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神奈川県川崎市新丸子のクリームあんみつ

「多摩川を越えれば新丸子か…静かすぎず、騒がしすぎず。こんな町が居心地良い」

昭和堂

昭和堂

というわけでこどグル Season2 聖地巡礼、なぜか甘味パートから順に攻めていますが(笑、今回は新丸子の甘味処「昭和堂」を訪れてみました。
もうね、見るからに「いかにも昭和って店だ」というたたずまいで、懐かしさを感じます。子どもの頃、実家の近くにもこういう店があったような、なかったような。むしろなかったとしても懐かしく感じてしまうのが、日本人ってやつなんでしょう。

昭和堂

軒先のガラスケースにはいかにも手作り感満載の和菓子が陳列されています。上品に気取りすぎていないあたりが却って美味しそうで、しかも安い(!)。

カウンターは基本的に無人で、大声で呼べば店員さん(おばちゃん…というより、私から見るとおばあちゃん)が出てきてくれるという。

昭和堂

販売だけでなく、店内は甘味処になっていて、ショーケースにはサンプルが処狭しと並べられています。下段のかき氷とか氷おしるこのボリューム感がなんだかすごいことになっちゃってるんですけど(笑


昭和堂

中二階に甘味処がある店内はちょっとした不思議空間、とでも言えば良いんでしょうか。ここだけ 30 年前から時が止まったかのような空気感を醸し出しており、窓の外には新丸子の街並みが望めます。まあ街並みと言ってもドラッグストアとカラオケボックスだけどな!(ぉ

昭和堂

メニュー。これがまた良い味出してます(笑。軽食としてなぜか赤飯と味噌汁があったり、温かいお飲み物の中にあま酒があったり、それにおしることかあべ川とかいそべ巻きとか、ぐっとくるじゃないか。

でもここは初志貫徹でクリームあんみつを頼みます。頼んだ瞬間、店員さん(おばあちゃん)に「ドラマ見て来たの?」と訊かれたので「あ、はい!」と答えたら「やっぱり!」的な笑顔で無言で指さされたんですけど(;´Д`)ヾ。ドラマ放送後、普段はまず来ない若い男性客がよく訪れているそうで、わざわざ千葉から来た人もいたとのこと。まあ私も Season1 のお店探訪で千葉まで行ったけどな(ぉ

昭和堂

少し待つと、クリームあんみつが出てきました。器の中は宝石箱、これぞ甘味の王道。っていうかクリームあんみつなんて食べるのいつぶりだろうか、っていうか食べたことあったっけか(笑

昭和堂

ほ~、アイスクリームタイプか。
う~ん。とろけるようなのもいいが、このしっかりタイプのアイスも、悪くない。

昭和堂

う~ん。こいつもしっかり、豆豆しているぞ。しっかり豆だ。
リンゴはちゃんと、ウサギさんだし。
桃缶のこの甘ったるさが、こういう店ではしっくり美味い。

昭和堂

あんみつってどうしても上物の派手さに引っ張られがちなんですが、基本はこの豆と寒天なんですよね。これが変に気取ってなくて、懐かしい感じの味でいい。
そしてこの鼻から抜ける濃密な香りは何だろうと考えてみたら、そうだ、黒蜜だ。

あんこ(ここではアイスクリーム単独で代用か)と、蜜豆で、あんみつ。
確かに。

この蜜が黒蜜なのがまたいい。
食べ進めるうちに混ざって味が変わっていくのもいい。

いやあ、美味しかったです。
甘いものが苦手な私でも、フルーツの甘みと黒蜜の甘みはちょうど良かった。

で、「この後、三ちゃん食堂にも行くの」と訊かれたんですが、行きません(;´Д`)ヾ!!!…今日は(ぉ。

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