sony MDR-EX800ST

表側には加飾もほとんどなく真っ黒。EX600 でさえもダイヤカットされていた SONY ロゴはシルク印刷になっています。寂しい気もしますが、安っぽさが出ているわけではなく、プロ機らしい潔さとも言えます。
ハウジングには同系統機である EX600 よりも大きめのバスレフポートが空いており、ヌケは良さそうですが完全なる密閉型とは言えないかもしれません。音漏れには多少気をつけたほうがよさげ。


Sony MDR-EX800ST

イヤーハンガーは EX600 同様に耳の上から後ろに回すタイプ。でも、EX600 に比べるとフレキシブルケーブルが少し短く、かつしなやかになっているようです。耳に掛けたときのフィット感は EX800ST のほうが高いように感じました。

ちなみにイヤーピースは通常のハイブリッドイヤーピース S/M/L しか付属してこなかったので、ノイズアイソレーションイヤーピースをまた別途調達してこないと・・・。

Sony MDR-EX800ST

このシリーズはケーブルとヘッドユニットが着脱式になっていて、ケーブルが断線してもケーブルだけ交換できるようになっています。で、この接合部は各機種間で共通になっているのですが、EX800ST だけはネジが金属製で耐久性が高くなっています。このあたりはやはりプロ用途を意識したところでしょうが、個人的には逆にこの部分だけは EX1000 や EX600 よりも質感が高く(金属パーツなので当たり前)、かつ接合部からネジの根元の金色が少しだけ覗いているのがとてもカッコイイと思います。

Sony MDR-EX800ST

ケーブルは Y 型で、長さは 1.2m とけっこう長いです。スタジオ等でデッキに繋ぐにはこれくらいの長さが必要なんでしょうが、ポータブル機でこの長さはちょっと取り回しに困る感じ。EX600 のようにショートケーブルも同梱されているような気は利いていないので、ウォークマン本体に巻き付けるなりケーブル巻き取りアクセサリーを使うなり、ユーザー側で工夫してやる必要があります。あるいは EX1000 や EX600 と互換性があることを利用して、他機種用のショートケーブルを取り寄せてしまうという手もありますが、そのあたりの話は追って。

まだ届いたばかりなのでじっくり聴き込めていませんが、第一印象としてはとても良いです。もうちょっと聴き込んでから、音質についても書いてみたいと思います。

ソニー / MDR-EX800ST

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コメント

  1. ELELUKU より:

    こんばんは。毎日とても楽しみに拝見しています。EX600の紛失、悔しいですね。。

    私もWM-A847/Vを通勤に愛用していますが、使用していたネックストラップ式のMDR-NWN33Sが断線してしまい、修理見積もりしたところ4,200円とのことでしたので修理は諦めました。以前のブログにありましたが、ノイキャン用のハイグレードイヤフォンが欲しいですよね。

    ブログを拝見して、MDR-EX600を検討中ですが、デジタルノイキャンがよくてAシリーズを購入したこともあり、なんとなくノイキャンに未練もあります。しかし、A847付属のノイキャンイヤフォンではなんとなくモノとして使う楽しみが薄く、もう少しよいものをと思っています。

    電車内での利用で、ノイキャンを捨ててもEX600を導入したほうが音楽を聴く楽しみが増しますでしょうか?遮音性、音質についてアドバイスいただけると幸いです。

    ちなみに、XBA-BT75(スマホ用、ほとんど休眠)、XBA-1IP(交換プログラムのnano用、休眠)を所有していますが、私はネックチェーン式のケーブルが大嫌いなので、ウォークマン用にはXBAシリーズは候補に入れていません。

  2. B より:

    ありがとうございます!「毎日楽しみにしている」とか言われると小躍りして喜びます(笑。

    EX600 は本当に気に入っていたので悔しいですが、むしろ他のを試せるチャンスだと考えてしまう程度にはポジティブ思考です(ぉ。
    NWNC33S の断線、それも悔しいですね。本当にもうちょっといいヘッドホンをベースにしたウォークマン用 NC ヘッドホンが欲しいところです(Z シリーズ専用としては出ていますが、あれはあれででかいし)。
    個人的な印象ですが、もし普段お使いの電車が地下鉄でなければ、EX600 や EX800ST 級のヘッドホン+ノイズアイソレーションイヤーピースのほうが、付属イヤホンよりは満足度が高いように思います。ウォークマンのデジタル NC はかなり効果が高いですが、音質に与える影響が皆無とは言えないので(ノイズと逆位相の音を音楽に乗せているので当然ですね)、ある程度の遮音で満足できる環境ならば、より素性の良いヘッドホンを使った方が満足できるという考え方です。
    私自身は「音楽は楽しく聴いてナンボ」だと思っていて、音のいいヘッドホンのほうが楽しめるので、EX600 を買ってから日常的には NC をそれほど重視しなくなりました。
    ただ、地下鉄や飛行機、新幹線などのノイズにはやはり NC のほうが効果があるので、私も地下鉄の利用が多い日や出張では NC を使っています。

    でも一つ言えるのは、EX600/800ST の実力に対して NW-A847 のアンプはちょっと出力が弱いのか(バッテリのために弱めにしてる?)、ボリュームを上げ気味にしたほうが本来の音が楽しめるので、NC 時に比べると音量を上げたくなることですかね。バスレフポートが開いていて多少は音漏れするので、そこは気をつけた方が良いです。
    EX600 と 800ST の比較で言えば、個人的には EX800ST のほうが結果的に好みでしたが、EX600 でも十分いい音だと思いますよ。NWNC33 からのアップグレードなら間違いなく満足できるでしょうし、価格もこなれてきた今ならコストパフォーマンスは高いです。

  3. ELELUKU より:

    こんばんは。たいへん参考になるアドバイスをありがとうございました!
    私は通勤経路に地下鉄はありませんので、確かに使い分ければいいのかなと思い、今日の仕事帰りにヨドバシアキバに寄り、早速EX600を購入して来ました!EX600のとなりにEX800STが展示されていましたが、さすがに今回はそこまで手は出せませんでした。

    NWN33Sにもノイズアイソレーションイヤーピースを購入して装着していましたので(本ブログを参考に購入しました)、EX600もノイズアイソレーションイヤーピースとの組み合わせで試してみようと思います。

    ノイキャンとの差がどう感じられるか楽しみです。出張時に初めて機内でA847のデジタルノイキャンを使ったときは、あまりの威力に脱帽な感じでしたが、シーンによって使い分ければ、それぞれの環境で最適な音を楽しめそうですね。

    またイヤフォン、ウォークマンの情報も楽しみにしています!

  4. B より:

    おお、さっそくご購入とは恐れ入りました(^^;;
    EX600 どうでしたか?満足できるクオリティだと良いのですが。

    個人的には EX600 以上のヘッドホンだとウォークマン側の性能の差が気になってくると思います。
    私はこの秋に A860 シリーズの次のが出たら買い換えようかと考えています。

  5. ELELUKU より:

    こんばんは。よいです!EX600。購入してよかったです。
    ただ、数年間ノイキャン慣れしていたので、電車内での遮音性は思ったより低い感じでした。透明感のある澄んだ音というのが第一印象です。それに、本当にきれいな筐体デザインですね。見ていても飽きません。
    A860の次、気になりますね。私も同じような流れになるかなあ。ありがとうございました。

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