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F1 2013 年新車発表スタート

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2013 年シーズンの新車発表、まずはロータスから始まりました。

パッと見の印象では昨年の E20 から大きな変化は感じられません。まあ冬季テスト中にどんどんアップデートが施される前提で、新車発表時の仕様にどれほどの意味があるのか、という議論もあるでしょうが、今季のようにレギュレーションの変更点が少なく、またオフシーズンが短い状況であれば、少なくとも開幕からヨーロッパラウンド前までは基本的にこのパッケージで戦うことになるでしょう。
この E21 は昨年の終盤アブダビ GP で優勝した後期型 E20 の正常進化形で、さらにトレンドのコアンダ・エキゾーストを搭載してきており、ベースラインのパフォーマンスがある程度保証されていると言って良いでしょう。昨年以上にレッドブルやマクラーレンと互角の戦いを見せられる可能性を秘めたマシンだろうと思います。そういう意味では、今季は昨年以上に混戦になる可能性も高い。トップチームでのドライバーのシャッフルはハミルトンくらいしかありませんでしたが、逆に熟成されたシーズンになりそうです。

このマシンを見て気がつくのは、カラーリングの「赤」が占める面積でしょうか。これはスポンサーであるトタルのイメージカラーで、つまりはフランスマネーが増額されたということ。グロジャン残留との関係性がここから推測できますね。そしていつの間にかフランスのニコラ・プロスト(アラン・プロストの息子)が開発ドライバーの座についているじゃないですか。
今さらこれで可夢偉のシートが…というつもりはありませんが、オールドファンの感傷としては、せっかくニコラ・プロストがここまで上がってきているときに、いっぽうのブルーノ・セナがウィリアムズのシートを失い、今季の F1 ドライブに黄信号が点っているというのは何とも残念な限り。まあ、この二人が F1 でチャンピオン争いをする可能性は高くはないでしょうが、もう一度「セナ・プロ」の名前を F1 のグリッドで見たかった気はします。

ともかく、この後 1 週間ほどの間でマクラーレン、フェラーリ、フォースインディア、ザウバー、レッドブル、メルセデス、と立て続けに新車発表が予定されています。開幕戦のレッドシグナルが消えるまでは真の勢力図は見えてこないとはいえ、マシンのデザインから想像するだけでも楽しいもの。注目していきたいと思います。

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